酔っ払いのひとりごと
晩御飯に焼いた餃子が100点の出来だったのでビールを飲みすぎた。
言い訳のうまさとしては20点くらいだろうか。
こういうとき,1缶でやめられる人にどうしてもなれない。
昼間,人恋しくなってどうしようもないという話を聞いたからか,その時は全然同意できなくてそうなんだと思っていたのに,今になってなんかわかる気がする,となってしまった。
こういう時,気軽に電話できる人が欲しい。
友人は多い方だと思うけど,この歳になると唐突に連絡できる相手なんて早々いない。家庭を持っていたり,仕事が忙しかったり,皆何かしらあるので酔っ払いからかかってくる電話なんて迷惑なだけだ。
私だって相手からそんな電話がかかってきたら,うわぁって多分思う。
本人にうわぁとは言わないけど,思っちゃう自信がある。
だからいい大人はそんなことはしない。
そのかわり,noteを開いた。
好きなことを好きに書いていいこの場所は,私にとって時にいい逃げ場になる。この場所のあたたかさに救われる夜がこれまでも何度かあった。
例によって,今日もそんな夜だ。
♦︎
帰り道,いつもより暖かくて嬉しかった。
スキップの手前くらいのリズム感で歩いていたらか,駅から家までの道のりもあっという間だった。しばらく経つまで気づかなかったんだけど,わりとすぐ後ろにいたおじさんは私のこと怪しい人だと思っていたかもしれない。
でも猛烈な寒波のあとの暖かさは本当に嬉しかったのだ。
スマホを開いて『今日暖かくて嬉しい』ってメッセージを送ろうとしてやめた。それは今度会ったときにとっておくことにしたから。
次会ったときに話そうと思ったことのいくつかは,話すことを忘れてしまって言いそびれたままになっている。でもまぁそれはそれでいいかと思う。
だって一緒にいる時間に話している内容なんて,覚えておく必要もないくらい他愛もないことばかりだ。それでもそんな時間が愛おしい。
だから本当に伝えたいことじゃなければメッセージには残さないことにしている。記憶に残るものはそんなに多くなくていい。
覚えているのは私だけでいい。
そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。