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イタリアのドラマ 「DOC あすへのカルテ」

日曜日の夜は毎週NHK放送のイタリアのドラマを録画して観ています。
「DOC あすへのカルテ」
病院が舞台の医療ドラマではあるんだけど、ちょっとサスペンスの要素も入っていたり、医師と患者、患者と家族、医療者同士など、いくつもの人間ドラマが同時進行的に描かれていて、予想を超えて良いドラマでハマりました。本国でも大ヒットらしく、日本をはじめ外国でも放送されているようです。

舞台はミラノの大病院。
医療ミスで息子を亡くした男性に頭を打たれて、12年間の記憶を失ったアンドレアという医師が主人公。実話を元にした小説がベースになっているそうです。
その12年の間に息子を失って、妻とも離婚、同僚の医師と付き合ってたのに全く覚えていない。小さかった娘はいきなり大きくなっている。
こういう状況が実際にあったら、想像するだけでかなりショック。
そこから自分を取り戻し再生していく姿を軸に、罠にハメようとする人間も描きつつ(でもただの悪人ではなく)、毎回1時間で2組の患者の人生、それぞれの医師たちのあれやこれやのドラマが進んでいきます。

ふと気づいたのだけど、場面の切り替えがとても多い気がします。
メインの話の周りにも、舞台になっている内科の医師たちのそれぞれの物語や感情があって、脇役の存在感もしっかりあるという感じ。
でも散漫にならずにしっかりまとまっていて、毎回見応えがあります。

とにかく、人間模様がいろいろ切なくてね(涙)。

前半の流れを5分でまとめて説明した動画が。

イタリアの連続ドラマが日本で放送されるのはたぶん初めてではないかと思うので本当に嬉しいです。
強いて言えば、60年代~にトッポ・ジージョというネズミのキャラクターのイタリアアニメをやってましたけど、知ってる人はある程度の年代ですよね。

できればイタリア語聞きたいけど、と思ったら初回1話だけ期間限定でYouTube で見られました。NHKで放送されなかった細かい部分もカットされていないみたいです。
1話めは特に重要なので、興味のある方はぜひ。

このなかでいつも、なんて綺麗なんでしょ~と見ているのが、シルビア
・マッツィエリという俳優さん。
今月で30歳みたいで、去年出産しているらしい。
イタリアに初めて行った時から、美男美女度が高くてびっくりしたけど、街中でも絵画から出てきたみたいな人がいます。

今度の日曜日がシーズン1の最終話のようだけど、シーズン2も是非放送してほしいです。

「DOC」の前に放送されていたパリが舞台の警察物「アストリッドとラファエル」も観ていました。
フランスの刑事ドラマなんて珍しいので見てみたけど、主人公のひとり、警察の文書係のアストリッドがアスペルガー症候群で、どういう時にどんな状況になるのか、社会で人と関わりながら生きていく中での困難さなども描かれていて、とても興味深かったです。
そちらのシーズン2が今年春以降にあるよう。
Eテレのフランス語講座で、「アストリッドとラファエル」の中からセリフを抜き取って教えるコーナーがあったので、春からのイタリア語講座でも「DOC」のセリフを取りあげてほしいものです。


今日の見出し写真は、以前にも使ったミラノのドゥオモの写真を切り抜いてごまかしました。ミラノの写真がたいして無いもので。。。

書くこと、描くこと、撮ることで表現し続けたいと思います。サポートいただけましたなら、自分を豊かにしてさらに循環させていけるよう、大切に使わせていただきます。