歴史ある緑の街 ダブリン3泊4日旅行記
2024年1月にアイルランドの首都ダブリンに行ってきました。ダブリンは日本からの旅行先としてはややマイナーですが行ってみるとすごく過ごしやすくて良い場所でした。今回はダブリン中心部から行けるおすすめの観光地をいくつか紹介しようと思います。
入国から中心部に移動するまで
エアリンガスはアイルランドのフラッグキャリアです。
日本でいうJALとかANAですね。
アイルランドといえばLCCのライアンエアーも有名です。
こちらでダブリン空港に向かいます。
ドリンクのサービスはありませんでした。
夕方便だったせいか、離着陸の際に機内が消灯しました。
外の景色が良く見える良いサービスです。
ダブリン空港はかなり清潔な空港です。治安も心配ないですね。
この国ではとにかく緑色の装飾を見かけます。
どうやらナショナルカラーが緑色のようですね。
そして案内板には英語とアイルランド語の表記が並んでいます。
このあたりはイギリスとアイルランドが過去に対立した背景などもあるのでしょうか。旅の途中でアイルランド共和国宣言を何度か見かけたのもそうしたことを感じさせます。
私は英国から観光目的での入国でしたが、入国審査はありました。
逆区間のアイルランド→イギリスだと入国審査はないようですね。
しかも、EUやアメリカではないのでいわゆるその他の国扱いです。
そのためアイルランドはみっちり質問を受けました。
何のために来たか? 観光目的と答えると、どこに行くのか深堀の質問。
そして何よりアイルランドの英語が訛っていて聞き取るのが難しい。
3,4問質問受けたのち、帰りの航空券を提示していざ入国。
ダブリン空港からダブリン中心部まではバスで移動できます。
特に短期旅行者へおすすめしたいのがこのLeap visitor cardです。
こちらは出国後の空港の売店で購入できます。
有効期間はいくつか選べますが、私は72時間の間、3つの公共交通機関が乗り放題になるチケットにしました。価格は16ユーロ。Depositも登録もなし
3つの公共交通機関とは・・・
1つ目はDART 日本でいう電車です。
2つ目はLUAS 路面電車です。
3つ目はBUS その名の通り2階建てのバスです。
対象はダブリン市内に限るので有効範囲は確認しましょう。
BUSでいうと前の扉から入るとVisitor cardをタップするエリアがあります。
そこでvisitor cardを長押しするとモニターに有効期限が表示されます。
その期間内であれば何回でも乗れるよ、ということを表しています。
仕組みもシンプルで余計な登録作業もないのでストレスフリーな点も良いですね。
今回は2.5日ほど観光する時間がありました。
以下のルートで周りました。移動はすべてDART,BUS,徒歩です。
宿はセール価格の宿を確保(DUBLIN ONE 1泊1名1室8,000円 Expedia)
中心部から数km離れてるが、距離の遠さはBUSでカバーする作戦
1/6
①トリニティカレッジでケルズの書の展示やロングルームを見学
②グラフトンストリートでストリートパフォーマンスを観ながら散策
③セントスティーブンスグリーン公園で休憩
④DARTでホウスへ。ホウス散策。フィッシュ&チップスの人気店にいく
⑤ダブリン中心部に戻ってテンプルバーの近くを散策
1/7
①メリオンスクエアストリートでジョージアン様式の扉を撮りまくる
②ダブリン城の内部を見学
③周辺を散歩。セントパトリック公園で一休み
④テンプルバーと郊外のアイリッシュパブ巡り
⑤Vicar StreetでChristy Mooreをみる
1/8
①クロークパーク内のゲーリックフットボールの展示を見る
②ダブリン空港に向かう
トリニティカレッジ
まずは有名な観光名所の一つ、トリニティカレッジから。
ここにはアイルランド国宝ケルズの書にまつわる展示があります。また、ロングルームと呼ばれる図書館は歴史を感じさせる空間が有名で、古書や螺旋階段、偉人の胸像などがあります。トリニティカレッジは一般の大学なので附属図書館という扱いの様です。
入館料は21ユーロです。ネット予約で入場券を買います。
時間がきたら入口で係員に入場券を見せると入室可能です。
入場時間には制限がありますが、退出時間には特に制限がないようです。
入館するとまずはケルズの書にまつわる展示ルームがあります。
ケルズの書は世界で一番美しい本との呼び声も高いとか。
進むと今度はケルズの書の現物が展示されている展示室がありました。
展示室は撮影禁止のため写真はなし。警備員の監視もついています。
意外とあっさりしているので予習なしにトリニティカレッジにくるとさっと通り過ぎてしまうかもしれません。しっかり下調べしてじっくり浸ることをおすすめします。
次のエリアはロングルーム。長さ65m、蔵書は20万冊入るんだとか。
ハリーポッターの世界を連想させます。。。
コロナ以降は時間指定制になっているので特に大きな混雑はなく見学できました。
しかし、2階を見ると一部の本棚から本が抜けています。
どうやらこの建物は改修工事が予定されているようですね。
