避けて通れない道
2024年 2月16日(金)
今日の景色…
〈気になる記事…〉
サッカー韓国代表クリンスマン監督の解任を発表 成績不振&内紛も…協会長「国民を失望させ謝罪」 違約金11億円超の可能性も
(記事本文抜粋…)
韓国サッカー協会は16日、ソウル市内でチョン・モンギュ会長も参加して「サッカー代表チーム事案関連役員会議」を開き、男子代表のユルゲン・クリンスマン監督の解任を決定した。15日には強化委員会が「これ以上リーダーシップを発揮するのは難しい」として更迭を勧告するという異例の事態となっていたが、これに沿った決定がなされた。
自ら会見台に立ったチョン・モンギュ会長は「総合的に検討した結果、代表チームの監督を交代させることにした」と口にし「熱烈に応援してくださった国民を失望させてしまったことを謝罪する。総合的な責任は私と協会にある。原因をしっかり調査し対策を施したい」と続けた。次期監督は新たな戦力強化委員会を選定したのち選抜作業を進めるという。
👉クリンスマン監督がサッカー韓国代表監督に就任した当初から続いた、その世論による「クリンスマンバッシング」がクライマックスを迎えました…。
結局…
最後はこのような結末を迎える事になってしまったのですが、やはりその韓国サッカー協会の特にチョン・モンギュ会長直々の監督指名であったのと、その監督選任における過程やその契約内容などの不備や詰めの甘さが尾を引いたようです…。
途中のこの時期で監督を交代させるというのは、やはり常套手段とは言え、その残された時間でチームを一から立て直すのにはかなりタイトな厳しい条件でもあります…。
そして今回これだけの失態と…
これだけのバッシングがあったその韓国世論の激しさを前に、その時期監督となる人物にもかなりのプレッシャーが掛かって来ることでしょう…。
正直、幾らお金を積まれてもやりたくないというのがホンネかもしれません…。
それにしても…
そんなクリンスマン監督が在任した1年間…。
本人としては辞任するつもりはなかったということですが、正直『早く解任してくれ』といった心境だったのではないでしょうか…。
そのようにわざと持って行こうとしていたとも考えられます…。
本人のみ知るところではありますが…
「衝撃的な言い訳だ!」クリンスマン監督がアジア杯敗因は“選手間の不和にあり”とまさかの主張→韓国メディアの怒りが爆発!「責任をなすりつけるのか…」
(記事本文抜粋…)
現地2月15日、ソウル市内で大韓サッカー協会(KFA)の戦力強化委員会が開催され、強化委員長であるミヒャエル・ミュラー氏や技術部長のファン・ボガン氏、さらにはKリーグクラブの現役監督ら7名が出席。ベスト4敗退に終わったアジアカップ2023における代表チームの戦いぶりについて論議が交わされ、クリンスマン監督も米西海岸の自宅からリモートで参加した。
その会合ののちに記者会見に臨んだファン・ボガン氏は「委員会はクリンスマン監督がさまざまな理由でリーダーシップを発揮できなくなったと判断し、後任が必要だという意見で一致した」と解任の決議を発表。戦術面での準備不足や選手選考の不平等さ、韓国の滞在期間の短さ、さらにはチーム内の規律を管理できなかった点なども理由に挙げられた。
「多くの約束を守らず、国民の信頼を失った。挽回は不可能だ」と断言している。
そうしたなかで、ファン・ボガン部長はクリンスマン監督が会議中に発した主張も明らかにした。「我々は彼に対して戦術的な不備を指摘したが、みずからの非をまるで認めなかった」という。準決勝ヨルダン戦の前日、チームの夕食の場でソン・フンミンとイ・ガンインが揉み合いとなった“卓球事件”が話題を集めているが、「クリンスマン氏にそのことも確認した。彼は選手間の不和があり、それが(ヨルダン戦の)パフォーマンスに影響したと答えた」と驚きのコメントを紹介したのである。
