一緒に汗を流し相手の立場から言葉を伝える - ヴェルジェフードサービス部マネージャー 久野智哉
こんにちは!
ヴェルジェファミリーの素顔をお届ける紹介インタビュー。
第7回はフードサービス部門マネージャーの久野 智哉さんです。
平日はフードサービス部門を統括をする傍ら、土日や繁忙期には直接各店舗を回って現場の社員と直接コミュニケーションを取るという久野さん。
怱々たる日々をお過ごしの久野さんですが、仕事に対して大変さを感じることはなく毎日楽しいと言い切ります。
なぜ久野さんは直接のコミュニケーションにこだわるのか、そしてどういう心持ちで日々のお仕事に向き合っていらっしゃるのか。
久野さんにお話を伺いました。
フードサービス部門の仕事は店舗で直接お客さんの反応を見ることから
ーー現在はどういったお仕事をされているんでしょうか
現在はフードサービスを統括していて、デリカ、夢フルーツの全体的な管理をしています。具体的には商品開発や、売上、値引き、廃棄、シフト等の管理などが日ごろの仕事です。
ーーヴェルジェに入社してから現在のお仕事に至るまでにはどういったキャリアを歩んでこられたんでしょうか
小平店で一年ほどアルバイトを経て社員になりました。
そこから高崎店に移動して一年ほど、その後に前橋店で1年半ほど勤務した後に店長になり、それ以降は複数の店舗を経験した後に現在のフードサービス部門への配属に至りました。
ーーまずはさまざまな店舗でご経験をされていたんですね
フードをはじめあらゆる商品はお客さんあってのものなので、店舗でお客さんの反応を見ないと今の仕事は務まらないと思っています。
お客さんに食べてもらわないうちは、いくら商品を作っても自己満足で終わってしまう。
それに店舗によって売れる商品と売れない商品も違ってくるんですよね。
だから今も土日や繁忙期は各店舗のフードサービスをお手伝いという形で回って、その都度お客さんが商品に対してどういうリアクションを取るかやどの商品がお客さんに求められているかを確認しながら商品構成を行っています。
ーーフードサービス部門でのお仕事の傍ら今も店舗に運ばれているんですね
そうですね。
お客さんとのコミュニケーションも大きな目的ですが、社員と直接コミュニケーションを取ってお互いを知るということも店舗に行く目的の一つです。
やっぱり知っている人間と知らない人間とでは、何かをお願いされた時の受け取り方が違うと思うんですよね。
一人一人の社員の意志を尊重し各自に合った働き方を提案するためにもコミュニケーションが大事だと思うので、店舗を回ってその店舗のスタッフと一緒に仕事をしながら何気ない会話も含めてコミュニケーションを取るようにしています。
仕事の延長線上で話すことで対等な立場から相手の素を知る
ーー店舗で働いている方々とお話をする際もコミュニケーションの大切さはよく話題に上がっているように思います。宇野さんはコミュニケーションを取る際どういったことを意識していらっしゃるんですか
何を意識してるんだろ...。
でも、対等な関係で一緒に仕事をするっていうのが一番だと思うんですよね。
仕事の延長線上で話すことって相手と同じ目線でお互いの考えていることを知れると思うんです。
SNSを使ってテキストで会話をするのと会って直接話をするのでは全く別物だと思ってて…。
直接話していると相手のふとした時の表情や素の姿に触れることもできるんですよね。
ーー確かに上司に同じ視点で話してもらえるとスッと心が楽になる感覚はあります
僕自身もそういう経験があるので視点を合わせることは意識していますね。
それに話していく中で相手の得意なことや不得意なことを見極めて、今後の伝え方を変えていけるように取り組んでいます。
全員が全員コミュニケーションを取るのが上手ではないと思っているので、言葉以外の部分でも相手が何か困っていないかを察知しようと意識してもいます。
「何かをしてください」と指示をしないといけない立場なので、受け手との信頼関係が大事なんですね。
