色が付く

何も感じない毎日でした。

朝起きて、着替えて、ご飯を食べて

仕事に行って、愛想笑いをして、お昼ご飯を食べて、

決められた時間まで仕事して、帰りに買い物して

家に帰って、ただぼ〜っとする。

夕飯を食べて、お風呂に入って、いつもの時間に寝る。

生きてるだけで幸せだと言われても、仕事があって帰る家がある事が幸せだと言われても、五体満足である事が幸せだと言われても、私には分からなかった。

私の世界には色がない。

私の人生に意味はない。

私の人生には価値が無い。

私の望みは何もない。

私はただ生きているだけ。死の恐怖は無いけれど、死にたいとは思ってないから、ただ繰り返しの毎日を生きてるだけ。

そんな毎日を積み重ねて行くだけだと思っていた。

アナタに会うまでは。

アナタに出逢って私の世界は変わりました。

朝起きた時にアナタにLINEするのが嬉しくなりました。

アナタの返信が楽しみで休憩時間が待ち遠しくなりました。

アナタに逢いに行くのが楽しみで、終業時間が待ち遠しくなりました。

アナタが夕飯に何を食べるのか気になり買い物が楽しくなりました。

アナタとの会話を長引かせたくて、色々な話題を探す為にTVや携帯を見るようになりました。

アナタとずっと一緒にいたくて、健康にも気を付ける様になりました。

知っていますか?アナタが私の人生に色を付けた事を。

知っていますか?アナタが私に生きる理由を与えた事を。

知っていますか?アナタが私に生きたいと思わせた事を。

アナタが、私を見つけたのか。私がアナタを見つけたのか。

どちらでも構わない。

私と言うキャンパスにアナタという色がある。

これから先の人生でどんな絵が出来上がるのだろう。

その絵が出来上がるまで、私はアナタと生きていきたい。

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