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インドのアシュタンガヨガ総本山スクールには基礎クラスがないってホント?


Veda Tokyoスタッフとして働き始めてしばらく経った頃、衝撃の事実を知りました。

「本場インドの総本山スクールでは、アシュタンガヨガの基礎クラスはないんだよ。」

えー!!インドの人はどうやってアシュタンガヨガを学ぶの?まさか、初めからヨガが出来るの?、、そんなはずはない、、混乱する頭は、アシュタンガヨガを知っていくうちに、だんだんクリアになってきました。

ヨガ初心者の私が知った本場インドの総本山スクールに基礎クラスがない理由、それはこの2つです。

1) アシュタンガヨガの練習の基本スタイルは、自主練であるから。
2) 新しいポーズは本来、師からいただくものであるから。


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             (マイソールクラス 2019年)

アシュタンガヨガでは全てのポーズの順番が決まっているからこそ、基本の練習スタイルは決められたポーズの一連の流れを行う「自主練」であり、それは「マイソールスタイル」と呼ばれます。

マイソールでは、周りに合わせる必要がないので、自分のペースで練習を進めます。生徒が自由に練習できる反面、それを見守る先生は大変です。動きの違う生徒たちを一人一人見守るわけですから、眼が10個あっても足りないくらいだと思います。

新しいポーズに進むタイミングは、本来は、先生が決めます。「ポーズが全て決まっているなら、自分で好きに進めばいいのでは?」と思っていましたが、自己判断で進めると、ついつい無理をしてしまい、怪我にもつながりかねません。

先生が判断することでそれらを防ぎ、そして、生徒の「もっともっと」という貪欲な気持ちを抑制し、目の前の課題に集中して取組ませることが出来るというメリットがあります。


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オンラインでのレッスンも増えた昨今、オンライン練習生にとっては、先生に直接新しいポーズをもらうというのは難しいことかもしれません。伝統に忠実なやり方だけでは出来ない状況が、そこにはあると思います。

しかしながら、「伝統に忠実でないからやらない」のではなく、「今この状況で出来ることにフォーカスしてやる」ほうが、実は、アシュタンガヨガの教えに沿っているのではないかと考えます。

必ずしも伝統的な方法ではないけれども、昨今の生活スタイルに合わせた練習方法。それは、継続しやすい環境を作るという意味でも、欠かせないものになっているのではないでしょうか。

知れば知るほどもっと奥が深いことに気付かされるアシュタンガヨガ、まずは基礎から始めてみませんか?

Written by Veda Tokyo staff Hiroko

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🔸アシュタンガ基礎 by 秋山紫穂
月曜日10:30-11:15
詳細はこちら 

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