偏愛物語1 木陰編
偏愛物語と題してなぜか好きなんだよなぁと言うものをエッセイとして形にしていく。そもそも偏愛という言葉もなぜか好きなもののひとつ。意味をネットで調べると「ある物や人だけをかたよって愛すること。また、その愛情。」とある。まぁ訓読みしたのと大して差がなかったが、愛情というキーワードにハッとした。口癖のように使ってしまう言葉とは異なり、愛猫家が猫を撫でるように偏愛という言葉を私は自覚的に愛でていた。小銭で言ったら50円玉、季節で言ったら秋と梅雨、動物で言ったら猫とタヌキと魚、などと考