漫画「リエゾン」感想③~競争からの解放が必要~
こんにちは~ St.Mです。引き続き漫画「リエゾン」の感想ですが、第1回記事で「子供は残酷」という話をしましたが、僕は「どっちが上、どっちが下という考え方から解放されなければならない」という想いが強くなりました。今回はそんな内容です。第1回記事はこちら。
若い時の能力は本人の努力とは関係ない
いきなり絶望的な見出しですが
子供の能力は
本人の努力とは関係なく
①親の経済力
②親の教育投資量
③親の人間性(虐待・毒親でないか)
④本人の知覚能力・性格(障害の有無)
⑤早生まれか遅生まれか
でほとんど決まってしまいます
小学校時点で
他者より優れていると
モチベーション高く努力できますが
劣っていると
自己肯定感が低く
またいじめも受けやすく
苦しい人生となりやすいです
大人になって
「努力不足」「自己責任論」
を持ち出す人は
努力できる環境に生まれたこと
そのものが恵まれていることに
気付いていないので
実は危うい状況だと
僕は考えています
どっちが上とか下とかどうでもいい
障害を持って生まれると
物事を正しく認知できないというか
普通の人が普通に受け取れる情報が
頭に入ってこなかったり
逆に受け取りすぎてしんどくなったりします
世の中には物事をいろいろな風に
受け止める人たちがいる
それは障害の有無に限った話ではなく
生まれ育った環境の影響も大きく
能力の有無は
本人の努力とは関係ないところで
ほとんどが決まってしまいます
だからこそ
能力のない人を
バカにして見下したり
いじめで排除するのではなく
相手より優れていたとしても
自分の幸運に感謝して生きていくことが
当たり前の世の中になってほしいです
競争社会の中で
どっちが上か下かに囚われるのではなく
誰もが今の自分よりも上を目指せるような
社会になってほしいです
やまと たける様の紹介
noteでは有名?な方ですが
やまと たける様を紹介したいと思います
発達凸凹の子供を
どのように育てたらいいかを
実践的な例をもとに記事にされていて
子供が公園の遊具で遊ぶことや
ブロック遊びやしりとりなど
いろいろな遊びが
実はトレーニングになっていて
学校生活に適応するための
準備になっているというのは
大きな学びとなりました
知覚統合といって
育っていない感覚を
訓練・育てていくことで
日常生活を送れるようにすることは
リエゾンの中でも紹介されていました
生活に困難を感じた経験がない人には
分からないかもしれませんが
自分が思うこと感じることが
「みんなそうだろう」
「正しい」
と思うのではなく
自分はこう感じるけれども
相手はどう感じているのだろうと
疑問を持つことが大事で
子供や発達凸凹の人の
一見理解不能な行動を
責め立てるのではなく
相手から見える世界を
想像しようとする人が
増えて欲しいなと思います
まとめ
「親ガチャ」という言葉が
トレンドになるように
格差社会が進行し
子供時点の能力の優劣は
自身の努力以外の部分で
決まる時代になっている昨今
他の人と比べて
どっちが上、下とみるのではなく
障害を持っていても
HSP気質でも
今の状態から
一歩前に進むためにはどうしたらいいかを
みなが考えられる社会に
僕たちが変えていかなければならない
リエゾンを読んで
そう感じました
そして障害者であれ 子供であれ
相手から見える世界を想像できるような
人が増えていくことを願います
ここまで読んで下さり
ありがとうございました
ではまた!
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