タイトル_01

正論は、武器ではありません。

お世話になります。てっぺいです。

先日、取り憑かれたように映画を1日で7本観るという休日を過ごしました。

観た映画は、
エドガー・ライト監督作『The World's End』
フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督作『21 Jump Street』
三木聡監督作『インスタント沼』『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』
そして、是枝裕和監督作『奇跡』『海街diary』『そして父になる』『万引き家族』です。
ひとつの映画の感想も消化しないうちに立て続けに7本連続で観てしまう無粋な鑑賞スタイルでした。

中でも、映画『万引き家族』のあるシーンを観て感じたことがありました。

劇中で、刑事が信代(安藤サクラ)におかした”間違い”について問いただすシーンがあります。
これが、観ていて本当に苦しくて仕方なかった。
言ってることは本当に正しいんです。
非の打ち所が無い圧倒的な正しさ。
でもそれが辛い。だから辛い。
胸が締め付けられました。

もちろん、人間の業を全て肯定しては日常生活は送れないし、正しさを主張することは”正しいこと”です。
でも正論を振りかざし相手を言い負かそうとすることは暴力です。
私たちは、無自覚に、時に意識的に、あの正しい刑事と同じく、正論をぶつけて安藤サクラを泣かせてるのではないでしょうか。

正論は武器ではありません。

正しいことを言う時は、気を付けなくてはいけません。
正しいことこそ人を傷つけます。

Blu-ray / DVD、Amazonプライム等も解禁したので、
あの辛い取り調べシーンも含めて、映画『万引き家族』は必見です。


ちなみに、休日に観た映画をちゃんと数えたら8本でした。
正しくなくて、ごめんなさい。

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