ベトナム ぼっちめし

ベトナムはサイゴン(ホーチミン市)でひっそりと生活しているぼっちのオジサンです。 基本…

ベトナム ぼっちめし

ベトナムはサイゴン(ホーチミン市)でひっそりと生活しているぼっちのオジサンです。 基本いつもひとりで遊んで、ひとり飯、ひとり旅なので、すっかりひとり上手になりました。

最近の記事

#13 一時帰国の悦びと戸惑い

以前、このnote に当地、ホーチミン市の歩道を歩いていると、敷き詰められたタイルから跳ね水が飛び出ることがあり、足元や、ひどいときには顔まで汚れるといった話しを投稿したかと思います。2024年7月現在、当地は雨季の真っ最中であり、この陥穽にはまってしまう方が多いのではないかと想像されます。 かくいう私も相変わらず、しばしばこの被害を被っておりますが、先日、出張で当地に来られた方も、市内案内を私が承り、二人で街中を散策していた折に甚大な被害に遭われておりました。 その方が履

    • #12 ベトナムの犬

      先日、友人から今年、2024年の秋から冬ごろにベトナム旅行に行こうと計画している、といった内容のメッセーが届きました。 その友人はほとんど、というか、いままで一度も海外旅行に出たことがなかったはずなので、私は大変驚き、久しぶりに、しかも事もあろうに当地、ホーチミン市で会えることに嬉しくなりました。 そして、まだ正確な予定は出せてはいないものの、とりあえずパスポートの申請は済ませたとのことで、どこのホテルがいいだとか、どこに遊びに行こうなどのメッセージをやり取りしていました。

      • #11 北部のベトナム料理おいしいですか?

        唐突ですが、私は中学生になるまでお好み焼きを食べたことがございませんでした。 正確を期すると、店舗やフードコートなどで販売されているお好み焼きを食べたことはありませんでしたが、祖母が作ってくれるお好み焼きはよく食しておりました。 私は子供のころ、母方の祖父母と暮らしていたのですが、両親が共働きだったため、土曜日の昼食などは祖母が用意してくれておりました。その祖母の料理で特に好物だったのがお好み焼きで、フライパンで焼いている香りが漂ってくると気分が高まったものでした。 小麦粉

        • #10 ブンタウの思い出

          note を始めてから、これで10回目の投稿となるわけでありますが、どうにも知人や友人が私を訪ねて当地、ホーチミン市に来てくれた際の話題が多くなってしまっているように思います。 言い訳をさせていただきますと、これは私にとっては至極当然のことでありまして、普段の私は家と会社の往復で平日は終わり、休日は朝には散歩に出るものの、あとは終日自宅に引きこもってゲームをしたり、動画を視聴して過ごしているので、なんら新しいこと、刺激的なことがございません。 そして、平日、週末ともに純粋な

        #13 一時帰国の悦びと戸惑い

          #9 ローカルの洗礼

          ここ数年ほどのことですが、毎週末の朝は比較的長めの散歩をしています。 距離はその日によってまちまちなのですが、普段なかなか行かないお店、最近行かなくなってしまったお店に行き、朝食を摂ることを一つの目的とし、ついでに運動不足解消を目論んでいます。 だいたい朝の五時半頃に家を出発して七時前後に朝食を摂り、その後カフェで一服の後に九時前後に帰宅するという休日の慣例であり、この数時間は大変新鮮かつ健康的なひと時となっております。これは、精神的、肉体的に健康になるだけでなく、バイクやタ

          #8 在住歴マウントありますよ

          ベトナムはホーチミン市で暮らす上で、私はいくつか気をつけていることがございます。 見知らぬ人を信用しない、スリやひったくりに気を付けるのはもちろんですが、そういった当たり前のことに加え、SNS上での他人の勘違いや間違った発言を訂正しないということがございます。これは、もちろん私も含めてですが、勘違いであったり、間違えて覚えてしまった内容であったりと様々ですが、SNS上に投稿された当地ベトナムの情報の中には間違った情報が結構な数あると思われます。 そういった情報を指摘した際に

