コウダイ
記事一覧
今日見た不思議な景色4
週に1度7:00に家を出る。いつもは2~4時間遅い。この日だけはまともな人の気分になるけど、この生活を半年ほど過ごしていると、街中を歩く人の中から僕のような人を見分けが着くようになってきた。少しだけワクワクしてたり、過剰に嫌がっていたりしてるように見える。
今日はやけにキョロキョロしてる人がいた。
今日見た不思議な景色3
小雨降る21:40、自転車に乗る20歳くらいの男の子が歌っていた。ラップの曲。
今日見た不思議な景色3
電車の優先席に座るお婆さん。ウトウトしながらスマホを触る。
スニーカーを洗ったその2
3ヶ月ぶりにスニーカーを洗った。忙しかったからいつもより洗う頻度が落ちた。この3ヶ月ほぼ毎日7千から1万歩程度歩いていたので、いつもより汚れている。靴底を見ると親指の付け根の所とかかとが特にすり減っていた。 左は穴が空いていて、右はもう少しで穴が空きそうだ。
明日の朝までに靴が乾いてたら、新しい靴を買いに行こう。乾いてなかったらもう少しだけこの靴を履こう。
今日見た不思議な景色2
この2年ほど眠りが浅い。3時に停止するように設定したクーラーの停止音で毎日起きてしまっていた。それ以降、一旦3時に目が覚めてしまう身体になった。
ここ2~3ヶ月はこの時間が案外好きだ。この時間に起きると、開放している窓から月が見える。眠気まなこな上にメガネは外している。月の輪郭はぼんやりしていてほぼ毎日満月に見える。
今日見た不思議な景色1
コインランドリーを出ると8bitの不思議な音楽が聞こえた。その音の張本人は坊主の男の子、恐らく6、7歳で、彼の持つ見たことの無い機械が曲を奏でている。後ろには2メートルほど距離を空けて、彼を追う妹がいた。僕が自動販売機でコーヒーを買っているの様子を、彼女はまじまじと見ながら兄の背を追った。僕はタバコを吸いに駐車場へ向かうと、その兄妹が墓地の入口にある地蔵に手を合わせていた。あの8bitは墓地を抜け
もっとみるたぶんラストショット
目的地まで電車で1時間半かかるので映画を見る。秩父を舞台にしたアニメ映画でこれからその近くに行くのかと変な気持ちになる。作中で主人公が地元を田舎だの閉鎖的だの悪く言っていた。途中、窓から緑と青しかない景色が見えた。日差しがタブレットに反射するのが鬱陶しくて向かいの席に座ったが窓の外は同じ景色だった。ここに住んでいたら映画の主人公と同じ気持ちになったのかもなと少し感情移入した。約束の人は少し遅れてく
もっとみるスニーカーを洗った。
僕は手持ちの靴は少ない方だと思う。今は革靴とスニーカーとスリッポンの3足だけ。スリッポンとスニーカーは同じタイミングで買い換えるようにしているが基本的にはスニーカーをメインに履いているので、スニーカーの汚れがだんだん目立ってくる。そういう時に思い立って洗ってみる。
靴は思ったより汚れている。靴紐だけでも洗ってみるのをオススメする。石鹸や中性洗剤でもみ洗いするだけで思ったより綺麗になる上に、紐を穴
panpanya 枕魚 感想文
「美味い魚は鮮度が命」と「絶品熟成魚」のような矛盾において、その点と点をどう結ぶかに面白さがあると思う。数世紀前は宗教、現代ではロジックが2点を結ぶ。恐らく現代人が科学や資本主義という宗教の信者になっていると言われる所以はそこにあるかもしれない。panpanyaはその点と点を結ぶのに"奇想"を用いる。
例えば、いつも宿題を忘れる生徒に怒る教師というスタート地点。池井戸潤なら教師の学内政治風景と生
僕はぽい人間になりたい vol.13
僕は「ぽい人間」だ、ものをよく捨てる人ではなく○○っぽいという意味。全てにおいて○○っぽいらしい。部屋は無印良品っぽいしコーヒーを淹れる仕草はどこかの有名な珈琲屋っぽいらしい。つまるところ、僕は誰かっぽいないし何かっぽいのだ。
ある本屋には懐かしい本や漫画を探しに来ている。ここはまさかの本との出会いがある。塾をサボって来ていたノスタルジーと知らない本に囲まれている安心感のある不思議な空間だ。最近
ぽい人間はぼくになりたい。vol.8
僕は「ぽい人間」だ、ものをよく捨てる人ではなく○○っぽいという意味。全てにおいて○○っぽいらしい。部屋は無印良品っぽいしコーヒーを淹れる仕草はどこかの有名な珈琲屋っぽいらしい。つまるところ、僕は誰かっぽいないし何かっぽいのだ。
23歳になると周りがちらほらと結婚しはじめる。親もきっと喜ぶだろうし恐らく当人達も幸せなのだろう、いいことだ。
結婚する前には互いの親に顔を合わせているんだろうけど、ど
ぽい人間はぼくになりたい。vol.7
僕は「ぽい人間」だ、ものをよく捨てる人ではなく○○っぽいという意味。全てにおいて○○っぽいらしい。部屋は無印良品っぽいしコーヒーを淹れる仕草はどこかの有名な珈琲屋っぽいらしい。つまるところ、僕は誰かっぽいないし何かっぽいのだ。
何かの歌で「習ってない歩き方で」という言葉があった。ニュアンス的にそんな言葉だった。その言葉に出会ってから僕は人の歩き方にさえ憧れを抱き始めた。
中学生の時、下駄箱が嫌
ぽい人間はぼくになりたいvol.6
僕は「ぽい人間」だ、ものをよく捨てる人ではなく○○っぽいという意味。全てにおいて○○っぽいらしい。部屋は無印良品っぽいしコーヒーを淹れる仕草はどこかの有名な珈琲屋っぽいらしい。つまるところ、僕は誰かっぽいないし何かっぽいのだ。
人間にはタグがある。商品でいうどこ產であったりいくらであったりするように、どこの国や地方出身や職種、年齢、趣味と言ったところだ。最近はそのタグに応じてメディアがネット広告
ぽい人間はぼくになりたいvol.5
僕は「ぽい人間」だ、ものをよく捨てる人ではなく○○っぽいという意味。全てにおいて○○っぽいらしい。部屋は無印良品っぽいしコーヒーを淹れる仕草はどこかの有名な珈琲屋っぽいらしい。つまるところ、僕は誰かっぽいないし何かっぽいのだ。
ちょうど1年くらい前、僕はシドニーにいた。地元にいた時と同じく窮屈さを上京して3年経ったときに感じたから、1年くらい海外生活をしてみようと思って南半球最大都市まで出たわけ