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22歳無職、厄年では無い。


今、まさかの無職の22歳。

芸人をやる為に上京して、3週間。
とりあえず自分が試験に合格した資格を活かせるバイトを探しているが、その資格は免許申請を済まし手元に免許が届かないと何もできない制度だった。
試験に受かっただけではダメ。
手元に免許が無いと働けない。

免許は郵送されて来るまで2ヶ月程かかる。
その結果、とりあえず無職。


だけど何故か全く焦ってない。



先日、母が上京した息子の様子を伺うために家へ訪ねてきた。
上京してまだ10日しか経ってないのに。
母のキャリーケースからは、フライパンや冷凍してきたパエリア、洗剤が入っており、母ごと直々に仕送りされて来た。

そして驚いた。母が僕に家賃4ヶ月分を賄えるぐらいのお金を渡してきたのだ。

「なんで?どう考えても貰いすぎでしょ」

と、言うと、母は

『お笑いライブに出るにもお金がいるでしょ。東京で色んなものを見に行ったりすればいいじゃん。芸人の下積み貧乏暮らしが悪いわけじゃないけど、少しぐらいはウチにもあるんだから、経験に使いな』

著書「成り上がり」にて矢沢永吉さんは、矢沢さんのお母さんが、息子のためにお金を貯めてきたにも関わらず、一切、そのお金を受け取らなかった。気持ちだけで嬉しいと。

僕は、このお金を両手で確かに、しっかりと受け取った。

そして母が、ご飯を大量に作り置きし始める。
僕は、一人暮らしを経験すれば、たくましい男になれるものだと想像していたが母に大量のご飯を作り置きされ、お金まで工面され、結局、実家の時と何も変わっていない。
遠いところに住んでるだけのリモート実家暮らしだ、これは。

その結果蓄えがあり、しばらく仕事せずとも生きてられる状況になったのだ。上京して2週間で。


誰かを扶養する事や、守るべきものが居ないと人は、頑張る気になれない。自分の為だけに人は、頑張れないらしい。
だから東京で犬でも飼えば?と、上京する前に友達が言っていた。

それを今、モロに感じている。
東京で荘司奏多を知ってる、お客さんは居ないし何もしなければ、すべらないし、札幌にいる人達も東京にいる僕が、そこまで目に留まらないから、楽をしていても直接何かを言われることはない。
仕送りを貰えば貰うほど、ダメになってきてしまう。


その結果。現状打破で瞑想を始めるところまで来てしまった。
でも瞑想の途中で寝てしまう。


どんだけ〜。



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