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何気ない感情をシンプルな言葉で - ヴェルジェ越谷店 中島敦子

こんにちは!
ヴェルジェファミリーの素顔をお届ける紹介インタビュー。
第6回は越谷店でカットフルーツ部門を担当している中島 敦子さんです。

初対面の方と話すのは苦手なんです…と話す中島さん。
しかし、初対面の状態からインタビューを開始してまもなく、中島さんの会話術によって心を一気に掴まれた感覚がありました。

商品の製造、販売、店舗の運営、全て未経験だったと語りながらも、多くの社員の心を掴んで離さない中島さんが持つ魅力とは一体なんなのか。
越谷店の中島さんにお話を伺いました。


畑でのヴェルジェファミリー勢揃いの一枚📸
右側手前から2番目が中島さん


恩返しの一心で試行錯誤を繰り返す


ーー中島さんは何がきっかけでヴェルジェへの入社を決めたんでしょうか

私はヴェルジェに入社する前は飲食店で働いていたんですけど、生産者の顔が見えない食材を扱うことに疑問を感じていたんですね。
それに同じ商品を大量に作ることにも私個人としては疑問を持っていました。
こういった前職で感じた疑問から、生産者さんと直接やり取りをして、自分の手でお客様に商品をお届けできる場所で働きたいなって思っていた時にヴェルジェを見つけました。


ーー入社してからはどういったお仕事をされているんですか

私は入社した時はデリカ部門に配属の予定だったんですが、研修が終わったタイミングでたまたまカットフルーツ部門に空きが出て声をかけてもらい、現在までカットフルーツ部門を担当しています。
主にフルーツの盛り合わせなどのデザートを製造、販売をする仕事です。
他にも商品開発や越谷店の運営、他店舗のお手伝いに行かせてもらったりもしていますね。
もらった仕事を楽しんでやっていったら多様な業務を任せてもらえるようになりました(笑)。


中島さんが担当しているフルーツが並べられた棚


ーーカットフルーツ部門ということはヴェルジェ以前のお仕事でも調理に関連することはされていたんでしょうか

それがしていなかったんですよ。
料理を作るのも好きではあったんですけどお菓子を作るくらいの趣味のレベルで...
それに売上を立てるためにどういう戦略を立てたらいいのかとか、期日以内に目標を達成するためにはどういうスケジュール設計をしたらいいのかとか、今任せてもらっている店舗運営に関することも考えたことがなかったため、ヴェルジェに来てからは初めての経験の連続でした。


ーー初体験の連続…!未知の領域とはどのように向き合っていったんでしょうか

最初の頃は仕事についていくことでいっぱいいっぱいだったんですけど、しばらく経ってからは自分で考えて仕事をするようになりました。
でも自分で考え、結果を出すって難しい上に初めての経験だったこともあって全く上手くいかないんですよね...。
店長やマネージャーはアドバイスをくれるものの、売上を絶対に出せる正解なんて誰も分からない。
葛藤の毎日だったんですけど、フォローしてくださる方々へのありがたみを強く感じていたので、恩返しをしたい一心で試行錯誤を繰り返し数字を出そうと取り組みました


お客様に満足していただくために商品化までに試行錯誤を繰り返します


ーー試行錯誤を繰り返す中で見つけた壁の乗り越え方などありますか

基本的に何かが上手くいったと思ったら、何かが上手くいかなくなります。
全て上手くはいかないことを前提とした上で、日々何が課題で、それを解決するためにはどのような策を講じるべきかを考えて仕事に臨むように意識しています。
それにメンバー同士の結束も大事な要因でありヴェルジェにとっては大きな武器です。
私は大きな壁にぶつかる度に、サポートやアドバイスしてくれるメンバーがいるので、そういった人たちのお陰で乗り越えられてきました。


ーー自分がどうするかだけでなくメンバー同士の結束も重要なんですね

私が運営面を考える一方で、売上が立ったり、お客さんがついたりしているのは、店舗のスタッフの力によるものです。
誰がどんな役割で動いているのかを俯瞰で見てみると、メンバー同士の協力が壁を乗り越える重要な鍵になっているなと分かりますね。


毎月恒例の商品開発会議はスタッフ同士の結束を確かめる場にもなっています


商品も、会話も楽しんでいただけるサービスが理想


ーー運営を担当しているといっても役割の異なる方々と信頼関係をつくっていくのは難しいのでは...と思うのですが、会話をする時などに意識していることなどありますか

私は伝え方も人間関係も複雑に考えるのは好きじゃないんですよね(笑)。
なのでシンプルに話をするようにしています。
嬉しいことがあったら嬉しい、辛いことがあったら辛いってシンプルに伝える。
私自身、初対面の人と話すのが得意ではないからこそ、色々考えて自分の感じたことを伝えられないよりも、まずはシンプルな言葉で思いを伝えようとしていますね。


