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それで本当に「死にたい」のですか?

人は生きたいから精神科や心療内科に通います。
誰かに希死念慮を打ち明けます。


そういう人は死を求めながらも結局は生きたがっているのです。
本人がそれを認識できるかどうかは別にして。




「死にたい」と思いながら病院に通う。
何らかの形で表現し誰かに伝えようとする。
こうした希死念慮を抱えながら他者と関わろうとすること。
それは生への衝動に突き動かされているということです。


心底絶望し自殺したい。
そう思っている人は誰にも頼らず自殺します。
そこに「生きたい」という気持ちはありませんから。



そもそも自殺とは自分と自分を取り巻く世界の関係を断つことです。
生きている間に自分の周囲との関係を断ち、世界との接点を少なくすれば自殺を遂行する可能性は高まります。

他者との関係性が自殺の成否に大きく関わります。
他者との関係を断つことが自殺へ近づく一歩になります。


「生きたい」のか「死にたい」のか、どちらにせよ自分の中で起きていること、その行動原理を適切に認識することです。

それができれば次の一歩が満足のいく結果につながりやすくなります。
そして、そのためには自分自身に問い続ける必要があります。



それで本当に「死にたい」のですか?



自分が何を求め行動しているのか、
冷静に分析してみると新しい発見があるかもしれません。

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