僕のギフテッド関連記事一覧

こんにちは～ St.Mです。僕のダッシュボードを分析してみると『ギフテッド』に関連する記事のビュー数が多いことに気がつきました。そういうニーズがあるものの、僕は『ギフテッド』に関することはほとんど書ききってしまっていて今後は書く記事が減っていきそうなので、『ギフテッド』について知りたい方に向けて、これまで書いてきたことを整理し、各記事へのリンクを配置したまとめ記事を書こうと思います。

『ギフテッド』って何？

僕の記事の中ではこの記事が一番よくまとまっています。
『ギフテッド＝IQが高く特別な成果を出している人』という世間イメージですが、実際は高すぎる思考能力（思考の爆発）に振り回されている人たちです。

相手のネガティブな感情を増幅（OE）して受信するためHSPの性質を持っていて、誰も傷つけないようにするため高い倫理観を持つと言えば聞こえがいいけれど、高すぎる倫理観に縛られた奴隷のような苦しみを抱えがちです。

そして最適な状態を目指そうとする性質も持ちがちで、振り切った頑張りをして疲弊したり、周囲とかみ合わず浮いてしまうこともあります。独創的・創造的に見える行動を取ることもありますが、実は最善の状態をつきつめたらそうなっているだけで、本人は創造的である自覚がないこともあります。

『奴隷』という表現が当てはまり、いろいろな重りを抱えて生きてしまうため、IQは必ずしも高く出ないことがあります。（IQと人間の能力は必ずしも一致しない）

積極的分離理論（人格崩壊）

ギフテッドは積極的分離と呼ばれる人格崩壊（と僕は呼んでいる）を起こすことがあります

ヒトの人格成長には５段階あり、ギフテッドは人格がバラバラに崩壊するような苛烈を経験しながら段階を進めやすいと言われて・・・・います。ですが、僕はこの段階を進めるのはギフテッドの専売特許ではないと考えています。

ギフテッドはその思考能力の高さゆえに一般的な人格形成とは違った経路をたどってしまい、人格をぶっ壊して「ふりだしに戻る」状態になってしまうのが積極的分離だと思っています（僕の経験した積極的分離の記事と、一般化した記事（前編と後編））

ギフテッドのコミュニティに参加すると、能力を鼻にかけた傲慢な人間が多い時があるようですが、これは

自分は能力を持っているはずなのに周囲から受け入れられていないと本能が感じていて、『わたしはこんなに凄いのよ　もっとわたしを評価して～（泣）』とマウンティングしてしまう状態です。

あるいは、社会の矛盾を放置している人たちへの攻撃性を持ち、正義を振りかざす状態になったり、認知の歪みによって被害妄想に囚われてしまう状態になったりします。

いずれも人格形成の段階が進んでいない状態であり、ギフテッドの一形態になります。こうした状態は僕自身も通ってきた道であり、「『ギフテッド』なんて崇高そうな属性を名乗ってはいるけど、そんないいものじゃないんだよ」ということを分かってほしいですね。

悩んでいるギフテッドへ

ギフテッドは周囲と協調できず孤独になったり、またHSPの気質を持ちがちなこともあって、ひきこもりなど社会的にドロップアウトしやすい性質があります。僕も精神病院に長期入院したところから這はい上がってきた経験があります。苦しい状態を乗り越えた者として悩んでいるギフテッドに対して伝えたいことは

①相手のネガティブな感情は自分が想像で創り出していることに気付くこと
②良くない思い込み（呪い）に囚われていないかを考えること
　・リスクに囚われ過ぎないこと
　・理想の実現に縛られ過ぎないこと
③アサーティブコミュニケーションを身につけること（記事①、記事②）
④人格を磨くことで自分らしく生きられるようになること
⑤『自分は特別じゃない』ことを受け入れること

です

ギフテッドのお子さんを持つ方へ伝えたいことは
「こうしてギフテッドについて調べようとする親である時点でお子さんは大丈夫」ということです。

社会に向けて発信したいこと

ギフテッドを天才扱い・特別視してほしくはないということです（これはギフテッド自身にも言えます）。ギフテッドネスを持っていたとしても才能を伸ばせる環境になければ、能力は発現しません。社会からドロップアウトし顕在化していないギフテッドも多くいます。こうした人たちにも目を向けて欲しいのです。

ギフテッド支援と言う前に、変わらなければならないのは多数派であるギフテッドでない人たちだと思っています。世の中にはいろいろな考え方・感じ方をする人たちがいて、それぞれを尊重していこうという神経多様性を認める社会を実現し、異質な考え・意見を攻撃し排除しないようになれば、ギフテッドに限らず発達障害やHSPの人たちも活躍できる社会になると思います。僕はそうした社会の実現のために記事を書いています。

ギフテッド教育と叫ばれていますが、能力を発揮するのは本当に幸せに繋がるのか？ そうした考えは能力がない者を蔑さげすむ行為であり、障害者・貧困者を苦しめていないか？ 今一度問い直してほしいと思います。

ここまで読んで下さりありがとうございました。

2023年10月5日　St.M

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