結局、仕事は「人」である
某インナーウェアのメーカー会社へ転職して早1年経った。
転職5回目で放浪していた私から見た会社についてブッタ斬ってみる。
【結論】
・縫製工場が殿様体質
・仕組みが整っていない
・効率が悪い
・デザイナーの仕事量の範囲が広い
・デザイナーの地位が低め
・個人プレー
・マスターパターンがない
・パターンナー
・伸寸基準がない
・外部から見た印象は良いが、内部はけっこう大変
・担当営業によって仕事のやり方が違いすぎて、スケジュール管理ができていない。
・人の使い方が下手。=教育するのが下手
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入社、3ヶ月から「WHY?」が止まらなかった。
そして、1年経った今でも「WHY?」から「この野郎!」の怒り方面へ変換されているかも。
もし自分が独立したら、絶対こんな仕組みにはしたくない。と激しく思う。
今まで経験した嫌な会社は全部、反面教師として忘れたくないし、
「あんな人になりたくないな」と思った人は数多くいた。
「もっといい方法あるのになー」
「なんでこんなにも効率悪いんだろー」
「なんで、資材の統一しないの?」
「なんで、中国工場で資材手配してくれないの?」
「なんで、パタンナーに相談しても解決にならないの?」
転職を繰り返して5社目。
無意識ながらでも視野が広くなり、俯瞰して見れるようになってきた。企業によって雰囲気や、仕事のやり方も異なる。
5社目を経験して言えること、、、
重要なのは、トップや直属の上司の考え方。
過去の職場の部長は元デザイナーだったので、デザイナーの気持ちに寄り添ってくれていたし、デザインのための経費の掛け方が尋常じゃない位バブルだった。
仕事の流れも把握しているので、今となってはスムーズだったのかもしれない。
トレンドセミナーや素材セミナーも行きたい放題。(必ずレポート提出は必要)
韓国出張も参加表明すればだいたい出張できたし、年2回はEUかNY出張も行っていた。(いい子にしておかないとなかなか連れて行ってくれない。私はゴマスリしなかったので2回しか行けなかったが。)
今の職場では、銭勘定メインで営業よりの考え方の社長なので、企画開発の地位はかなり低い。
地位も低いが、予算も低い。
予算が低いとなると、なかなかセミナーにも行けれないし、コロナでなくても海外出張も年に1回1人のみ。
現職場は、デザイナー&パタンナーの雇用形態は業務委託が多め。
ここが一番問題だと思う。
「業務委託なので契約以上の事はやりません。」
これが通用する。
大手でもないが大手企業特有のTHE・サラリーマン体質も、時々垣間見れる。
「根回し」って重要。
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悪いことばっかり綴ったが、良い所もある。
基本、あまり残業させない体質なので19時位には周りの人はいなくなるし、
私は施錠の仕方を知らないので、最後にならないようにして帰っている。
仕事のストレスでイライラしてても、17時で帰れるのでまだバランスがとれる。
転職して1年、デザイナーの業務内容がめちゃくちゃ多い。
・縫製の工程表
・パターン指示
・寸法指示、ピッチ
・FITTINGサンプル確認
初アイテムだと、ベースが無いので時間がかかる。
「縫い方、知らない!」
「工程表もデザイナーが考えるの!?指示した事ないよっ」
「え、ピッチって何cm飛ばし?!」
「縫製工場って指示待ちなわけ??!全然メールの返事ないよっ」
「この会社って伸寸基準、無いの?!なんでなんで?」
めっちゃ焦る。
今でも焦ってる。なんだこの会社?と、常に思う。
いつも客先に振り回されて、納期が短い事が多い。
当たり前の世界だと思うんだけど、、、
でもやっぱり、毎回、思う事がある。
「もうこんなに振り回されるのイヤーーー」
【まとめ】
私はまだまだ経験不足だけど、一つ一つ解決していくしかない。
縫い方も苦手で勉強中だけど、今の仕事を全部マスターしたら
確実に絶対、独立できる実績と知識を得られると思う。
そして本業だけではなく、もっと副業にも力を入れていきたいし、
外部にも発信したい。
これからは、「個の時代」だと思う。
もう終身雇用の時代はとっくに幕を閉じたので、「自分の身は自分で守る」
転職回数5社目の私が思った。
結局、仕事は「人」が重要
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