これを受けて韓国メディア『聯合ニュース』は「まったくもって衝撃的な言い訳だ。どう聞いても、選手たちに責任をなすりつけるかのような信じられない発言である」と怒りを露にし、ニュースサイト『スポータルコリア』は「いつもチームの雰囲気の良さを自慢していたクリンスマン監督だが、実際は選手たちに規律を植えつけることさえできていなかった。にもかかわらず、自身の指導力不足を認めるどころか、選手たちを盾にしたのだから呆れるばかりだ」と糾弾する。
今回委員会が下した解任決議はKFA首脳部に上げられ、最終的にはチョン・モンギュ会長が結論を出す流れだ。しかし、ニュースサイト『イーデイリー』は会長の振る舞いを疑問視する。
「会長が戦力強化委員会に出席する義務はない。だが、これだけ国民的な関心事となっており、世論も監督解任の声が高まっているなかで、一日を通して姿を現わさなかったのは問題だろう。クリンスマン監督を巡る問題は、指揮官交代だけでは済まされないとファンは考えている。会長を含めたKFAのリーダーたちも責任を取るべきだという意見が圧倒的なのだ。今のままではさまざまな点において、同じ過ちを繰り返すに違いないと、すっかり信用を失ってしまっている」
👉わたしもクリンスマン監督が韓国代表監督に就任した当初から、そのクリンスマン監督の動向と、その韓国世論の声には注目して追っていました…。
その監督の戦術面などサッカーの中身はよく分かりませんが、なにぶんそのクリンスマン監督が韓国にほとんど滞在していない事による世論の不満や、その監督の韓国国民を無碍にしているというか馬鹿にしているように取れる発言なども何度も目にしていました…。
そこは韓国世論に同調しますね…。
やはり…
その国の代表監督となったからには…
先ずはその国のことを良く知り、その国のことを好きになり、その国のことを良く理解して、そしてその国に寄り添うことが、代表監督としての務めだと思いますし、そのようなその国に対するリスペクトが無ければそれは成り立ちません…。
そんな人間的な基本的な部分に欠けていれば、いくらサッカー界で名を馳せた人物であったとしても、たいした仕事など出来ません…。
わたしは…
今回のこの韓国サッカー界におけるこの“監督騒動”の問題の根源というのは、そんなクリンスマン監督の人間性やその中身を深く知ることなく、そのネームバリューだけで代表監督に据えた韓国サッカー協会の方々の問題なのではないかと思います…。
もうちょっとクリンスマン監督のことを良く調べて、慎重にその代表監督選任を行うべきだったのではないかと…
韓国メディアが解任クリンスマン監督を猛批判する理由 「無能な在宅監督は不要」強烈な見出しも
(記事本文抜粋…)
韓国紙「スポーツ朝鮮」は、「無能な在宅監督は必要ない」と衝撃的な見出しを掲げている。クリンスマン監督は韓国にいない期間の方が長く、国内プロのKリーグをほとんど視察しないことでも批判を浴びてきた。記事はさらに「能力不足、態度不良、改善の余地なし……クリンスマンの在任1年」とつづけており、アジアカップ直後に大会は成功だったと思うと自画自賛したことも批判している。
また、クリンスマン監督の任期は2026年の北中米ワールドカップまで保証されていたため、100億ウォン(約11億2400万円)前後の違約金が発生する可能性もあると報じられている。韓国メディア「ニュース1」は「8年前に米国でも82億(ウォン)の違約金……常習犯」との見出しで、2016年の11月に米国代表監督を解任された際も、620万ドル(約9億3000万円)という高額の違約金を受け取った事実を紹介した。
さらに、専門メディア「インターフットボール」は「最後までクリンスマンらしかった……無戦術と態度が議論に、誠意なきSNSでの惜別挨拶まで」という見出しで、解任発表前にクリンスマン監督が自身のインスタグラムに、選手とスタッフに感謝する旨のコメントを載せたことも批判している。
👉もはや「違約金詐欺の常習犯」とまで言われてしまっています…。
