『本質』シリーズ4『お金』

前回は『経済』について考察しました。
大変難しいと感じた方も多いと思います。
でも『誰かの消費は、誰かの所得』これだけわかってるだけで違います😃

では今回は、あなたが払う税金、元はどこから来てるの?って話です。

医療福祉業界にいると、「国の財政は逼迫している」とか「社会保障費が財政を圧迫している」という話をよく耳にします。
その方に、「じゃあといくらでダメになるのか?」と問いかけると、「専門家じゃないからわからない」「難しい話はいやだ」と返ってきます。
裏を返せば、「専門家じゃなくても、難しい話はいやでも、国の財政は逼迫している話は知ってる」ということです。
偉い先生は必ず言いますからね😅

実はその考えが、医療や福祉の閉塞感の根本原因と考えています。

人々の所得が減る中、高まる国民負担。潜在的国民負担は6割といわれます。
しかし、私達働く人の賃金ってどうですか?依然として全産業平均より年間100万円程低いんです。
賃金上げるにしても財政を言い訳にされますよね。

じゃ、国の財源とはなんでしょう?
一般的には『税収』ですよね。
国の収入グラフは、『税収』と『国債発行』から成り立っています。

難しいですか?
大丈夫です。ケアマネ試験より簡単ですからww

でも『税収』って、いつ確定しますか?
年度末ですよね。
おかしいですよね。なんで年度末に確定する『税収』がわかるんですか?

これを解くには、『お金はどこからやってくるのか』を知ることが重要です。

長くなりますので、簡単に書くと、『お金は国が発行している』ってことです。
だから、『あなたが払う税金も国が発行したもの』ということです。

国は何も無いところからお金を発行します。
『現金紙幣』や『硬貨』ではありません。わかりやすく言えば『預金通帳の数字』です。


何も無いところからお金を発行して世の中にばら撒き、税収として回収する。
ただそれだけのことです。
これを『管理通貨制度』と言います。


しかし、際限なくお金の発行はできません。
コロナ禍の最初、マスクやら消毒用アルコールが手に入らず、めちゃ高い値段しましたよね?
つまり、物を供給する力が制限となるってことです。
国は、この物やサービスが欲しいんです。それが国力になるから。
そのために『お金を発行して、人々が税金を納めるシステム』を作っているんです。

国がお金を発行できるんですから、公定価格(国が価格を決める)の我々の業界、お金がないなんてあり得ないですよね?

難しいですか?
大丈夫です。社会福祉士精神保健福祉士ダブル受験よりすごく簡単ですww

要するに、『固定観念にとらわれない』と言っている方々が『お金がないなんて固定観念』にとらわれていては、『お金がなければ生きていけない世の中』になってしまう。『社会保障も崩壊する』ということです。

『お金』というのは、『人権』に直結します。
『お金がなければ生きていけない、医療も福祉も受けられない』
これは、生存権の侵害にあたるからです。
では、次回は『人権』について考察したいと思います。

お付き合いいただきありがとうございました。

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