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眠り姫になってしまう稀な症状〜周期性傾眠症とは〜

5月28日は渋谷のお医者さん(心療内科)へ。二つ聞きたいことがあったし、血液検査もそろそろやってもらわないと、と思い、処方箋もらうだけでなく、診察にした。そういえば、心療内科というのも、比較的最近の呼び方なのか。ひと昔前は「精神科」だった。今でも大学病院などではそう呼ぶのか。ちなみに私が20代の頃入院した大学病院では「精神・神経科」というくくりだった(歌手のコッコさんが同じ時期に入院していた)。

さて一つ目は、眠っているときにたまに体がかゆくて掻いてしまうが、赤くはならないという話。それは体温の変化(暖かくなる)のせいでたぶん問題ないという。私もこれはあまり問題にしておらず、先生もそれはわかっている。

そうそう、読んでいただく前提として、この先生とは長い付き合いだし、私は全幅の信頼をおいている。昨年、近くに転院しようとして何軒か回り、見事に失敗したのだが(ひどい医師ばかりで遂には「線路が呼んでいる事件」に発展するまで具合が悪くなった)、最近は症状が軽くても気軽に心療内科に行ける風潮のため、逆に軽い症状しか診られず(理解できず)、10分だけ話を聞いて薬をいいかげんに処方するだけの若い医師が急増している現実をみた。

次に、最近、眠り過ぎる話をした。これはたぶん、お薬を少し減らしただの増やしただの、そういう問題や理由ではない気がする、と話したら、病名らしきものが一応あった。「周期性傾眠症」というらしい。

私はてっきり、最近よく耳にするHSP気質だとか、そういうのかと思ったら、帰ってネットで調べたら、かなり稀な症状のようだ。以下ほぼ転記↓

《周期性傾眠症(別名、クライネ・レビン症候群)は稀な疾患です。 思春期に発症し、2〜20日間持続する傾眠(嗜眠)状態を1〜数カ月、時に数年に一度の間隔で周期的に繰り返しますが、成人に達すると大部分が自然に消失します。 傾眠期の初期には眠気が強く1日中眠り続けますが、尿意や便意があると覚醒します。》

別のサイトから↓

《反復性過眠症は、数日から1週間程度の過眠期(眠り過ぎの期間)と正常睡眠期をくり返す状態です。過眠期の頻度は年に数回から十数年に1回程度までさまざまです。以前は「周期性傾眠症」という呼び方もされていました。過眠症の中でも珍しい病気で、100万人に1~2人と推定されています。主に10代で発症し、男性に多いのが特徴です。

過眠期には1日中眠っていることもあるため、学業に支障をきたします。その状態がずっと続くわけではなく普段は正常な睡眠状態で、不定期に過眠期が出現するため、それが「病気」と認識されることが少なく、「やる気がない」「自分勝手」など誤解されてしまうこともあります。過眠期にも食事と排泄、入浴はおこない、食欲や性欲が亢進したり、乱暴な言葉遣いになることもあります。

治療はお薬が軸になりますが、心身のストレスが多くなると傾眠期が現れやすい傾向があるため、可能な範囲で心身を疲労させ過ぎないような生活の見直しも勧められます。》

先生はこの名前を告げる前にいくつか質問してきて、うんうん、という感じだったので、30年以上の付き合いになる先生には、話半ばでもうわかったのかもしれない。

ポイントは、年がら年中ではないみたいだということ、途中で起きてご飯食べたりトイレ行ったり一人でできるのだが、またパタンとすぐ眠りの続きに入ること、などだ。まさにそうなのだ。

とにかく、これに関しては、今は別に薬もなく、逆に減らすべき薬もなく、特に処置なしだ。そうだろうな、というのも、私もわかっていた。ただ、HSPが云々なんて言葉はどこにも出てこなかったものの、やはり、決定的な原因は不明だが、一応、私が音や光に過敏であったり、家族との会話でさえ落ち着かないことがあったり、ピリピリして緊張状態が続いていることは、原因としてはあるだろう、とのこと。つまり、普通に生活するだけで、疲れすぎるのだ。だがかと言って、弛緩するための薬をさらに増やしたら、もっと眠くなったりだるくなるので、今の薬と頓服で様子見となった。

それから自立支援の更新のための、今年は診断書が必要な年なので、それをお願いし、血液検査もお願いしたら、また呼ばれて、いきなりだが脳波の検査を今日やっていって、という。時間はあったので、2年ぶりくらいだったが、とりあえず脳波をとる。結果は全部次回だし、診断書も次回受け取るから、また来月も診察だ。ちなみに、この渋谷の先生は、脳波の読み取りに関しては権威?とにかく一流らしい。(というのは、最近やっと作られたホームページ上での他医師からの推薦の言葉にあった。診てきた患者数も何千を超え、海外などにも処方箋を出したりしているらしい。たぶんすごい先生なのだが、いまだに小さなクリニックのままだ。)

次の朝、1カ月ぶりくらいに、早く起きられたし、何より、歩きに行きたい気分になったので、行ってみた。(早く起きることはあったが、1か月間も朝の散歩に行く気がしなかったのだ。)雲はまだ暗かったが、台風は去ったようだった(というのは誤解だったのか、嵐の前の静けさ、だったようだ)。写真はその日の朝5時半ごろの空。

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