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#10 孤高の写真家 Vivian Maier・人生を語るフランス語

stand.fmで紹介した言葉と収録内容の概要です。
音声はこちらからどうぞ 
https://stand.fm/channels/5fafb858c646546590cea001

Youtubeでもお聞きいただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=xpxH9m5_8YQ

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Autodidacte, Vivian a passé 50ans de sa vie à photographier quotidiennement.
Pourtant, elle n’a jamais montré ses photos.
Pourquoi ce mystère, on sait encore peu de choses d’elle…

Secrète, solitaire, obsessionnelle, asociale, on lui connait aucune relation, très peu d’amis.

Seulement la photo semble lui d'avoir permis de s’exprimer, comme protégée par son appariel…

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独学で、ヴィヴィアンは50年間、毎日のように写真を撮り続けました。
けれど、誰にもその写真を見せることはありませんでした。
どうして、こんな謎めいたことがあるのでしょう。
彼女についてわかっていることは、まだほんの少しです。

不可解で、孤独で、マニアックで、人との交流がなかったヴィヴィアン。
彼女の知り合いはまったくおらず、友達もほとんどいません。

唯一写真だけが、彼女の自己表現を可能にしたようです。まるで、カメラに守られているかのように。

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この言葉は、アメリカ人の写真家 Vivian Maier を紹介した動画の抜粋です。

2007の冬、シカゴで競売にかけられた写真のネガを買った、アメリカ人の若い男性、ジョン。
現像したそ写真の魅力の虜になり、彼は写真を撮った人を探し始めます。

2009年に、Vivian Maierという女性を探し当てますが、Vivianはその時83歳で、ほぼ同時に亡くなります。

NYで生まれ、子供の頃に親に見捨てられ、一人で生きてきたVivian。
乳母の仕事をしながら、遺産相続で得たお金でローライフレックスを買い、写真を撮り始めます。

世話をする子供達を散歩に連れていくときにも、行きかう人々を撮影します。ニューヨークで、その後移り住んだシカゴで。

誰かに教えてもらうことなく、独学で身に着けた写真の撮り方。
被写体に静かに近づき、ちょっとしたしぐさ、様々な感情の瞬間、ほんの一瞬に起こったその瞬間を、独自の視線で撮り続けました。
83歳で亡くなるまで、その膨大な写真は人の目に触れることはありませんでした。ジョンが彼女を探し当てたことで、日の目を見ることになります。

数か月前に、偶然、動画を見て彼女を知り、その写真と彼女の人生に心を揺さぶられました。

静かな音楽と共に流れる彼女の様々な写真、そしてフランス語の説明文が美しい動画です。

Vivian Maier, la super nanny de la photo - Histoires d'art  CulturePrime


現在、パリのリュクサンブール美術館で、来年の1月中旬まで、彼女の写真展が開催されています。

Exposiiton Vivian Maier
Du 15 septembre 2021 au 16 janvier 2022 MUSÉE DU LUXEMBOURG
https://museeduluxembourg.fr/fr/agenda/evenement/vivian-maier




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