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ジャニーズ女子が羨ましいジェンダー迷子

ジャニーズのコンサートに行くと、本当にかわいらしい装いをした女子ばっかりで、華やかで眩しい。

彼女らにとっては、大好きな彼らに会える場所なので、彼女らができる最高のおしゃれをして会場に来てるわけで、キラキラしている。

可愛らしいリボンやら髪留めで、きれいにコテで巻いた髪の毛をまとめあげて、ひらひらと女の子らしいワンピースとヒールのお靴、サマンサタバサ的なバッグとうちわを忍ばせたサブバックを持って、場合によってはお友達とふたごコードなるもので揃えて。

つま先から頭のてっぺんまで、いわゆる女子要素満載。男性も、女の子がデートであんな服装をしてきてくれたら、自分を男性として意識してくれてると感じて嬉しいんだろうなぁ。

振り返ると自分は、小さいころから、全身を女の子らしい恰好に仕上げるのは抵抗があった。一度、セーラーカラーのトップに段々スカートとという、上下ラブリーな洋服を着せてもらったことがあった。自分で選んで、可愛いと思ったから買ってもらったのに、いざそれらを着て学校に行ったら、誰に何か言われたわけでもないのに勝手に気恥ずかしくて気恥ずかしくて、早く帰りたかったのを覚えてる。

単純に自意識過剰で、「いつもそんな恰好してないのに何おしゃれしてんだよ」と思われるんじゃないか?といらない思い込みもあった気がするけど、今となるとそれは持って生まれた好みの問題でもあったのだと思える。

現に、モテだの流行りだのをあまり気にしなくなり、本当に自分の着たいものを選び着られるようになった昨今の自分のファッションを見返すと、世間でいう女子と男子のファッションが混ざったスタイルが好きなんだなと改めて思った。上がライダースだったりしたら、靴はパンプスを合わせたいと思う。スニーカーを履きたいときは、ちょっとボリュームのあるロングワンピースを合わせて。どんな時もピアスは大きめのをつけて。どんな時も甘くなりすぎたくないから、カバンは絶対大きめものを持ちたい、肘にかけて持つようなガーリーなバッグは持ってない。

そしてこれは、自分の内面が反映されてるとも思う。

自分のことを、女だと意識もしたことないし、かといって、男の子より、とも思ったこともない。

恋愛対象はおそらく男性なのだけど、厳密に言うと、もしかしたら、男性の体が好きばだけで、内面は女性な人が好きなのか?と思うこともある。

ケンコバが以前、「女体は好きだけど女性は嫌い」みたいな発言をしたことがあったらしいが、ちょっと感覚はわからないでもない。男性の体に恋はするけど、古風な「男らしさ」を見せる人には、ときめくどころか面倒くさいと思ってしまう。むしろ、ちょっと中性的と言われる方々の方が、色気を感じてしまう。

この年にして、自分のこともよくわからない。そりゃ、ファッションも色々ごちゃごちゃまぜこぜ。

そんな自分のファッションは案外他から好評いただくので、むしろ良い風に転んでくれたと思っている。

でも恋愛だけはやりづらさは否めない。

来年はパートナーを見つけるんだが、どんな人になるのか、全く検討が付かない。

楽しみということにしておこう。

日々の備忘録が、少しでも誰かの何かのヒントになれば…そんな裏テーマを持ってこのブログを始めました。読んでくださってありがとうございます。