          #8 在住歴マウントありますよ

          #7 活気あふれるベトナム

          かつて、多くの旅行好きの青年がそうであったように、若かりし頃の私もバックパッカーのバイブルとして多くの方が愛読した小説、『深夜特急』に感化され、小金を貯めてはバックパックを背負って旅行に出かけておりました。 記憶が定かではないのですが、当時のドル円の為替レートは100円を切る、2024年6月の現在からすると信じられないような円高だったと記憶しており、その面からすると現在と比べ海外旅行に出るハードルは低かったものの、当時の私にとって海外旅行に出るということは、主に金銭面におい

          #7 活気あふれるベトナム

          #6 ベトナムに住んだらベトナム料理を食べるべき

          私は日々の記録、そして終活の一環として、できる限りその日の夕食の記録を写真とともに SNS に投稿しております。 とはいえ、たいそうな食生活を送っているわけではございませんので、特にキラキラ感も高級感もない、いわゆる "バエない" 写真ばかりであります。 しかし、そのような地味な写真ばかりでありますが、大変ありがたいことに、「美味しそうですね」や「どこのお店ですか?」といったコメントをいただくことがございます。 そうしたコメントの中に、たまにではありますが「やはりベトナムに住

          #6 ベトナムに住んだらベトナム料理を食べるべき

          #5 阿吽の呼吸の運転

          ベトナムの交通事情の話しをする際に、その有様をこの言葉で形容される方が結構な割合でいらっしゃいます。 渋滞時の車やバイクが隙間がない程に密集し、それでもなんとか流れている様子や、単純に多くのバイクと車がひしめき合う交通状況を見て、このように表現されるのだと思います。 確かに、『これだけのバイクや車が密集してよく事故が起きないものだ。これは運転手がお互いの動きを考慮している結果だ』と思い至ることは想像に難くありません。 しかし、私はこれについては声高に異を唱え、ホーチミン市の

          #5 阿吽の呼吸の運転

          #4 ベトナムでは想像できないことが起こるよ(2)

          こちらの記事は『#3 ベトナムでは想像できないことが起こるよ(1)』の後編になります。 前編をお読みで無い方は、そちらを読んだのちに本編をお読みください。 そのような、すっかりと雰囲気が悪くなってしまった場にグェン君(仮名)と私は戻ったわけですが、門が開いていない理由を問い詰める住人たちに、なかなかグェン君は鍵を無くしたことを言い出せません。 しかたがなく、私が拙い英語で鍵がなくなったことを伝えると、なぜか私もその原因の一端であると勘違いされてしまい、早口で聞き取れない英語

          #4 ベトナムでは想像できないことが起こるよ(2)

          #3 ベトナムでは想像できないことが起こるよ(1)

          これは私が来越したばかりの頃に、懇意にさせていただいていた方からよく言われた言葉です。 正確を期すなら、その方と飲みにいき、酔ってくると毎回しつこいぐらいにおっしゃていた言葉です。 ちなみに、その方は現在日本に帰国し仕事を引退され、悠々自適な暮らしを送っていらっしゃるようで、「ベトナムにいた時のことなんて忘れちゃったよ」などと言いつつ、酔うとくどいくらいにベトナム生活時代の思い出を話されていると聞きました。 さて本題に戻りまして、その当時の私はまったくベトナム、ホーチミン市

          #3 ベトナムでは想像できないことが起こるよ(1)

          #2 Phở(フォー)食べていますか?

          ホーチミン市で暮らしていると、仕事関係や友人・知人などの出張や旅行の際の案内役を承る機会が少なからずございます。 そのような時に話す内容といえば、やはりベトナムについてのことであったり、ホーチミン市の話題が中心となり、いくつもの質問を投げつけられてはヘトヘトになることもままあります。 またそういった際に、ベトナムに詳しい方と話しをさせていただくと、その知見に感心させられることも多々ありますが、反面、あまり詳しくない方からは的外れな意見をいただくこともあり、いろいろと勘違いもあ

          #2 Phở(フォー)食べていますか?

          #1 ベトナムはお好きですか?

          もし、みなさんが「ベトナムは好きですか?」と質問されたら何と答えるでしょうか? そもそもベトナムのことをよくご存知でない方も多いと思いますし、知っていても何らかの感情を持たれている方は多くはないかもしれません。 また一方で、最近では日本に留学や仕事、技能実習生として、さらには不法滞在者として多くのベトナムの方が日本にいらっしゃるようですので、様々な感情を抱かれている方も少なくないかもしれません。 おそらく多くの方はこのような質問をされることはないと思いますが、私はこの質問を

          #1 ベトナムはお好きですか?