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娘の大ケガとカウンセリング

初めてのカウンセリング

娘が大ケガをして、救急車で運ばれました。それは母である私にとって、今までで一番辛い出来事です。

シングルママとして約6年、娘を(養育費も無く)ほぼ1人で育ててきたので、大抵のことはやり過ごせるタフなメンタルだ、と思っていたのですが、涙が止まらなかったり、今までにないくらい情緒が不安定になってしまいました。

今もまだ情緒は不安定なのですが、カウンセラーさんの言葉を忘れないように、また気持ちを吐き出す、というためにもここに一連の出来事を書いてみようと思います。

パニックへの不安

田舎に移住してきてから、起業準備と並行していろんな活動を進めていたのですが、今は全然頭と体が働かず、ほぼ止まってしまっています。

「週明け早々全身麻酔で手術だよ。」と救急車で搬送された先の医師から伝えられていましたが、その前夜は過呼吸みたいな症状で、動悸や涙が止まらず、友だちや妹に助けられました。

そんな感じなので「このままでは、パニックとか、何らかの精神疾患になってしまうのではないか。」と心配になり、専門家のカウンセリングを受けることにしました。

カウンセラーの方に状況をいろいろと説明し、理性が働きにくくなっている自分が怖い、ということを伝えました。

そうしたら「今の状況は(辛い経験をした直後としては)普通だから大丈夫」「逆に自分のことを冷静に見れているから、こうやってカウンセリングにも申し込んでいる」という言葉をいただいて、少し落ち着きました。

大ケガのいきさつ

娘がケガをした時間は金曜の夜で、傷の状態が深いこと✖️子ども(診断しづらい)だということで、救急車の中で1時間ほど、搬送先の病院が決まりませんでした。

何十件も断わられる中、私は医療機関が少ない田舎に移住してきたことを後悔しかけていました。

30件ほど断られた後、住んでいるところから車で1時間くらいの病院への搬送が決まりました。

ホッとしたのも束の間、到着して処置が始まると、痛みと恐怖で暴れて泣き叫ぶ娘を押さえ込み、励ましたり慰めたりしながら何針か縫う処置を終え、深夜のため入院しました。

もうその辺りで私の心の容量は崩壊したようで、なかなか眠れない上、朝少しウトウトしかけたら、前日の体験がフラッシュバックのように浮かんできて、涙が止まりません。回診にきた看護師さんからサインすべく書類などを渡されながらも、声もなく涙が流れ続けます。

その日は土曜のため、地元の病院での手術対応は月曜まで待たなくてはなりません。何かの本で読んだことがありますが、恐怖の体験って休息があると増幅するらしいですね。土日の私の心は強いストレス状態で、お風呂に入るも声をあげて泣くほどでしたので、ここから自分はどんどん崩壊していくんではないか、と心配になっていました。

私の心を助けてくれた人たち

幸いにも、週明けを予定していた娘の手術は、手術の傷を増やすこと自体のリスクがあるため、手術無しの処置となり、傷口の経過を定期的に観察することになりました。

手術という心配ごと、不安が一つ減ったことで、幾分か心は晴れたので、気にかけてくれている、いろんな人たちに連絡をしました。


遠い病院まで私と娘を車で迎えに来てくれたり、

搬送先の病院まで家族で駆けつけてくれたり、

お見舞いを家まで届けたくれたり、

娘を元気づけるお見舞いを送ってくれたり、

心配だと電話をくれたり、

SNSやLINEの向こうで心配してくれたり、

仕事を休む手配を整えてくれたり、

娘の学校の送迎を申し出てくれたり、

カウンセリングや傾聴など専門のスキルで支えてくれたり…、


近くの人だけでなく、遠方からも友人たちが来てくれたり、サポートしてくれたことで、田舎への移住を後悔しかけていたけれど、場所や距離は関係ないことを実感しました。

カウンセラーさんの「コミュニティがあるということは幸せなことで、そういう状況を作れていることを、しっかり自分で認めてあげてくださいね」という言葉が嬉しかったし、カウンセリングしてもらえたことで、恐怖や不安でもつれている私の心を、手放すべきもの、見るべきもの、などを共感しながら整理してもらえたことは、とても心に効きました。

パートナーが欲しい

今回のことで、当たり前だけれど、自分の力には限界があって、助け合いが必要だということが身に染みました。

なんやかんやパートナーって面倒臭いと思っていたけれど、共に生きることなどについても、離婚後初めて、やっぱりいいものかもしれないな、と思いました。

友だちが手厚く支えてくれたので、心のケアということでは大丈夫なのかもしれないですが、娘を守るという意味や、思ったより強くなかった私の心の拠り所としても必要なんだなと思いました。

パートナーとの関係性が面倒臭いというより、単に人に頼ることが苦手だっただけなのかもしれません。

立て直すための休息

カウンセラーさんからのアドバイスとして、「強いストレスがかかった今の状態は非常事態だということ、涙はそれを解放する反応。無理して進もうとせず休める環境を整えてください。泣くこともそうだし、1人の時間を作ってどんどん解放していくことをしてください。」とのこと。

娘の生活には介助が必要だし、私が側にいることで娘の心のケアにもなっているので、「1人の時間を」というのは、ものすごいハードルが高いですが、焦らず、自分の心に溜まってしまっているストレスを出していこうと思います。

頼ること、甘えることが苦手なため、休むことさえいろんな気を遣ってしまいますが、これからのためにも、今休息をとろうと思います。

何かとご不便をおかけする人も多いと思いますが、折り返しに立っている気がしますので、どうかもうしばらく見守っててくださいませ。

さあ、たくさん泣こうかな🌊

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