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英語の発音を鍛えたら、 英語をもっと話したくなった。

2010年10月

初めて短期留学したカナダ・バンクーバーに滞在している時、

ブラジル人と日本人で飲み会をしました。

その時に、ブラジル人たちに、

「Really?」って言ってみて。

と言われました。

その時の私たちは、lよりのR発音しかできず、
ある友人は「リアリー」から抜け出せませんでした。

めっちゃ笑われました。

恥ずかしかった。
でも、そこから私の英語発音人生に火がついたんです。

あの時、発音で失敗していなかったら、私はこんなにも発音に対して執着することはなかったと思います。

今となっては、あの時からかわれながらもLとRの発音を教えてもらえてよかった。
きっかけができました。

その頃は、そもそも英語力ゼロだった。

大学まで、英語って何ですかレベル。

帰国してから、勉強は嫌いなのでしていない。笑

けれど、もともと昔から洋楽を聴くのが好きだった。

高校生の時の私のMDプレーヤーには、
Earth, Wind and Fire の「September」がプレイリストにあった。

Maroon5
Green Day
Simple Plan
Fall out boy


意味はわからないけれど、真似して歌っていた。

カラオケに行ったら、何も気にしない友達と2人で行き、
遠慮もせずにひたすら洋楽を歌った。

そんなこんなで社会人を経て、ワーキングホリデーを3カ国経験し、たくさんの国を旅した。

発音を極めると、言われることも変わってくる

月日を重ねて、英語を話す機会をたくさんもらった後、
旅する先々で、

「Why can you speak english very well!?」

と、褒めてもらえるようになった。
大した会話はしてない。
どこから来たとか、どの観光地がオススメとか、
中学英語で答えれるような会話だが、
発音を重視した英語で答えると、皆驚いたようにそう質問してくださるのです。

ワーホリでも、

「 Your english is pretty good.」

から

「Your english is nice!」

と言ってもらえるようになった。

この違いは本当にデカイ。
Pretty good→good , nice
の違いは、本当に嬉しいんです。

レベルアップした音を聞いたような気がします。

完璧に話せるようになった訳じゃない

英語がペラペラになった。

のではなく、

会話の流れを理解し、返答する対応力を養い、会話の回数で耳や口を慣らし、
英語が話せる雰囲気を作ることが出来るようになる

話しかけられたことにビビっていた時は、

会話を飲み込み、返答するまでに時間がかかって、
発音どころではなかった。

しかし、

How are you?

と言われて、
どう答えればいいのか、

I'm fine thank you, and you?

以外の言葉はどれを使えばいいのか。

そういう小さな返答の繰り返しが、
反射的に答えることのできる結果に繋がる。

そして、解答はテストのように一つではないという事を理解すると、
いろんな言い回しを言うようになる。

発音で褒められると、とっても嬉しい。

別に絶対できなければいけないわけではないし、

英語で仕事をしたいなら、語彙力をまずつけたほうがいいこともあると思う。

ただ、もし旅をするのであれば、

発音を練習していることで、

あ、この子英語話せるんだ!話しかけやすい!

と思ってもらいやすいという事を実感した。
そして、少ない会話でも、褒めてもらえるようになり、自分の自信にも繋がった。

その後理解できなかったら、
素直にまだ勉強中で、ゆっくり言ってくださいと言えば良い。

自分からしても、海外に行って、流暢に日本語を話す外国人の人がいたら、
ホッとするし、あの人に聞こう!と思う。

自分の得意な部分を、伸ばしていこう。

そして現在

大学まで英会話力0だった自分が、英会話を教える立場になりました。

語彙力はまだまだ増やす必要がありますが、発音は「上手ですね!」と生徒の方に驚かれます。

発音を鍛えると、どんな経験ができるのか、自分が知っているからこそ、自分の授業では発音もこまめに説明します。

カナダでの一つの失敗が、私を一つ変えました。

あの時競争心のない自分に火をつけてくれたブラジル人の方々に、今は感謝しています。


終わりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

海外生活・旅に関してのエッセイはこちら

中学英語や発音等のポッドキャストもやっています:)
話すことの楽しさ、旅の楽しさが伝われば幸いです!

そのうち、発音練習にオススメの勝手に音楽紹介をしようと思います!笑

今日も良い日になりますように。


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