中国・武漢の「黄鶴楼」へ、観光撮り歩き
↑↑↑こんなガッチガチにライトアップされた城は日本にあるでしょうか!?!?
というわけで、せっかく武漢に来たので観光地を回ることにしました。
最初に来たのは「黄鶴楼(こうかくろう)」
世界遺産であり、中国の『江南三大名楼』の一つだそうです。(入場料80元[1200円くらい])
コロナで有名になった武漢のウイルス研究所からは車で約20分の場所にあります。今では観光客がガラッと減っているか、営業停止になっていることが予想されます。
当時の写真(2017年)↓↓↓
肩書に恥じぬ堂々とした佇まいです。
黄鶴楼は三国時代の223年、呉の孫権によって軍事目的の物見櫓として初期の建物が建築されましたが、その後戦乱の影響で焼失と再建が繰り返され、現在観光用に建てられたのが、こちらの建物のようです。
↑↑↑ 今ではすっかり観光地化。このお猿さんは一体、、?
↑↑↑ 敷地内を歩いていると、これまた堂々とした石像に遭遇しました。
こちらは「岳飛」の像。岳飛とは、あの中国・三国志で最も有名であろう武将「関羽」と並び称されるほど有名な武将です。
かつて北方の異民族国家「金」から故郷が侵攻を受けていた農家生まれの岳飛は義兄弟たちと“岳家軍”という義勇軍を率いて金軍に立ち向かいます。
金との戦いでは全戦全勝。武力だけでなく、少ない軍勢で大軍の敵陣を打ち負かすなど、岳飛は戦術に長けた軍師でもありました。
こうした岳飛の活躍は、戦乱に巻き込まれ虐げられていた宋の人々にとって、大きな希望となっていきます。
人を思い、国に報い、困難に立ち向かい続けた岳飛は英雄と呼ばれ、今でもこうして像を立てられることによリ、人々に慕われ、尊敬される存在であり続けるます。
という立派なお方です。
そんなこんなで武漢はかつての三国志と密接な関係があったようです。
海外に行く事が好きな理由の一つは、歴史に興味がわくことです。その国の歴史に関心が向き、調べることで知識が増えたら、自国(日本)の歴史にも関心が向くなど、一気に視野が広がっていきました。
↑↑↑ 黄鶴楼から見た景色。壮大ですが、空気汚染の影響で霧が発生しているので、奥の景観が見えなくなっているのが少しもったいないですね。
↑↑↑ 唐代の詩人「李白」が書いた「壮観」の書。「壮」の右に点が書かれているのは李白が黄鶴楼のあまりの美しさに見とれて、誤って点を入れた、、もしくは美しさに感動して壮観さを強調してわざと点を入れたなどと言い伝えられているようです。
↓↓↓ 敷地内の雰囲気 ↓↓↓
↓↓↓ 黄鶴楼内の展示物 ↓↓↓
・
・
・
・・・観光に疲れてベンチに座っているといつのまにか眠ってしまっていたようです。
目が覚めるとすっかり暗くなっていて、周囲に誰もいないことに気が付きました。
「え、暗っっ。。。。。」
既に営業時間は終わっていたようで出口を探すのに四苦八苦していたところ、急に周囲が明るくなったのに気づきました。
よく見ると、、
なんとまぁ贅沢な時間でした。
この壮大な景色を完全に独り占めできたのです。
ちょっとした優越感に浸っていると、警備のおじさんが来て「出口はこっちだ」的な中国語を話しかけてきたので、黙って連行されて外に出されましたとさ。
めでたしめでたし。
人間の娯楽の一つである観光。また思う存分に観光ができる日々を今は待つばかりです。
以上、黄鶴楼観光日記でした。
記事を読んで頂きありがとうございます。もし記事を気に入って下さってサポート頂けた場合は、写真家としての活動費用に使わせて頂きます。