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ヨガで怪我をする、実は結構多いんです。 RYT 500 「医師に聞くヨガの話 整形外科学」#7

今回の講座のテーマは「医師に聞くヨガの話 整形外科学」です。
「医師に聞く」シリーズは、エビデンスも大事にするオムヨガらしい講座。

10/23(日)の9時00スタート、3時間30分の講座でした。
講師は、井上 留美子先生です。
医療法人社団成東会松浦整形外科内科院長で、整形外科ヨガ事務局 代表でもあります。

1年前?に同じタイトルで井上先生が講座をやられたらしいのですが、その時に受講した生徒さんたちが、今日はアップデートのため!と、たくさん再受講参加してました!

よっぽど前回の講座がよかったんだろうなぁ、と思いましたが、終わってわかった。

古典的なヨガの学びも必要だと思うけど、臨床からのヨガという視点は、ヨガインストラクターなら持っていて欲しいと、生徒目線からも強く感じました。

井上先生もおっしゃっていたけれど、運動指導をするにあたって、生徒さんは指導者の助言を素直に聞いてしまうのです。
それって当然なのだけど、だからこそ、
あやふやな知識や個人的な経験や思い込みからのアドバイスは危険なこともあるわけです。

ヨガってのんびりした動きに見えると思うのだけど、ヨガで怪我をする人って結構多いんです。

かくいう私も7年くらい前かなぁ、股関節を怪我してます。
その時にお医者さんに言われたんですよね。
「ヨガかぁ」って。

今回、この講座を受講したヨガインストラクターさんたちは、
たとえば「生徒さんに腰が痛いのだけど、どうしたらいいですか?」にたいして、間違いのない返事をしたい、と言ってました。
いいヨガインストラクターだよねー。



痛み止めなんて飲まないで、自然に治そう!の危険性

ヨガをやってると、自然志向になりがちではないでしょうか。
なるべく無添加のものを食べたいとか、ケミカルな洗剤は使いたくないとか。その感覚で、風邪をひいたら、まず漢方とか。

それが悪いとはいいません。
でも、今日は井上先生からのこの説明にドキッとしました。

痛みには、おもに3つの種類があるそうな。

侵害受容性疼痛
神経障害性疼痛
痛覚変調性疼痛

漢字もりもり!
講座ではしっかり説明してもらいましたが、
私からさくっと、間違いなくお伝えするのは難しい。

ここで何が言いたいかというと、
痛みというのは、要因が1つではなく絡み合うもの、ということです。

痛覚変調性疼痛は、いわゆる心因性の痛み。
もうぜんぜん治ってるはずなのに、ずっと痛い。みたいな。

たとえば。
最初に転んで痛みが発生(侵害受容性疼痛)したとしたら、そこですぐに治しちゃわないと、どんどん不安になり、痛覚変調性疼痛が発生してしまう、みたいなことがあるらしいのです。

そうしないためには、最初にしっかり病院で診察してもらって、
必要であれば痛み止めを飲みし、
その痛みを3ヶ月以内には取ってしまいたい
ということらしい。

なるほど。

正直なところ、やっぱり薬を飲むのは抵抗あるんだけど、その結果、年単位で痛みを引きずるのは避けたい。

もちろん先生は、むやみに薬を処方するのは……ともおっしゃってました。整形外科で五、六種類の薬を飲めといわれるようであれば、それは……と考えていいんじゃないかと。

この具体性とかは、第一線で治療しているお医者さんだからだよね。
めっちゃためになりました。



40歳以上はシニアです!

がーん。←40代以上の表現
いや、まぁ、はい……。
井上先生は、歯に衣着せぬ物言いがあれこれ聞いてて気持ちいい!
ショックではありますが笑

先生曰く、
「40歳から初老。生きてるだけで筋肉落ちる状態になります」

「40代以上の人がレッスンにきたら、骨粗しょう症がはじまってると思って接してください。街角でやってる骨密度測定の結果などを、鵜呑みにしないように」

うぉぉぉぉ。
それ以外にも40過ぎれば、
関節のクッション部分のみずみずしさがなくなってるとか、
骨が変形してたりするとか、
聞けば聞くほど切なくなったんですけど。

でもこれ、事実なのよね。
ヨガインストラクターなら絶対に知っておくべきこと!
心身ともに元気にしたいと思って教えたことが、
健康寿命を削ることになったら大変だもの。

講座内では具体的に、
胸郭とハムストリングの柔軟性をあげることや、
俗にいうインナーマッスルと呼ばれる、多裂筋、腹横筋が使えているかどうかの確認、それを効かせるための指導や注意点、
さらには生徒さんに保険に加入してもらう時のことなども教えてもらった!

これからの自分のヨガでも、これらの部分は強く意識したいところ。



お母さんやおばあちゃんが骨粗しょう症なら、自分も危ないと考えるべし

これもめちゃくちゃ、やばいと思いました。
私の母が骨折し、そこで骨がスカスカだったことが発覚したのです。

これは遺伝というより、食生活の話。
食事をつくる人(お父さんがつくる場合も、男性は骨粗しょう症になりにくいので、それを一緒にたべてるお母さんの骨は気にしたいところ)の習慣の問題。


骨の強さは、主に20歳までの食生活と運動習慣によるらしいのです。
おやつに小魚ばっかり食べてました、
みたいなおばあちゃんはめちゃ骨が強いんだって。

そういう意味でも、ハッピーターン食べながら、だらだらテレビばっかみてた帰宅部女子の骨って、絶望的だよね……。

強い骨の人もそうでない人も、
閉経を迎えると一気に骨の強度はは急降下します。
低い位置からの急降下……。

今は毎日のようにヨガしてるけど、ある時ポッキリいく可能性だってある。むしろ過信しない方がいい。
わたしよ、調子乗らないように!

先生に予防法を、前のめりで質問しちゃいました。
その1つが、ビタミンDの摂取。
ただし、市販のサプリを飲み続けて、全く効果なかった患者さんもいたそうで……。

食事でとりたいのは
・しらす
・干し椎茸
・きくらげ
 など

しらすは菜食のわたしには、容易に手が出せないのは悩ましい。
これから干し椎茸と、きくらげ買いに行ってきます!


今日の講座をきいてて、
ひやっとしたヨガインストラクターの先生もいたんじゃないかなぁ。
それくらい、知るべきことの多い内容でした。

そのうえ、医療は日進月歩。
受講リピーターが多い理由が、はっきりわかりました。



単発での受講もできます。私が受講しているOMYOGAの紹介。

2年前にRYT200を取得して、今現在RYT500を受講している
OMYOGAのサイトはこちら

私は現在、対面とオンラインの混合コースで学んでいます。
全部で8回、東京の恵比寿校にいく予定です。










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