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荘司なりの芸人論

「芸は人なり」
桂歌丸師匠の残した名言で、その意味は「薄情な人間には薄情な芸、嫌らしい人間には嫌らしい芸しかできないから、なるたけ正直な人間にならなきゃいけない。それが芸に出る」

蛍光マーカーで目立つように線を引きたくなる言葉だ。


アマチュアでも結果が出てなくても、お笑いを5年もやってたら自分なりの芸人論が少しは生まれてくる。

この自分が5年かけて達した芸人論が他の芸人さんに「こんなの当たり前だ」と言われるような軽いものだとしたら切ないが、荘司奏多なりの芸人論を一言にまとめると


「ディズニーキャラのようになる事」


「芸は人なり」という言葉。
「人」そのものが「芸」という意味を自分の中で咀嚼して飲み込んだら「ディズニーキャラのようになる事」になった。

それは自分がスペースレンジャーだと言い張るボケがいて、俺たちは、おもちゃだと訂正するツッコミがいて、その2人が揃うと常に会話が漫才になるような、2人の成り立ちやバックボーンから生まれてくるボケとツッコミ。

しかも、それぞれに見た目や性格が魅力的で、そのキャラクター自体を好きになってもらえると、観客も楽しみに、そのキャラクターの「人なり」を観に来るのだと思う。

トイストーリーに限らずともディズニーのキャラは、みんな魅力的で人気者ばかりだ。


僕も好きな芸人がいて「今日は好きなネタを披露してくれるから見たい」というより「あの人を見たい」から劇場へ足を運ぶ。

そんな芸人になっていきたい。

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