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クライアントのせいにするクリエイターよ!

お世話になります。てっぺいです。

最近は、このクソ暑さにやられ、寝付けぬ夜が続き、ついつい朝寝坊してしまいます。
すいません。自堕落を夏のせいにしました。

基本的に、どんなことも考え方次第で何かのせいに出来るなぁと思います。

僕が背が伸びなかったのは、面白すぎて成長期に夜更かしさせた内村プロデュースのせい。
僕が天邪鬼な性格なのは、「周りの言うことに屈したらいけない」と歌ったカーティス・メイフィールドの曲を思春期に聴いたせい。
僕がダイエット中なのについつい間食してしまうのは、旨すぎるミーノを作ったカルビーの企業努力のせい。

コンプレックスや悩みの原因を何かに託すと、楽に生きられるのでオススメです。

だけど、「〜のせい」にするのはやめた方がいい3つのことがあります。

・親のせい
・環境のせい
・クライアントのせい

親のせい、環境のせいは、ネガティブな感情に支配されてハッピーじゃないのでやめた方が良いと思うのですが、

今回は、「クライアントのせい」にするのをやめた方が良い理由について語ります。

クライアントから依頼を受けてクリエイティブを制作するということが多い広告業界では、「酷いクライアント」「バカなクライアント」「鬼クライアント」の無茶振りのせいでクリエイティブが台無しになった。
という話をよく耳にしますが、

僕は、そんな鬼クライアント、実はいないんじゃないかなと思っています。

なぜなら、クリエイティブを作る際には必ず目的があるので、たとえ無茶振りされても、それが目的を達成する上で不毛な無茶振りなのであれば、それに対するデメリットを語りキチンと議論をすれば、納得してくれるに決まっているからです。

まぁ、資金が余りすぎで予算消化の為に道楽でクリエイティブを作っている場合や、「関わる人、皆困らせよう」という企業理念を掲げているクライアントであれば話は別ですが。

それなのに、なぜこんなにも身の毛もよだつ鬼クライアント恐怖体験談が各方面から続々と聞こえてくるのか、原因を考えてみましたが、

結局のところ「鬼クライアント」は制作者たちが作り出す架空の生物なんじゃないかなと思います。

打ち合わせから帰ってきた窓口担当者が、
「企画内容も提案も完璧だったのに、クライアントの無茶振りで全てちゃぶ台返された!これでは僕らのクリエイティビティは活かせない!」と、自分の実力不足を棚に上げ、クライアントのせいにする。
その話を担当者から一方的に聞いた制作チームは、鬼クライアントと戦って傷だらけになって帰ってきた(ように見える)仲間に同情して「ほんと最悪のクライアントだな」と共感し、一緒になって怒り出す。
こうして「鬼クライアント」がクリエイター自身により生み出されているのではないでしょうか。

しかも、この「クライアントのせい」にするという行為は、無自覚で行なっている人がすごく多いです。
なぜか悪いクライアントによく当たるなという自覚がある方は、シンプルに、「想いや意図を伝えられなかった」もしくは「間違っていることを指摘する勇気がなかった」というだけかも知れません。

冒頭でも語った通り、失敗の原因を何かに託すのは楽ですが、多くの人が関わるプロジェクトで楽をするのはただの責任転嫁です。
なので、もし失敗しちゃった時は、「クライアントのせい」という言い訳ではなく、まずは自分がやるべきだったことをしっかり省みることをオススメします。




というような話を笹塚のデニーズで熱心に語っている人がいたので、盗み聞きしてブログを書きました。これは全てその人の見解です。
クリエイターの皆さん、僕は実際に無茶振りしてくるクライアントもいると思いますよ。


最後まで人のせいにしてしまいました。すいません。

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