ーーシンプルな言葉で伝える... 誰かに自分の思いを伝える時は考えすぎてついつい回りくどくなってしまいがちなので心に響きますね...(笑)

私も何をどういう風に伝えたらいいんだろうってよく考えちゃうんですよね。
でも、ある経験が自分の中で大きくて…。
少し前にアルバイトで入った女性の出勤初日にたまたま私も勤務だったんですよ。
その方を見ると、ものすごく緊張しているのが明らかだったので、
「〇〇さんが緊張しているのを見たら私も緊張してきちゃった」
ってストレートに伝えてみたら、
「なんだか元気をもらいました、頑張れそうです!」
ってすごく笑いながら返してくれたんですよ!
この経験から何気ない感情を言葉にすることの大切さを学んだので、今後入ってくる方々に対しても働きやすい環境をシンプルな声かけから作っていきたいなって思っています。


ーーお客様に対してもシンプルな声かけを意識されているんでしょうか

私は製造や商品開発を担当しているのでなかなか売り場に出る機会がないですし、そもそもあまり得意ではないんですね。
その分、お客様と会話をしているスタッフを見かけると、そのスタッフの下に歩み寄って「すごいね」って伝えています。
お客様が商品を買う時に、商品も、会話も楽しんでいただけるサービスを提供できるのは商品販売の理想だと思うんですね。
自分にはできないことをしてお客様に価値を届けているメンバーは本当にすごいなって感心するばかりなので、見かけたら言葉にして伝えていくようにしています。


ーー働くメンバー一人一人と向き合っていらっしゃるのが伝わってきます

やっぱり一人では成り立たない仕事なので、みんながそれぞれ持っているいいところを生かして働いて欲しいなって常々思っています。
それに今よりできることを増やしていかないと部門も店舗も成長していかないと思っているので、一人一人の力を結集してこれまでしていない取り組みに挑戦していくことも意識している点です。


商品には農家さんとヴェルジェスタッフ一人一人の思いが詰まっています


ロゴの双葉には会社とメンバーの明るい未来が詰まっている


ーー中島さんがヴェルジェでのお仕事を続けられている理由はなんでしょうか

主体的に考えて動き、色んな経験させてもらえたことが続けられている理由かなって思います。
私は言われたことをただやることのはできないタイプなんですけど、ヴェルジェでは、上司の方々に自分の意見を伝えると、
「いいと思うよやってごらん」
って背中を推してくれるんです。
もちろん全てが上手くいくわけではないけど、前向きに挑戦をさせてもらえる環境はすごくありがたいです。


ーー挑戦はヴェルジェのメンバーからはよく出てくるヴェルジェらしさを表す言葉ですね

私はヴェルジェらしさって、ヴェルジェのロゴに詰まっていると思うんですよね。
ヴェルジェのロゴって上の部分が双葉なんですけど、その双葉が会社とヴェルジェの一人一人がこれから成長していく伸び代を表しているなって。
上司は背中を押してくれて、部下は自分の思いを反映させるために挑戦ができる。
成長させてくれる企業なんじゃないかって思いますね。


ヴェルジェらしさが詰まっているヴェルジェのロゴ


ーー「成長」というキーワードが出ましたが、最後にご自身として成長し達成したい目標はありますか

二つあります。
私は結婚しているんですけど今後も働き続けたいなって思っています。
でも、働くメンバーも性別関係なく育児や両親の介護だったり、一人一人様々な問題を抱えている。
だからこそヴェルジェに関わる人全員が笑顔で働き続けられる環境を作ることが一つ目の目標であり、入社当初から掲げている達成すべきことです。

もう一つは...うーん。
内緒にしておいてもいいですか?(笑)
ぜひ形にしてからお話させてください!
またお話する時までに形にできているよう頑張ります!



◆編集後記

インタビューを終え、一人なるほど、と納得した自分がいました。
中島さんの言葉は、すごく感情が表れていて偽りがない。
だから心に寄り添ってくれる感覚があるんだと思います。

シンプルながらも言葉に思いを込めていた中島さん。
直接目標を達成したとお話しを聞けるまで、自分自身も成長を続けていきたいなと思います。

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(執筆・編集:遠藤 伶 / インタビュー:蒼島 成歩・遠藤 伶 / 写真・デザイン:蒼島 成歩)

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