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残り半年後を迎えるいま考える、事業と組織

こんばんは。
VFJ2期生、株式会社小高ワーカーズベースの野口です。

東日本大震災の原子力災害により、一度は人口がゼロになったまちを事業作りで新興する会社に所属しています。普段は宿泊機能のついたコワーキングスペース「小高パイオニアヴィレッジ」のコミュニティマネージャー兼事業責任者を務めています。

現在のこと

今任されていることは、文字通り「担当事業に関すること全て」です。
最近では宿泊系キャンペーンのオペレーションの構築、視察の有料化PJの推進、コワーキングの物理的改善、サービス連携など。事業責任者として、「今何をすべきか」と「どんな未来にどう向かうか」を明確化し、メンバーを巻き込んで推進していく役割を担っています。

一方コミュニティマネジャーでもあるので、会社やコミュニティの「顔」として人前に出ていくことも僕の仕事です。一例を紹介します。

10月11日、起業家育成のプロジェクトでメルカリ/鹿島アントラーズを率いる小泉文明様と、NPO/教育領域の社会起業家白井智子様をお招きしてイベントを行った際に、総合司会を担当しました。トップ画像はその時のワンシーンです。

11月6日には福島県双葉町にある東日本大震災・原子力災害伝承館の開館1年を節目にしたイベントでもモデレーターをつとめました。
こちらはアーカイブがあるので、ご興味があればご覧ください!

人前に出る→能力が認知される→さらに新しい案件がくるというサイクルが出てきて「人前に立つなら福ちゃんだよね」という認識が皆の中でできつつあります。

「仕事の報酬は仕事」とはよくいったものですね!

自分自身の変化の兆しと新たな転換点

やるべきこと、やりたいことは無限に出てくる中、電話に見学に利用者対応に会議と仕事は息つく間もありません。マネジメント業務だけでなく自らも手を動かす「プレイングマネージャー」として痛感するのは、限られたリソースの中での優先順位づけの難しさです。

だからこそ「これは本当に今やるべきことか」「自分でなくてもできるか」「仕組み化できないか」「もっと効率的なやり方はないか」あれこれ思考訓練を頑張っています。

また、一番が変わったと実感するのは「ビジョンを作る」ことです。
振られたタスクを捌く側からタスクを振る側に。タスク振りの手前のジョブ作り。これは半年経ってそこそこできるようになりました。

最近は、さらに一段上がり、事業としての方向性や未来の話であるビジョン作りも手がけ始めています。これに関しては正解が全くないし自分にも前例がない分、余計に難しい。最近、会社自体も「パーパス経営」を模索し始めるなど、またひとつ転換点を迎えようとしています。

普段物腰柔かい社長が中長期ビジョンと共に強いメッセージを発し、皆のいく先を導いこうとする姿に、素直に感銘したことを覚えました。トップの役割はビジョンを見せて行く方向を示すこと。僕自身も事業責任者として足元の一歩を着実に踏みながらも、さらに向こう一年はこの組織に身をおきながら学ぼうと、その時思いが固まりました。

半年後に目指したい組織の姿

今ワクワクしていることは、チームメンバーそれぞれが主体となって物事を進め始めていることです。そもそも僕の会社はあまりピラミッド構造という感じでもありませんが、指示待ちにならず、今何をすべきか考えて動いていることは、改めて組織としての面白さを感じています。

年齢や社員、パートさんも関係なくお互いに「これはあなたにお任せします」権限と責任を譲渡できる状態に、半年後にはなっているでしょう。
つくづく思うのは、「鶏口となるも牛後となるなかれ」です。

僕はまず、チームの中でみんなが動きやすくなるよう道筋を整えることにコミットしていきたい。それができれば、チームと組織のパフォーマンスがさらに高まるでしょう。

半年後が楽しみです。