ブラジル4部（セリエD）の試合を観戦

こんにちは！Muuuです。今回の記事では先週日曜日にブラジル4部の試合を観戦したのでそれについて書いていきたいと思います。
サッカー大国であるブラジル。到着して約1か月が経ちますが自分が今まで見てきた試合はトップリーグの試合のみでした。そういった中で自分の心の中でふとした疑問が現れます。「1部リーグでこれだけ人気があるのであればきっとその下のリーグも同等に日本とは比べ物にならない熱い試合を見れるのではないのだろうか？」
そう感じたのでリオデジャネイロ州ノヴァイグアス市にあるジャニオモラレススタジアムに行ってきました。自分の住んでいるニテロイからは50キロ近く離れていてウーバーを使っていきました。そしてこのノヴァイグアスFCのスタジアムには驚くべき光景を沢山見ることが出来ました

１試合開始2時間前に到着、誰もいない球場周辺

日本であれば観客を集めるために試合開始数時間前から屋台（スタジアムグルメ）や様々なイベントが開催されているスタジアムは多いかなと思います。その為試合開始前から人で賑わう事があるべき光景だと思っています。
しかしブラジル4部、ノヴァイグアスＦＣでは試合開始前は殆ど誰もいませんでした。チケット売り場が営業していたのでとりあえずチケットを購入しました。40レアル、日本円にして約900円ととても安かったです。その後クラブのスタッフの方に「来るのが早すぎる。奥にレストランがあるからそこでゆっくりしなよ（笑）」と言われそちらに行くことにしました。

２クラブ持ち前のスタジアム・レストラン

試しに奥に行ってみるとノヴァイグアスFCのクラブカラーであるオレンジ色の服を着たサポーターがちらほらいました。そして自分も飲み物を注文しました。ゆっくりした後にポケットの中を見るとチケットがありませんでした。周囲を探しに試みに他の場所へ出ると「あんたがチケットを無くしたのか？」と聞かれました。その事象を伝えると注文カウンターにある事なので取りに行きました。そして取りに行くと「10レアル払ってくれ。（笑）」と店員さんに言われました。何も払わず返してくれましたが。落としたものが返ってくるなんてブラジルでは珍しいなと思いました。
そしてそれを見ていたサポーターの方が僕に声をかけてくれました。そして話していくうちに「ニテロイからわざわざこんなチームの試合に来たのか
？なんでだ？まあ今日からお前はサポーターだ。一緒にビールを飲もう！」と言われ試合開始ギリギリまで彼らとビールを飲みながら談笑をしていました。途中怪我をしている選手と話したりしました。そしてこのチームには元J3SC相模原でプレーしているヴィニシウス選手がいることが判明。少し親近感が湧きました
とてもアットホームな雰囲気だなと感じました。

３試合開始～海外特有の雰囲気～

彼らと一緒にビールを飲んだ後、いよいよ試合観戦に入ります。
しかし応援はありませんでした。頭の中は？？？でしたが一緒に飲んでいたサポーターに聞いてみると「なぜかは分からない。普段は応援しているのに」と言われました。そんな返答が帰ってきてびっくりしました。
日本だったらJFLくらいのチームであればどこかのチームにはULTRASがあってコールリーダーもいるのにそうでもなさそうでした。
他のセリエAのチームも見てきましたがコールリーダーという存在はいなさそうでした。（見えなかっただけかもしれない）
自然にチャントが流れている様なイメージが強かったと思います。
そして試合中はチャントこそ流れませんでしたがどの観客もビールやお菓子を食べながら大声で叫んだり、一喜一憂していて皆楽しそうでした。いいプレーには歓声があがりだめなプレーには「Porra！！」と叫んでいる人が多くいました。
ちなみに「Porra!」という言葉。サッカー観戦をしている時によく聞こえたので調べてみると直訳はFuck、くっそ！という意味だそうです。
この言葉がユースの試合は４部の試合でもよく使われているので驚きました。そしてそういった野次に対して他の観客が笑いを堪えているのが面白かったです。日本でそんな事していたら「変な野次を飛ばすおっさんがいる」とツイッターに晒されるでしょう（笑）
そんなこんやでブラジル４部の試合日本とは違う色々な雰囲気を感じることが出来て良かったです。

今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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