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不登校のときに家族にしてほしかったこと

先日、母に「私が自分の殻にこもっているときに、困ったこと」を尋ねてみました。一番困ったことは、「どのように接したら良いのか分からないこと」、「人に相談できなかったこと」だとのことでした。
なので、不登校や引きこもりだったときに家族にしてもらいたかったことをお話しします。

向き合って対話をしたかった

私の両親は共働きで、バリバリと仕事をしており、金銭的に困った経験は一度もありませんでした。むしろ、都心に100坪を超える一軒家を構える裕福な家庭で育ちました。

しかし、父はお酒に呑まれるタイプで、怒りのままに暴力をふるったり、暴力を教育や躾の一環だと勘違いしている人でした。それらに加え、子供と話したり、コミュニケーションをとることも少なかったため、私にとって父は「気分を害したら、殺してくるかもしれない恐怖の対象」でした。

母は愛情を一所懸命に注いでくれていました。しかし、仕事も忙しく、兄弟も多かったので、放置されがちでした。

自分の殻に閉じこもっていたときは、頭の中がグチャグチャで余裕がありませんでしたが、今思えば、「幼い頃から、対話が無いため社会とのつながり方や自分の心の整理の仕方がわからず、混乱しており、あらゆることに、どう対処してよいのか分かっていなかった」と思います。

ここでお話しする「対話」とは私にとって、ただの会話ではなく、心が通い合う言葉のやり取りです。

例えば、子供が学校から戻って「楽しかったか」といったハイかイイエで答えるしかない聞き方ではなく・・・

  • どんなことがあったのか

  • どう感じたのか(感情整理の手伝い)

  • 次はどうするのか(行動整理の手伝い)

  • 私ならどうするのか(アドバイス)

など、心の内側を整理整頓し、人生の先輩として道を示すような対話をしてみてください。

もちろん、すべてのケースに当てはまることは無いかと思いますが(中には両親からのアドバイスがムカつく年頃の方もいると思います)、少なくとも私は、幼い頃から両親と対話をすることができていたら、よかったなと思います。一例として参考にしていただけると嬉しいです。

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