見出し画像

明るく存在する理由

今日は私が人前で元気で明るくいる理由をここで書きたいなと思います。

私は、よく言えば明るくて気が使えて人に元気を与えられる人です。でもね、悪く言ったら頭がおかしい人なのです。アホなんです。好奇心が強いんです。
でもね、これはね、本当の本当の本当の自分ではないと思います。

こう明るく生きていこうと思ったというか、もうこれ以上どん底で辛い自分を味わうことがないと思ったのは中学3年生の時かな。。
これを毎回思い出すと涙が出るし、あのシーンは自分にとってトラウマで鮮明に覚えています。


私の唯一の姉がね、高校3年生だよ、急にね家に帰ったら赤ちゃんになってたんだよね。
赤ちゃんってちっちゃくてむちむちの赤ちゃんじゃなくて、高校3年生そのままの姿で赤ちゃんのフリをしてハイハイして、私の名前を呼びながら赤ちゃんみたいな声で「たすけて」って何回も言うの。
はじめはまた遊びでやってんの笑とか思ってなにしてるの笑とか茶化してたんだけど、全然向こうは本気で助けを求めてきたの。でも、中学2年生の私にはすごくすごく恐怖で"おかしい"という認識しかできなかった。だから2階の部屋に逃げて、母親父親祖母、電話番号知っている身内に全部電話をかけて助けを求めた。


「「お姉ちゃんがおかしい。赤ちゃんになってる。たすけて。」」
「「はあ??何言ってるの?」」
「「いいから早く帰ってきて」」

1人でいると怖かったからすぐに外に逃げた。あの時は2年前に亡くなった犬もいたっけな。
今思うと助けられなくて逃げた自分に後悔。

それから、皆んなが家に来て、騒然としている中、その日のその後はどうなったかは知らない。知ろうともしなかった。友達の家に逃げた。

そこから自分の家は闇に包まれるようになった。

姉は解離性同一症、統合失調症と診断された。昨日まで普通の勉強もできる、スポーツもできる姉だったのに。
毎日毎日、寝れなくなるぐらいの鳴き声、叫び声、笑い声に悩ませられる日々が何日も続いた。

そこから親は姉につきっきり、1番愛情が欲しかった中学2年生の自分にとっては、すごく辛くて孤独感で毎日のように友達と遊んで家に帰りたくなかった。毎日誰もいない食卓に手抜きの冷えたご飯。友達の誰にも相談できず、1人で涙を隠し、口に冷やご飯を入れながらこの辛さを抱え込んでいた。

そのような日々が毎日続き、母親は霊にすごく敏感になった。
「「姉には霊がついている」」と。
一種の現実逃避でしょうか。
そこから毎週のように霊媒師を家に呼ぶようになり、数珠や水晶玉など合計300万を払ったと後から聞きました。
それだけではなく、この土地には死体がいっぱい埋まっている、ここに飾っている絵画が霊を読んでいる、今すぐお墓を建てなさい、など私の家が全てその霊媒師の支配下に置かれた。
母親も精神的に弱ってきていたのでしょう。次々とその人にお金を注ぎ込みます。
父親は物をあまり言わない人。黙っています。
私は中学2年生、言葉の権利なんてありません。

自分の家がまるで自分の家じゃなくなり、自分の存在するべき場所がどこかわからなくなりました。
毎日辛くて、1人で抱え込み、自分の部屋に閉じこもるために家に帰る日々。飼い犬に縋り付いて誰にも見えないところで涙を流し、理解してくれているのかしてくれていないのかわからないけど、飼い犬も涙をペロペロ舐めてくれて、さらに涙が出る毎日。
死にたいと思う日も何回もありました。
姉のせいで、このくそ姉が。と何回も思う日もありました。今も思う日があります。

でもね、この経験がね、今では多くの人から愛される自分を作ることができたよ。でもね、時にはそれがしんどいと感じるのよね。だってねその愛してくれる自分は本当の私じゃないから。本当の自分は1人で無口で自分のことだけ好きにやっていたいよ。人前では強がってるだけなんだよ。

でもね、何故かその偽物の自分が不意に出てくるの。
人に愛されるのに必死なの。
別に愛されなくてもいいのに。
変だよね。
疲れるのにね。

この経験の後遺症なのか分からないけどね、人に頼ることとか人を誘うこと、人からの誘いを断ることがすごく苦手になったよ。
人の気持ちの先の先まで読んでしまって傷付けたらどうしようなんて思うようになったよ。

私が明るくいる理由はね、この経験があったから。
もうこれ以上のどん底は経験したくてもしないだろうし、人生何とかなるんだよ。
そんな私でも人から愛されて、頼られる人になったよ。
何事も経験に感謝するようにしています。

私の将来の夢は、1人で海外に住むことです。
全く知らない人の中で、知らない言語の中で、1人で生きてみたいと思います。
結婚願望も子供が欲しいとも思いません。
もう、あんな目に遭いたくないから。
犬は飼いたいです。どんなに人に愛されても、人には信頼と裏切りが存在します。でも、犬は唯一の拠り所です。

こんな私でもコツコツ毎日明日から明るいフリしてやっていきます。限界がくるまでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?