本当はデータとか画像を見てリモートで指示を出すのが楽ではあるんですけど、もし自分が指示を受ける側だとその伝え方はないだろって思ってしまうので、行ける時は店舗に行って一緒に汗を流し相手の立場から言葉を伝えるように取り組んでいます。
ーー自分がまずは動くという姿勢はあらゆる社員のお手本だなと感じます
僕は本来効率を重視する人間なんですよね。
直接行くって正直非効率なんですけど、直接話すことは効率の良し悪しで量れない価値があると感じています。
ーー久野さんはこれまで社員、お客さんなど様々な方とコミュニケーションを取られてきたと思いますが、この場面でコミュニケーションが生きたなっていうご経験はありますか
どうだろうな…。
あまりはっきりと成果を感じた場面はないですが、回っている時と回ってない時では社員の言葉の受け取り方は違うなって思いますね。
会話をする時に相手の顔が想像できるからこそ、相手への思いやりも生まれると思うんですよね。
だからやっぱり直接会話をするっていうのは大切です。
仕事をしている中に楽しいと思える瞬間のいくつあるかが大事
ーーちなみに久野さんがヴェルジェに入社を決めたきっかけは何だったのでしょうか
直感的なところが大きいです(笑)。
でも、その背景には食べ物が好きだったり、美味しいものを知りたかったり、食についての知識を得たい思いが自分の中にあったんだと思います。
だからヴェルジェで仕事を始めるとどんどんハマっていきました。
ーー仕事のどういうところにハマっていったんですか
売れる楽しみを感じれたことが大きかったです。
元々前職は営業職だったので、売上を上げることに喜びを感じる人間なんですね。
それに食べ物が大好きなので、大好きな野菜や魚を誰かに勧めているっていうのも好きですし、自分の食べ物に対する知識も増えていく。
本当はこんな長く続けるつもりじゃなかったんですけど、毎日楽しくて気づいたら続けていますね。
ーー久野さんの好きな要素がヴェルジェにあったからこそ続けられてるんですね
全てハマっちゃいました(笑)。
仕事をしている中に楽しいと思える瞬間のいくつあるかが大事だなって思うんですよね。
基本的にサービス業って体力的な面だったり大変な仕事でもあるからこそ、僕たちのような上に立つ人間が仕事に関わっていて楽しいと思えるような仕組みを作っていきたいですね。
ーーヴェルジェで働く中で楽しさを実感する瞬間というのは例えばどういった時なのでしょうか
もちろん売上が立った瞬間は楽しいですけど、社員同士のつながりを感じる時は格別なものがあります。
仲間がいるから頑張れているなって思う瞬間は多くて...。
一人じゃできることは限られているので、みんなで助け合いながら仕事は成り立つわけですから仲間の存在は大きいですし、その仲間と喜びを分かち合ったり何気ない会話をしている時は楽しさを実感します。
ーー逆に久野さんはどういった時に大変だなと感じるんでしょうか
自分の性格上あんまり辛さや大変さを感じないんですよね。
大変なことも全て経験値として残っていくじゃないですか。
部門の立ち上げやリニューアルであったりその瞬間は大変かもしれないけど、乗り越えて先で力をつけた自分を想像すると喜びを感じるので、そういった視点で今を捉えると辛さは感じないですね。
フードサービス部門はヴェルジェの未来を背負う部門
ーー久野さんが考えるヴェルジェらしさとはなんでしょうか
企業理念そのままじゃないですかね。
言葉の通り社長はみんなを大切に考えてくれています。
やっぱり企業としては存続しないといけないので利益は優先されることだとは思いますけど、社長を中心に利益以上にお互いを大切にしようと社員全員が共通意識として持てているんじゃないかなって思います。
ーーそんなヴェルジェで働く中での久野さんが日々の仕事で大切にされていることを教えてください
今の仕事で一番大切にしている思いが大きく分けて3つあります。
お客さんに喜んでもらえる商品を開発したいっていう思いと、同じフードサービス部門で関わっている方々に楽しんで仕事をしんでもらいたいという思い、そして業務の効率化、共有化を図りたいなという思いを持って仕事をしています。
