『日本のオードリー・タン』…
2024年 6月19日(水)
今日の景色…
〈気になる記事・後半…〉
「彼の考えるデジタル民主主義がすごく好きだ」
オードリー・タンが都知事選候補で注目している「天才AIエンジニア」
(記事本文抜粋…)
6月20日に告示日を迎える東京都知事選。そこで、ひとりの天才エンジニアの出馬が注目を集めている。
名前は安野貴博。6月6日の記者会見で立候補の意を表明すると、各界から反響が続出し、一躍注目候補に躍り出た。
なかでも熱いメッセージを寄せたのが、台湾の元デジタル担当大臣、オードリー・タンだ。
タンは出馬の構想を語る安野に「彼の考えるデジタル民主主義がすごく好きだ。安野氏は『私たちは良い方向に変われる』と言っている」と大きな期待を寄せた。
デジタル民主主義とは、政治や行政をデジタル技術の力でより身近な存在にするとともに、多様でより良い社会を目指す思想である、と安野は解説する。
「私が主張している新しい政治のやり方は、私に能力があるから優れているのではありません。『みんなで考え、みんなで決める』から優れているのです。それが、これからの世界に必要なデジタル民主主義のあり方です。私自身が育った東京という都市は、もっと良い方向に変われる都市だと思っています」
圧倒的エリートの彼だが、なぜ今回都政を目指したのだろうか。その背景には安野が抱える「危機感」があったという。
「いま、私たちは岐路に立たされています。テクノロジーには『いい使い方』と『悪い使い方』があります。テクノロジーをうまく使えば、社会がより発展していくのに、フェイクニュースなどの『悪い使い方』のほうがはびこっている。政治の世界でも同じです。リーダーがテクノロジーを理解し、正しく使いこなせなければ、この国の未来は暗い」
しかし、テクノロジーの力を活用すれば、東京はもっと豊かで住みよい街になるのだと安野は力説する。
「テクノロジーは、本来は人が苦手なことを助けるためにあるのです。視力が悪い人にはメガネを、計算が得意でない人には電卓を。同じように、AIをはじめとするテクノロジーが、誰もが簡単に使えるようにきちんと普及すれば、一人ひとりの“苦手”に対応することができる」
一方で、現職の小池都知事もテクノロジー支援、スタートアップ支援を公約に掲げてきた。たとえば6月13日には、自身のXアカウントで、生成AIで作成したという「AIゆりこ」の動画が投稿された。小池都知事にそっくりのAIが、これまでの都政の取り組みを紹介している。
安野に「AIゆりこ」について尋ねると、都知事みずからがAIの可能性をアピールする取り組みには一定の評価をしつつも、こんな答えが返ってきた。
「AIゆりこは、小池氏の信条を一方的に語っているにすぎません。これは“ブロードキャスティング”であって、テレビや新聞などの従来のメディアと大きな違いがありません。テクノロジーを使えば、双方向性──これを科学技術の世界では“ブロードリスニング”と呼びます──を担保できるのです。つまり、都民の皆さんの声を、文字通り聞いて、反映することができるのです」
安野がおもむろにMacBookを取り出すと、画面の中には彼にそっくりなアバターがいた。「経済政策について教えて」と打ち込むと、しっかりと答えてくれる。
「私の政策や政治信条をAIで学習させています。どんな質問でも答えられますし、要望も受け付けられます。これで、選挙期間中は、24時間いつでもわたしと政策についてお話しすることができます」
マニフェストづくりも画期的だ。エンジニア向けのシステム「GitHub」を用いて、GitHubのアカウントさえあれば、政策への「変更提案」を送ることができるようにした。
これらのキャンペーンに使ったプログラムは、すべて選挙後にオープンソースで無料で公開する予定だ。今回の安野の出馬をきっかけに、出馬と選挙活動のノウハウが誰でも使えるようになる。まさに「選挙のオープンソース化」というわけだ。
「今後、あらゆる選挙で、どんな候補者でも有権者とともにマニフェストを改善することができるようになります。こうして、私は選挙のやり方それ自体をアップデートさせたいのです」
今回の選挙は、これまでのしがらみ政治を打破する一歩になるはずだと、安野は強調する。
「問題の本質は、政治における投票や政策形成のシステムが100年も前につくられたもので、アップデートが必要だということです。皆さんが使っているスマホはどんどん進化していっているのに、政治の世界だけがアナログなままでいる。もちろん、アナログのよさも理解したうえで、テクノロジーを導入することで、もっと政治をアップデートできると思うのです」
👉「政治のアップデート」…。
これが先ず安野氏の目的のひとつ…。
なので…
例え今回の選挙で都知事に選ばれなくても…
そのテクノロジーを使った斬新な選挙のやり方というのは、今後のあらゆる選挙において誰もが同じように使えるようになるということ…。
これは確かに大きな進歩ですし…
明らかに今までの古い選挙システムから脱皮する大きなアップデートとなりそうです…。
これは大きな貢献ですよね…
やはり…
いちばん大事なのは…
「東京都民の声を聞く」こと…。
「AIゆりこ」がどのような物なのか知りませんが、この記事のこの安野氏の解説からすると、確かにご本人と同じであまり都民の声を聞き入れてそれに答えるような代物ではなさそうです…。
「神宮外苑問題」ひとつとってみても、ろくにちゃんと都民の声を聞き入れる姿勢“ゼロ”ですしね…
それに…
我が日本国総理大臣にしても…
そのなりたての時はしきりに「国民の声を聞く首相」と自身で豪語していましたが、今の有り様といったらまったく…
やはり自分の分身である「AI」に働かせるのであれば、やはりそれなりに本人の“中身”が伴わなければ、その「AI」が暇でしょうがないし手持ち無沙汰になりますが、この安野氏に関しては相当な中身が詰まってそうで期待が持てます…。
やはり“素”が良くなければ…
その「中身」を習い吸収し体現する「AI」も、どうしようもない「出来損ない」な政治家の分身になってしまいますよね…。
『日本のオードリー・タン』
その安野氏に注目・期待ですね…
〈気になる記事・前半…〉はこちらから…
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