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好きな曲は好き~17才/Base Ball Bear~

はじめに


今日はベボベの『17才』という曲についてお話しします。

この曲は一度聞いた人が自分が17才だった時のことを思い出したり、私の場合は17才になったらどんな気持ちなんだろうかとワクワクしながら聞いていた曲です。

最初のギターのジャカジャーーンが聞こえると、青い空と白い雲を思い出すほどにこの曲は私の青春でいっぱいの曲です。

多感で未発達な承認欲求を以て、生きている


ギターの爽やかで快活なメロディーからこの曲は始まります、
始まるにつれて大きくなってゆくスネアも大好きです。

『17才It’s a seventeen
檸檬が弾けるような日々
生きている気がした気持ち
それがすべてだ
17才It’s a seventeen
黒い髪の君がきらり
掴んだ腕 残るBCG
Wow wow wow wow ah ah
傷ついて痛いかい? 
Wow wow wow wow ah ah
気付いてほしいのかい?
Wow wow wow wow ah ah』

この曲はイントロの部分が名が好きでイントロがないようような気さえします。

私はこの曲に17才になる前に出会ったので、当時中学生の私がどんな気持ちだったかを思い出しながらお話しします。

「檸檬がはじける感覚」というのはベボベの曲の中によく出てくる表現です。
このような感覚を私はいまだに知りません。
いつかであったら、「これが檸檬がはじける感覚か~~~!」と言いたいぐらいです。
当時中学生だった私には未知の感覚であり、興味関心の高い感覚でした。
友人関係や自分がやりたかったことができたとき、達成感のようなものだと感じていました。
しかしただの達成感ではなく、「檸檬がはじける感覚とは、10代の時に感じる達成感」です。
だからこそ、生きている感じがするし、今ここで、生きていると感じることができるものなのでしょう。

今考えるとここの歌詞では、10代の多感さ、発達し始めた承認欲求が詰まっています。
だからこそ、どんな青春時代を過ごした人にも当てはまる部分が多く、多くの方の青春時代のBGMになることができる曲であると考えています。

『掴んだ腕 残るBCG』は所謂ハンコ注射ですよね。
ここでも幼さの要素を出してきましたね。


青春てんこ盛り

次の歌詞です。

『風になびく 白いシャツが綺麗
青い空が どことなく哀しい
二度と無い季節が通り過ぎていくよ
何も無い感覚 昇っていく階段
明日はどこだ
17才It’s a seventeen
自分が自分でなくなりそうなら
いつでも飛ばしてよSOS
そのhand phoneで
17才It’s a seventeen
黒い髪の君が誘い
覚えてしまったABC
Wow wow wow wow ah ah』

私の中高の夏の制服は白色でした。
そのため、この曲を聴くたびに「この白は夏の青い空によく映えるだろうな~」なんて考えていました。
このような妄想をしていたのですが、高校では現実を見ました。
高校は勉強と部活で忙しく、窓の外を見るのは現実逃避をしたいときしかありません。
そのぼんやりと青い空を見る様子がこのように歌詞とマッチしていました。
勉強に厳しい高校だったので、毎年「この夏が勝負!!!」と言われて勉強をしていました。
でも、この年、この季節、この瞬間は今しか来ないじゃないですか。
中学生の頃に妄想していたような高校生活ではありませんでしたが、それなりに、その瞬間瞬間を大事に過ごすことができた高校生活だったと思ってはいます。

制服で虫取りをした夏、暑い中準備した文化祭、砂ぼこりにやられた運動会、放課後のアイス、夏の大会遠征で入賞などです。

それでも、十代といえば進学や就職で将来をある程度決めなければならない時期です。
私は、成績が良くなかったことと、親の希望通りに進学できないこともあって、家では毎日最悪の気分でした。
未来なんて見えないし、見えない中で最大限に悩んでもずっと不安なままで、『明日はどこだ』って毎日言っているような気分でした。

『黒い髪の君が誘い 覚えてしまったABC』は何だか妖艶な雰囲気ですね。
私の学校ではなかなか聞かないことでしたが、きっと大人の世界に一歩踏み出す十代も多いでしょう。
そんな気がした歌詞です。

『前髪で隠した心を さあ、開いて
君のことに気付いてる人がきっといるから
ひとりじゃない感動 覚えたことはないか?
名前呼んで笑い合う事に意味なんていらない
明日会おうぜ イェーイ』

何人が怖くなる十代、人の目を気にするようになった十代、誰かと手を繋ぐことで安心感を覚えた十代、これらのことを一気に感じるようになります。
こんな風に、怖くて素敵で、一生大事にしたくなる感覚。
中学生のころにはわかりませんでしたが、今ならなんとなくわかるような気がします。
「またね」って言える友人がいることの重要性と精神的安定性、今ならわかります、
大事にしたいです。


それが全てだ

『17才It’s a seventeen
檸檬が弾けるような日々
生きている気がした気持ち
それがすべてだ
17才It’s a seventeen
黒い髪の君は若い
生きている気がした気持ち
それがすべてだ
傷ついて痛いかい?
Wow wow wow wow ah ah
気付いてほしいのかい?
Wow wow wow wow ah ah
17才It’s a seventeen
Wow wow wow wow ah ah
17才It’s a seventeen
それが全てだ』


さいごに

この曲はライブで、もうイントロがなった瞬間、わーーーー!っと手を挙げて手拍子の準備をするぐらい、ベボベの皆様も観客もみんなが声を揃えて楽しむことができる曲です。
私も実際に参加して考えていました。
こんなに青春感あふれて、ほとんどの人が通過する17才。
ここに居る人たちは、この曲を聞いてどんなことを思い返すんだろう、と。
きっと悲しかったことも楽しかったことも一気にぶわーーーーっと思い出すことができるんだろう、と。
そして、この曲を聞いて、それらを思い出すたびに、どんどん大切な思い出になって来るんだろうな、と考えていました。
素敵です。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
♡励みになりますありがとうございます。

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