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ラオスで魚と添い寝する#8刺激的な出会いと29時間
二度と経験しないって言葉は一度経験したから言えること
ある意味指定席に座る
アジア旅行5日目
ハノイのバスターミナル出発から。
ラオス・ルアンパパーンまでの長距離バス車内は床をえぐるような下段の座席と上段の座席が両側に並ぶ。
二人組の客は下に横並びに座るようだ。どうやら彼らなりの”指定”席があるらしい。
選ぶ余地もなく「ソコ。」と指をさされた場所に座ったのだった。
ちなみに、イギリス男子2人は私たちの前だった。
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旅のお供は経験と共に増える
ほぼ定刻で出発し、27時間のちょいと遠回りなバスでの国境横断が始まった。
バックパッカー旅を充実させるコツは、この長時間の何もない時間にこそ意義があると、旅をするたびに思う。
このただ移動するだけの時間。山越えの電波も弱いこの時間を
-携帯でずっと動画を見るのか
-携帯やカメラで風景を撮影するのか
-ただただ非日常の景色を目で見て楽しむのか
-疲れた体に睡眠という休息を与えるのか
-読書するのか
-冒険記を書にしたためるのか
それは自分次第だ。
はじめてバックパッカーをしたとき、この自由時間に地味に苦しんだ。
いまや人間の脳は携帯でできていると言っても過言ではない世の中。
電子機器が通じないとなると、
「やることがない」と思ってしまうのだ。
携帯の充電が切れるとなると尚更。
だから、その都度学んできた。
自分で選択肢を増やさないと、空虚になるだけだと。
空虚だと、リフレッシュするはずの旅に、ストレスが溜まるのである。
今回の旅では、
-2009年式キャノンデジカメ
-稲森和夫氏の文庫本「君の思いは必ず実現できる」
-旅用ノート
-youtubeプレミア
を暇つぶし要員として準備した。
読書感想文は以下より
同僚に文庫本を貸出し、とりあえず私はノートにやりたいことリストを書いたり、デジカメで動画とったり、Youtubeのオフライン動画をみたりしていた。
出会いは突然に。謎の袋と添い寝する夜
夕方6時に出発したので、出発して少し経つと、とりあえず眠くなった。
すやすやと夢の中に向かう途中、異変に気が付く。
「ズザザザ、ザザザ」
「ドサッ、ポチャポチャ」
何かを引きずる音がする。
なんかポチャポチャ音してる。
ふと目を開けると、バスが駐車し積み荷を運んでいる。
1メートル以上あるであろう麻袋がパンパンに膨らんで、
バスのトランクにパンパンに積まれていく。
それが一つや二つの話ではない。
何十袋もあるのだ。
しばらくその作業を見て、嫌な予感が心を満たす。
「・・・・こっちに来るなよ・・・?」
もちろんその予感は的中する。
私たちのエリアにも浸食し、
後部座席に収まらなかった麻袋たちが私たちの真横にまで鎮座していく。
この出来事は、出発して5時間経った頃の出来事。
もちろん、この積み荷に関する説明は一切ない。
これも旅の醍醐味だね。とわけのわからない励ましあいをしながら、同僚と各々眠りにつく。
結局はポジティブ思考でどんな非常識も切り抜けられるはずである。
という我らのマインドであった。
南米横断でも経験したことのない、謎の麻袋との添い寝。
謎だ。しかし、スタッフは現地の言葉しか話せないので受け入れる以外の選択肢はない。
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東南アジアの田舎で立ち寄るパーキングエリア
夜中に日本で言うパーキングエリアのような場所に立ち寄る。
絶対に日本のパーキングエリアを想像してはいけない。
日本のパーキングエリアは神聖な場所だ。輝いている。
最も輝いているのはトイレだ。あんなにきれいなトイレは日本にしかないと言っても過言ではないだろう。
場所は戻ってベトナムのパーキングエリア。
注意点をいくつかお伝えしておこう。
田舎のパーキングエリアでトイレに行くときは、
・除菌できるものとトイレットペーパー
・便座に座らなくてもよい筋肉を体幹を手に入れておくこと。
・鍵が閉まらなくてもめげないこと
・前の人にどのトイレがましか聞くこと
・バスは土足厳禁でスリッパを貸し出してくれるが、極力自分の靴がすぐに履けるようにしておくこと
・出発時間は、3回聞き返すこと
・ご飯は食べすぎないこと(おなかを壊したらその先が終わります)
パーキングエリアの建物は小さいが、食堂と売店があり、プレートで出てくるご飯もお手頃だった。
無論、トイレに行くことを考えて、夕食は抜くことにした。
トイレは、他の乗客と顔を見合わせるぐらい難易度の高いトイレだった。
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同僚は夜食を食べ、バスは出発した。
おいしかったと言っていた。
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今日もお疲れ様です!