すでに蔵書の大半は移動してしまったようです。
一部の蔵書は写真のように残っているので雰囲気を楽しむには十分かと思います。ただ、いずれ全部移動する時期がくるかもしれません。ロングルーム目的でいくときは目当ての景色が見れるかよく下調べしておきましょう。
アイルランド国宝のハープも展示されていました。
ギネスビールのロゴに用いられているものですね。
ソクラテスをはじめとした偉人の胸像もありました。
通常ならここで終わりでしたが改修工事を見据えてなのか、新しい展示室があるよと案内を受けました。
赤い建物が目印のBook of Kells experienceにはいってみます。
先ほどとは変わって先進的な展示が並びます。
まずは胸像があったと思いきやいきなりしゃべりだしました。
しかも口元の動きがかなり本物らしく動きます。
お次は先ほどみたケルズの書が置いてありました。
しばらくすると、これがなんと立体的に動き出します。
どんどん進みます。
次はパノラマルームのエリアがあります。
ここでは5分間ほど映像の投影があるようですね。
ケルズの書が今に至るまでの歴史を書に書かれたオブジェクトや紋章が表現しています。RPG好きとか、刺さる人には刺さる演出ですね。
最後はロングルームのプロジェクションマッピングです。
美しい映像はもちろん、自分が図書館の中にいる様な没入型体験もできます。
実物の図書館とは違った角度でロングルームやケルズの書を魅せる先進的なエリアでした。CGとか映像演出が好きな人はかなり気に入るんじゃないでしょうか。一度トリニティカレッジに行った人も再訪してみると面白いかもしれませんね。
ダブリン中心部の散策スポット
トリニティカレッジはダブリンの中心部に位置します。このダブリン中心部にはほかにもいくつか観光や散策におすすめのスポットがありました。
しかもそれぞれの名所が中心部に密集しているので全部徒歩で周ることも可能です。
グラフトンストリートは色んな店が並ぶショッピングストリート。
ストリートの至る所でストリートパフォーマーの生演奏が披露されてます。
少し一息つきたくなったらセントスティーブンスグリーン公園がおすすめ。
こちらはグラフトンストリートの南側にあります。
ダブリンといえばアイリッシュパブも有名です。
生演奏を聞きながら料理やお酒を楽しめます。
どうせ行くなら生演奏を聞きたいと思ったのですが、どうやら中心部のどこかしらの店では生演奏があるようですね。ただ、どの店で演奏をやってるかは行ってみるまで分からないので(私は特定できませんでした)、他の観光客の方も演者さんがいる店に人も集まっている印象でした。
数km離れた郊外になりますがこちらのthe Cobblestoneという店は夕方から夜にかけて数人の演者さんによる生演奏が頻繁に開催されているとか。私も16時ころに1時間ほど滞在しましたが、そこまで席は混んでなく、座りながら演奏を聴くことができました。夜にかけて混雑するようですが、夜の演奏はまた一味違うのでしょうか。。。
テンプルバーエリアの西側にはダブリン城があります。
こちらは8ユーロで内部の見学ができます。
装飾が豪華ですね。絵画の展示室もありました。少し昔ですがセレモニーなどにも使用されたとか。朝方にいくとかなり空いてます。
1月に行くとクリスマスの装飾が残ってました。
ダブリンといえばジョージアン様式の玄関扉も有名です。
ダブリン城の近くでもこうした玄関扉がいくつか見られました。
トリニティカレッジの周辺だとMerrion Squareで扉がよく見れるとのこと。
確かに色とりどりの扉がありました。全部で10色くらいでしょうか。スマホの画面を扉で埋め尽くすのも楽しそうです。
このあたりはダブリン中心部から徒歩でも行ける距離です。
散歩しながら立ち寄るもよし。目的地が決まってる場合はLUASやBUSを使ってみましょう。
郊外のおすすめスポット ホウス
次はホウスです。こちらにはDART(電車)で行けます。
ダブリン市内から約1時間です。
ホウスで有名なのはフィッシュ&チップスです。
いくつかある人気店の一つBeshoff Brosに行ってきました。
ダブリン市内にも何店舗かあるようですが、ホウスの店が人気のようです。
店内にイートインスペースはないのでテイクアウト限定です。
まずはオーダーして整理番号をもらいましょう。
店内には順番待ちの人でいっぱいです。人が途切れません。
味もボリュームもGood。アツアツなので冬にちょうどいいですね。
近くにベンチがあるので綺麗な景色を見ながらゆっくり食べられます。
まとめ
ダブリン市内のおすすめ散策スポットについて紹介しました。
日本からは直行便がないので行くのが少し手間ですが、アメリカやヨーロッパ内からのアクセスはそれほど難しくないかと思います。留学先としても候補にあがる国のようですね。治安も良く、街も清潔で過ごしやすい国ですし、独自の文化もあるので観光にもおすすめです。一度渡航を検討してみてはいかがでしょうか。
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