📚「好き」の因数分解 / 抽斗のなかの海
最果タヒさん 「好き」の因数分解
(この展示とてもすきだった)
最果さん、詩を読んだり、展示はみたことがあったけど、本は読んだことがなかった。
「好き」の因数分解 を読んで、もっと最果さんの文章が読みたくなりました。
この本も、何度も繰り返し読んでいます。
最果さんが好きなことについて語っている本。
図書館でぱらぱらと見たときに
ブランキージェットシティ をみつけて
あ、ブランキー好きなんや!同じ!と思い、
野外フェスの項を読んで、その捉え方すごいわかるな、、と思って、この本を借りました。
全部読んでいくなかで
それでも町は廻っている、石黒正数さんの別作品「外天楼」について書かれている項にあった
石黒さんの作品には、読者の「読むことの楽しさ」への徹底した応答と、信頼があると思う。 読者とは決して、受け身なだけではない。 (以下略)
この行を含めた6行くらいにぐっときた。
本を読むということは、どんなにこちらが共感したり、心動かされたりしても、所詮一方通行な行為だと思っていたので。
信頼という視点は頭になかったので目からうろこが落ちた気持ちだったし、その後、読む本の捉え方がいつもとすこし違う気がする。
そして前回の記事にも書いた
朝吹真理子さん 抽斗のなかの海
コトゴトブックスで買って、届いてすぐ読んだ冒頭の書き下ろし「信号旗K」
この信号旗Kに、きっと導かれたわたし。
書き手さん側の気持ちもこの書き下ろしで少し知れたこと、なんか嬉しくなってインスタのストーリーにupした。そしたらコトゴトブックスさんがリポストしてくれて、朝吹さんにもリポストいただいた。びっくりした。
一方通行じゃないんだなとじんわり嬉しくなりました。ありがとうございます。
連休も活字とともに過ごす予定です📚