趣味を比較して不幸になる

私の趣味はゲームをすることだ。

しかし、最近はその趣味でさえも誰かと比較し自分を卑下してしまう。
30代にもなってゲームが趣味っておかしいのかなとか、誰かに言われたわけでもないのに勝手に想像して勝手に落ち込んでしまう。
自分の趣味くらいは堂々と好きでいたいのに何となくこそこそしてしまう。


なぜこんな風に思ってしまうのか。
それは人に嫌われたくないからだろう。
オタクだと気持ち悪がられるから、暗い奴だと思われるから、そんなことを心のどこかで思っている。

でも、現実では私が覚えている限りそのようなことを直接言われたことはない。むしろ多くの人とゲームで対戦したり、ゲームの話で盛り上がったり、楽しい思い出しかない。
結局は趣味がどんなものであれ周りの目を気にしすぎてしまう私の性格が災いして人と比較してしまうのだろう。


あとは現在私が無職であることも影響として大きい。
仕事をしていない、やるべきことをしていないのに趣味に時間を費やすなと自分自身で制約をかけているような感覚がある。

もちろん社会復帰を目指す上ではよい志ではあるだろう。
しかし、人生を楽しむという点ではまったく必要のない考え方だ。
怠惰だ何だと気にしている暇があるなら自分が楽しいと思うことを目いっぱい楽しんだほうが人生楽しいに決まっている。


私も誰かと比較することなく純粋に趣味を楽しみたい。
無職の問題は何とかなるかもしれないが、性格の問題はどうにかするのも難しそうだ。

だから、直接的であれ間接的であれ他人とつながる時間を減らすのがいいかもしれない。
今は無職なので直接的に他人と話す機会など皆無だが、SNSなどを通して他人の意見が目に入る機会はかなりある。他人の意見に目を通す時間が多すぎるのもよくないだろう。


趣味がどんな形であれ楽しめなくなるといよいよ人生がつまらなくなる。
誰に何と言われようと自分の好きなものは好きでいたい。
人間は他者とのつながりの中で生きるわけだが、それでがんじがらめになる必要はない。
自分の人生は自分のものなのだ。
私は私の人生の中に誰も立ち入れない不可侵の領域をつくりたい。
それがきっと幸福につながるはずだ。

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