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サスティナブルビジネスのための人事採用! 大事なのは「共感」

この記事は小規模サスティナブルビジネス(飲食店、美容室、食料品店など)に携わり、人材採用を考えている方向けです。
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熱いパッション、豊かな知識、できれば学歴も...。理想の人材を集めるのって、一筋縄ではいかないんですよね。

都会なら簡単かもしれないけれど、小さい街にかわいいお店を出しちゃったもんなら、さぁ大変。同じ志をもった仲間が、まぁ見つからない。いざ採用するとなっても

サスティナビリティに精通している人が見つからない
ベジ系料理に詳しいキッチンスタッフが見つからない
人は欲しいけど最低賃金ですら出すのがキツい
お金じゃなくて、理想の社会づくりのためにジョインしてほしい

などなど、悩みは尽きません。現実問題、オーナーほどの熱い想いを持っている人を探すのは簡単なことではありません。

なぜ人材採用に「共感」が大事なの?

企業の理念に心から本当に賛同している人ならば、私みたいに能動的に、なおかつ熱いパッションをもって働いてくれるからです。

社会派ビジネスを拡大するなら「世の中を良くしたい」という気持ちを持った仕事仲間が必要不可欠。

同じ方向に歩んでいける仲間がほしいのに「待遇がいいから」とか「何でもいいから仕事がほしかった」という方を雇っていては、ゴールに到達するのは難しいでしょう。

想いを分かち合え、ともに行動できる仲間と一緒に仕事ができたら、これ以上楽しいことはありません。顧客にとっても、気の合うスタッフがいる企業は魅力的に映ります。

最近の求職者はどう仕事を探しているの?

それでは、求職者はどのようなプロセスを経て仕事を探すのでしょうか。仕事を探す方法は大きくわけて4つあります。

(1)SNSで探す
(2)求人広告サイトで探す
(3)張り紙を探す
(4)知人の紹介


(1)SNSで探す
今の10代〜20代は、基本的にインスタやTwitterでバイトを探すらしいです。なぜか?気軽に応募できるし、好きな企業で楽しく仕事をしたい、ただそれだけです。企業の雰囲気を理解した上で応募してくれるのが嬉しいですよね。

(2)求人広告サイトで探す
老舗の求人広告サイトもまだまだ健在。正社員ならマイナビやIndeedで探し、アルバイトならタウンワークやフロムエーなどが王道です。

(3)張り紙を探す
家の近所で働きたい人は、張り紙を見て応募することもあります。

(4)知人の紹介
「あの人の紹介だから大丈夫」という安心感があるので、スムーズに業務を開始することができます。

どうやって求人広告を出せばいいの?

求職者が仕事を探す方法がわかったら、次はどうやってアプローチをかけていくかを雇用形態別に考えましょう。

(1)学生アルバイトがほしい
(2)長期間働けるパートがほしい
(3)がっつり正社員がほしい
(4)業務委託でお願いしたい

年代や属性によって見る媒体はマチマチです。10代の子は折込チラシを見ませんし、50代の方はtiktokは見てませんよね。欲しいターゲットに合わせて、アプローチの仕方を変える必要があるんです。

(1)学生アルバイトがほしい

お店の想いを素直に理解してくれそうな、若さ溢れる学生アルバイト。サスティナブルに興味がある子が一番ですが、無くても教育すればいいんです。研修次第で立派なスタッフに育ってくれることでしょう。

ヤングな彼らに応募してきてもらうためには、応募プロセスをシンプルにする必要があります。

今の若者はデジタルネイティブ、つまりスマホの使用に長けています。証明写真はスマホで撮り、求人はインスタやTwitterでサクサク探します。

彼らにアプローチするには、企業の雰囲気がわかる写真に

#荻窪バイト
#スタッフ募集
#アルバイト募集
#求人

などのハッシュタグをつけて投稿すればOK。大手求人サイトと違って、掲載料が100%無料だし、友達にシェアしてもらうことも期待できます。

(2)長期間働けるパートがほしい

長く勤めてくれるパートさんほど、心強い存在はいませんよね。すでにマクロビやエコ生活を実践してたりして、知識豊富な方が多いのも特徴です。

もしサスティナブルに興味がない方を雇う場合は、マニュアルと研修が必要です。

東京のあるオーガニックスーパーは、スタッフの皆さんがエコや玄米菜食に詳しいから、相談しながら買い物ができるんです。決して安くはないですが、食材の使い方や、エコな日用品の選び方を教えてくれるのが嬉しくて、近くに住んでいたときはよく通っていました。