本当にはじめからそのような気持ちで韓国代表監督を引き受けたかどうかは、それこそ本人にしか分かりませんが、でももうそれが2回も続いている事実から考えると、この先の監督業としてはなかなか次が厳しいのでは…。
というより…
もう既にそのような噂などは、世界のサッカー界の中で少なからず飛び交っていたのではないでしょうか…。
わたしはそう思います…。
ただそれを知らなかったのは、韓国サッカー協会の人たちくらいだったとか…。
ある韓国メディアは…
「クリンスマンという罠」といった記事も掲載していましたが、クリンスマン監督としては、そのサッカー界の中のトップレベルの業界では既にその落ち着く居場所がなく、何とかそこに乗っかってくれたのが韓国サッカー協会だったという流れだったのかもしれません…。
いずれにしても…
そのようやく訪れたチャンスにさえも、このような姿勢と態度で臨んでいたとなれば、「罠」とか「詐欺」とか言われても仕方ないかもしれません…。
本当にこの業界で最高の仕事をして最高の監督になろうとしている人物であれば、少なくともこのような韓国での姿勢や態度ではなかったと思います…。
明らかに割り切ったお金目当てのビジネス監督だったと言わざるを得ません…。
また…
もっと深堀りして行くと…
そのもっと深い闇が関わっている可能性もあります…。
このサッカーの世界では、このような監督や選手たちの契約に関して、それぞれそれを売り込むエージェントという人たちが存在しています…。
その監督や選手たちを売り込み契約することで、その利益を得ている人たち…。
それをちゃんと表向きに動いて正式なカタチでやっていれば問題ないのですが、そのエージェントまがいな仲介役をして裏でそのマージンを得ようとする人たちもこのサッカー界には多々存在しています…。
正式なエージェントではなく、個人的にはそのサッカー界の周辺で何らかの仕事で関わっているような人たち…。
その中にはもちろんサッカー協会の人たちも含まれています…。
そのような人たちが意図的に特定の監督と裏で繋がっていて、はじめからそのシナリオでその就任を推し、そこで裏でマージンを得るようなことも…。
そのようなやり方で…
まだJリーグ発足当初しばらくは、いろんなクラブでそのような外国人監督や選手たちの契約に関する様々な問題が多発していました…。
そのような契約問題に関する解決に取り組んだ日本サッカー界においては、今はもうそのような事は少なくなっているのかもしれせんが…。
まさかの深堀りではありますが…
この韓国での騒動の先に…
更にそのようなスキャンダルが出て来ないことを願います…。
いずれにしても…
この今韓国で起きているような代表監督問題というのは、かつての日本で繰り返されていた問題でもあります…。
そのようなところから考えてみても…
やはり日本のサッカー界のその流れというのは、少し先を歩んでいると言えるのかもしれません…。
ですから…
「韓国が監督解任したのだから」とか…
「日本は甘い」とか…
「日本はこれでイイのか」とか…
この韓国代表監督解任に便乗して、日本の代表監督のそれを煽り立てる事はやめてもらいたいですね…。
多分そのような記事はこれからたくさん出て来ると思いますが、だいたいそのような記事を書く人というのは、あまりサッカー界のことを知らずに書いている素人だと思って良いと思います…。
明日にはそのような記事を多く見かけることでしょうね……
とにかく…
韓国サッカー界の発展のためには、この今回の騒動は避けて通れない不可欠な過程であったのではないでしょうか…。
日本の永遠のライバルとして常に競い合う仲ではありますが、今やアジアカップにおいても、日韓以外の中東勢の勢いが強くなって来ています…。
お互いにその様々な課題をクリアーしつつ、切磋琢磨しながら共にアジアのレベルアップを図って行ってもらいたいですね…
〈気になる記事・前半…〉はこちらから…
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