もちろん組織に所属している全員が楽しく働くっていうのは難しいと思いますけど、その理想を目指し続けたいです。
ーー社員が楽しく働ける環境にするためにどういったことを意識していらっしゃるんでしょうか
部門の長として管理するのが得意な方もいれば苦手な子もいるように人それぞれ持つ資質が違います。
その人が働きやすい場所、仕事を楽しめる場所で仕事をしてもらうのがベストだと思うので、会社としてその人の資質に合った環境を提供できるよう考えています。
好きなことを仕事にするのって本当に楽しいですもんね。
仕事をしている時間が1日の中の多くを占めると考えたら、その時間を少しでも楽しい時間にしていける環境を作りたいです。
ーー久野さんは一人一人の特徴をどのように掴んでいらっしゃるんですか
一緒に仕事をして話すのが一番早いですね。
1時間位話をしてもその人の本心を掴むのは難しいと思うんですけど、長い時間一緒に仕事をしたらその分本音を話してくれる機会も増えると思います。
それにそういった声に会社として改善していくべきヒントが隠れているようにも思います。
ーーフードサービス部門として挑戦していきたいことはありますか
部門として利益頭の部門ではない現状を鑑みても、今後ヴェルジェが大きくなっていく中でフードサービス部門の売上向上は必須だと思っています。
フードサービス部門はヴェルジェにしか出せない商品の魅力を伝えられる未来を背負う部門として期待を受けていることもあるので、商品の質だけでなく売上を立てるためにはどうしたらいいのかを考えていきたいなと思います。
ーーヴェルジェの未来を背負う部門として具体的にどういった施策を考えていらっしゃるんですか
市場で買ってきたものをそのまま並べているっていう仕事ではなく、色んなものをまとめて商品を1から作ってお客さんに提供する仕事なので、ヴェルジェとしてのブランドを高めていかないといけないなと思います。
1000円の商品を1000円以上の価値があると感じてもらえる魅力的な商品を作ることに加えてその商品の生産過程の効率も高めること、この相反する2つのことを形にしていき、継続できるようなものにしていきたいです。
ーーお金以上の価値をお客さんに感じてもらうためには何が大切だとお考えでしょうか
まずは包材からですよね。
提供する値段に合ったパックを使わなければいけない。
そして何よりお客さんが適切だと思う値段で商品を提供しなければならない。
自分たちが感じている価値とお客さんの感じるものは必ずしも一致しないですし違った場合売れ残ってしまうので、常にお客さんの視点で商品を見る意識は持っています。
ーー最後に久野さんご自身として今後挑戦していきたいことを教えてください
これまで言ってきたことが全てかな...。
社長が仰っている内容を実行するために動いていくことが自分の仕事だと思いますし、フードサービス部門はヴェルジェ、そして食の魅力を直接お客さんにお届けできる部門でもあるので日々前進していきたいです。
他の店舗のお弁当とヴェルジェのお弁当を並べた時に、美味しさでヴェルジェのお弁当だと分かってもらうために改良を重ねていきたいですね。
◆編集後記
久野さんが随所で語られていたコミュニケーションの大切さ。
直接の対話を大事にする背景には、常に相手の視点を大切にする久野さんの心配りが隠されているように感じました。
ふと目先のスケジュールを見て絶望し大変さを感じることも多々ありますが、久野さんのように視点をずらし、乗り越えた先から考えてみるとこれから起こる大変なことも笑顔で乗り越えられるのかもしれません。
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(執筆・編集:遠藤 伶 / インタビュー:蒼島 成歩・遠藤 伶 / 写真・デザイン:遠藤 伶・杉本 亮)
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