顧客をファンにするためには、品揃えだけでなくスタッフの知識や人柄が大事だということです。

さて、パートさんを雇う場合は、欲しい人材の年齢層によって求人媒体を選ぶ必要があります。新規開業する場合は、30〜40代ならWeb版のタウンワークやIndeed、50代〜くらいの方ならコンビニでもらえる紙媒体のタウンワークがいいでしょう。

すでに店舗運営されている場合は、張り紙+インスタ+Facebookページが効果的です。目に触れる機会が増えると、人は親和性を感じるようにできています。(単純接触効果といいます)

求人広告を見てもらう機会をガンガンふやし「これは貴方に向けたメッセージです」と感じさせましょう。そうすれば、好意を持って連絡してきてくれますよ。

(3)がっつり正社員がほしい

強い意志をもった熱い仲間がほしいですか?それならGreenzやWantedlyといった「ストーリー型求人広告」を使ってみましょう。

従来型の広告と違って、企業の想いや夢を熱く語れるようになっていますので、「共感」をもった人が応募してくれるようになります。

正社員ではないですが、私もWantedlyで夢の仕事をGetした1人です。待遇面は書いてありませんでしたが、会社のビジョンと私のやりたいことがシンクロして

 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

となり、手が勝手に応募していました。他の仕事で生活費は稼げていたので、報酬面はどうでもよかったんです。

そちらと一緒にお仕事をするようになって1年以上が経ちましたが、今でも楽しくて、ワクワクして、メラメラしてしょうがありません。

(4)業務委託でお願いしたい

必要な業務だけ請け負ってほしい企業や、同志に席を貸したい美容室などは、業務委託契約で働いてくれる人を探しましょう。

ストーリー性のある広告はWantedlyやSNSが便利ですし、とにかく多くの人に広告を見てもらいたい場合はIndeedを使いましょう。

オンラインで完結する仕事ならば、ランサーズやクラウドワークスなどのサイトが便利です。完結に業務内容を書いておけば、スキルのあるワーカーが連絡してきてくれるという仕組みです。

業務委託のメリットは、年金・保険などを用意しなくてもよく、手軽にスキルある仲間を探せるところ。逆にデメリットは、教育することが難しいというところです。

どうやって広告を書くの?

広告代理店に頼めば、経験のあるライターが書いてくれますが、SNSやIndeedならば自分で書く必要があります。大事なことは

・企業側の人間的な「気持ち・感情・想い」を書く
・事実を誇大しない
・ありのままを見せる

この3点です。

人間は「共感」するものに惹かれる動物。企業側の感情をうまく伝えて、求職者の心を打ちましょう!

また、入社後のトラブルを防ぐためにも「嘘はついてないけど、ぎりぎりグレーゾーンな言葉で良さげな広告を書く」というのはやめといた方がいいです。

仲間に腰を据えて働いてもらうためには、等身大のあるがままを伝えましょう。そうすれば「思ってたのと違うから辞めたい」と言われることが減りますよ。

どんなキーワードで仕事を探すの?

私が仕事を探していたときは「Indeed」

サスティナブル  仕事
サステナブル 仕事
ヴィーガン 仕事
ビーガン 求人
ヴィーガン 委託
オーガニック仕事
有機 仕事
エコ 求人
SDGs 求人
エコ ライター
温暖化 仕事

などのキーワードで検索していました。なぜIndeedか?効率がいいからです。複数の求人広告サイトをくまなくチェックするのは、非効率極まりありません。

Indeedは、キーワードを入力するだけで様々なサイトから求人情報を集めてリスト表示してくれる、とっても便利なウェブサイトなんですよ!

それでも共感をもった人が見つからない!

日本でサスティナブルはまだまだ浸透していないので、それは普通です!諦めずに、踏ん張りましょう。人が見つからないのなら、育てるんです!

近所の高校や大学に相談して、ボランティア部や英語部に所属してる子や、農業・経営などを勉強している学生さんに話してもらってはいかがでしょうか。

インターンとして来てもらって、そのまま就職してもらってもいいですよね。正社員採用が難しくても、卒業後に業務委託として働いてもらうことだってできるんですよ。

まとめ

サスティナブルビジネスは、絶賛拡大中の成長分野です。企業の成長を助けてくれる人材を上手に確保して、夢の実現に向かって走り出しましょう!

これから、私が見てきた日本中・世界中の情報をどんどんシェアしていきますから、楽しみにしていてくださいね。

私みたいな自給自足しないエコ系ヴィーガンは、皆さんのおかげで生活できています。本当にありがとうございます☺︎

それでは皆さん、今日も楽しい一日を!



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