5月28日 アウェイ ロアッソ熊本戦 VF甲府 選手採点
大木監督率いる熊本との一戦がやってきました。
ある意味“甲府ダービー”とも言える試合です。
“クローズ”して縦に追い越してくるサッカーが見れるのか、楽しみにしていたこの一戦は、セットプレーから甲府の先制という形で始まりました。
リラ 6.5
待望のセットプレーからの得点はリラの頭から。
前半はサイドに流れてパスワークに参加した。
後半はいつもの中央で競り勝って起点となる動きを担う。
鳥海 6
プレスバックで2度ピンチを救った。
前線で背負いながらキープするシーンが複数回あった。
センターバックを背負った場面もあり、速さだけでなく強さも見せた。
宮崎 5.5
3人引きつれてのドリブルや、枠内へ飛ばした強烈なヘディングシュートに関口への絶妙なスルーパスなど、攻撃ではアグレッシブな持ち味を発揮。
PKを貰えなかったのはアンラッキー。
失点シーンでは、マークの受け渡しの判断を間違えて、そこを起点に崩されてしまった。
ウィングの選手にそこまで質の高い守備を求めるのは酷かもしれないが、甲府のサッカーでは継続して狙われるポイントなので、是非とも整理してもらいたい。
小林岩魚 5.5
相手が最終ラインの裏をねらうロングボールの意識が高かったことから、積極的に攻め上がれず、得意のクロスは限定された。
松本凪生 6
攻撃時には高目の位置を取り、スルーパスやシュートを試みた。
リラの先制点をお膳立てしたコーナーキックでアシスト。
攻撃時に高めの位置へ移動する際に、もう一歩早く移動したかった。
石川 6
最終ラインまで下りてビルドアップを担った。
相手のボランチの視野が広く、かつ足元も上手かったため、いつものような先読みした守備を外されるシーンがいくつかあった。
特に河原選手と石川のせめぎ合いは見ごたえ十分であった。
57分にフェイントを入れながら裏に抜け出して宮崎の決定的シーンを作り出した。
失点シーンでは、宮崎がサイドの選手へマークを切り替えて、宮崎の背後をボールを出した選手が走り抜けており、石川が自分のマークとその選手の2枚を見なければいけない状態になった。
数的同数で崩されたのは悔しいが、相手の崩し方が見事。
関口 5.5
少しコンディションが上向いたように見えた。
まだ視野が狭い場面もあったが、左足で可能性のあるクロスを入れたり、リラへ浮き球のパスで決定的な場面を演出するなどプレーに余裕も出てきている。
守備時には帰陣が遅く、見えてるエリアと選手のマークが間に合っていないシーンがあったので、質を上げていってもらいたい。
須貝 6
序盤からポケットまで侵入したり、縦パスを差し込んだり、積極的な姿勢で試合に入った。
失点シーンではボールウォッチャーになっているので、須貝の背後に居た関口か、河田が須貝の背後に1枚いることを教えたかった。
クロスが比較的緩かったので、防げた失点。
失点後に「あー、裏に1枚居たんかー」って感じのリアクションしてるので、須貝も帰陣する際に一度首を振りたい。
その後の57分に作られた相手の決定的シーンでは、須貝が首を振って背後の敵を認知してバイタルエリアに全力で戻ってケアしている。
本来サイドバックの選手なので、大外をケアすることが多いため、自分の背後から入ってくる選手をケアする習慣はあまりないかもしれないけど、わずか数分で自分のプレーをブラッシュアップした。
本当に素晴らしい。
浦上 5.5
69分や73分のように、プレスがハマりかかっても浦上が外してビルドアップが始まる場面が増えて来た。
リーグ序盤にはあまりなかったプレーなので、引き出しが増えている。
54分に松本に出したパスがピンチを招く危険なプレーとなった。
低い位置からの球出しになる場合は、中よりも外を選択してほしい。
林田 6
逆足でのキックが光った。
38分にはピンポイントで宮崎に通し、65分には引っ掛かってしまったが、長谷川を狙う線を引くようなライナーのパス。
左足で効果的なキックができる選手は少ないので、今後チームの武器になると思います。
河田 6.5
失点を防ぐセーブが2つあった。
負け試合を引き分けにしてくれた。
長谷川 6
試合を決めるために投入され、左サイドを活性化させ惜しいチャンスを複数作り出すも、1点を捥ぎ取るまでには至らず。
荒木 6
長谷川と共に左サイドを活性化させ、押し込むも得点を生み出すことはできなかった。
山田陸 5.5
中盤の主導権を握ることを求められたが、少し体が重いように見えた。
河原選手が攻撃のアングルを変えてくるため、的を絞った守備を敷きにくく、手を焼いているように見えた。
三平 出場時間短く笑い無し
中山陸 出場時間短く笑い無し
総評
難しいゲームでしたね。
共にやりたいことが完遂できずにモヤモヤしたまま試合が終わったように感じました。
後半が本来の熊本さんの姿だと思いますが、やはり選手が縦にドンドン出てくるのは迫力がありました。
負けなくてよかったというのが正直な感想です。
守備陣は奮闘してくれましたが、最近1点しか取れていないのが少し寂しいですね。
決定的なシーンは複数作れているだけに、やはり最後の仕上げの質を高めていってほしいと思います。
次節は、下位に沈んでいるとはいえ、天皇杯で町田を破って調子が上向いている岩手さんになります。
ワントップのブレンネル選手のフィジカルは強烈で、中村選手のキックは非常に正確です。
甲府の守備陣がどのように彼らを抑え込むかがポイントになりそうです。
特に出場停止空けのノリックには期待しています。
彼らを抑え込むにはノリックの高さと、プレーエリアを押し込むロングボールが有効でしょう。
頑張れノリック!
退場の悔しさを晴らすんだ!
天皇杯の勢いを継続して、久しぶりの勝利を待っています。
頑張れ!
甲府!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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