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マイドフルネスとモンキーマインド

最近、朝起きてからマインドフルネス瞑想をやってみています。

もともと起きたときに呼吸瞑想はよくしていたのですが
なんとなくyoutubeで開いてみた誘導瞑想の動画が、たまたまマインドフルネスの誘導でした。

落ち着いた男性の声で、間の取り方や、言葉の使い方などもいい感じだったのです。
誘導の言葉って意外と引っ掛かりがある事があったり
どうもしっくりこない声の人もいるので
なかなか合うものに出会わなかったりします。
別に誘導がないとできないわけではなくて、静かな音楽でもあればできるのですが、やりやすいのでyoutubeをよく使います。

山下歩さんという方の動画ですが、その中の説明によると
「マインドフルネス瞑想は、注意をある一点に集中することによって、普段絶え間なく活動しつづけている思考や感情、記憶などの心の働きを沈めます」
とあります。

マインドフルネスという言葉は、一時期ものすごくよく聞きましたね。
私はあまり気にしてなくて、食べてる時は食べものに集中するとか、そんなことなのかなと思っていました。
でも少し違っていたかもしれません。

マインドフルネス=瞑想、というイメージでビジネスマンなどに広がったらしいですが、そうではないということです。
たまたま読んだVOGUE JAPANのweb版に、脳科学者の中野信子さんの記事が載っていて、そのなかにマインドフルネスについての説明がありました。

マインドフルネスの本来の意味は非常に単純で、「自分が今やっていることを常に気づくようにしていこと」。今ここに座って話をしていますが、話しているうちに話していること以外にも気が回って「あ、気温が低いな」とか「あ、口が乾いたな」と思う。(・・・)一人の自分を別の視点から客観的に見ることがある。でも、私たちは普段、そんなふうに自分を外側から見ることをほとんどしていません。だからこそ、自分のことを観察する視点を育てましょう、と考えるのが、本来のマインドフルネスなんです。

VOGUE JAPAN「中野信子に聞く、直観力の正体」(2020年2月15日)

中野さんは「私たちは普段、そんなふうに自分を外側から見ることをほとんどしていません」と仰ってますが・・・

私、それ、けっこうやってますけど。
ちょっと客観視しすぎなとこ、あります。

mindfulとは本来、無になることではなく、「注意とか気をフルに働かせている状態」だそうです。
インタビューの中に「海外の概念を日本で流行らせて一儲けしようとした人が「禅」と結びつけたのでしょうが」とあって可笑しいですが、マインドフルネスでも「無になる」ことに通じることがあるそうです。
それは、

「ジャッジしない」ということ。「あの人が消えてしまえばいいのに」と思っているなら、「そんな考えは悪いものだから消そう」とするのではなくて、「自分はこう思っているんだ」と気づき、認めることがマインドフルネスです。

VOGUE JAPAN「中野信子に聞く、直観力の正体」(2020年2月15日)

今日の投稿は、マインドフルネス瞑想と、モンキーマインドと呼ばれる心の動きについて書こうと思ったのに、
中野さんの記事を引用したら、なんだか話が膨らんでしまいました。

とりあえず、瞑想に話を戻すと。

瞑想していると途中で、「今日はあれしなきゃ」とか「昨日はああだった」とか自分の勝手な妄想、空想とか
思考がふわふわとどこかに飛んでいくことがあります。
これ、しょっちゅうやりますが
「おっと、思考が飛んでったな」と気づいて、意識を身体のほうに戻すのがマインドフルネス瞑想らしいです。

この、ふわふわ飛んでいったり、突然暴れたりする思考が、モンキーマインドというものらしく
四六時中あーだこーだと頭のなかでやってるアレのようです。

いろんなことを考えるのは悪いことではない、
でも、そういう思考によって疲れたり、不安が増殖したり、悪くすると病気を引き起こす原因になったりもするので、しつけることが必要なんですね。
それを瞑想でやるということ。
瞑想って筋トレみたいなものらしいので。

瞑想やモンキーマインドについてのわかりやすい説明と
5分間のお試しマインドフルネス瞑想が体験できる動画です。

すごく落ち着いた声の人だと思ったけど、けっこう若い人でした。
5分間、試してみるのもいいかもです。
もしくは上に貼った15分の誘導もおすすめです。

うつやPTSDでは、脳の海馬のという記憶を司る部分が委縮するそうなのですが、瞑想をすると海馬の神経細胞が増殖することがわかっているのだそうです。すごいですね。
ただし精神科等通院している方は念のため、瞑想することを医師に相談するほうがよいそうです。

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