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美味しいを探すポルトの街歩きー後編

ポルトを旅行して心残りと言えば、せっかくポートワインの聖地に来たにもかかわらず、ポートワインのワイナリーに行かなかった事です。

ポートワインとは、ポルトのドウロ地区で造られる酒精強化ワインの一種です。アルコール発酵中にブランデーを添加する事で糖分がアルコールに変換されるのを中断するので、ブドウ果汁の甘みがそのまま残る甘いワインが出来上がります。

私は普段からお酒は弱いのでほぼ飲みませんが、ポートワインはデザートワインだし次回行く時は必ずいくつかのワイナリーを訪れたいと思っています。

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ドンルイス1世橋の上から見た、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)にあるポートワインのロッジ(倉庫街)群です。カレムのロッジが手前にあります。

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ドン・ルイス1世橋のたもとにあった廃墟ビルに描かれていた壁画です。かなりインパクトのある人物画でした。

ポルトの街は歩いてだいたい何処にでも行けたので沢山歩きました。もちろんお腹が減ってきたのでポルトで1921年創業の老舗カフェ、マジェスティック・カフェに行ってきました。

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店内のテーブルや椅子は室内のアールヌーヴォーの装飾とお揃いでとても素敵でした。結構混んでいてひっきりなしにお客さんが入れ替わる活気のあるカフェです。

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これはフランセジーニャというパンにハムを挟んでチーズをかけて焼き、トマトソースをかけたおしゃれなサンドウィッチです。一皿が大きいので友人とシェアしたらちゃんと切り分けて持ってきてくれました。親切です。フランスのクロックムッシュに似ていますね。美味しいです。

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この旅行中に友人が誕生日を迎えました。ささやかですがポルトガルで人気の揚げドーナツ、ボラ・デ・ベルリンでお祝いしました。ここのドーナツには中にミルキーなホイップクリームが入っていてぺろっと食べれます。

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夜ご飯は一回しか行けませんでしたが、カーザ・​アレイショでいただいたタコのマリネは見た目も美しくて、とても柔らかく凄く美味でした。

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このタコの天ぷらとタコライスのセットも日本人の方に人気のメニューです。日本のタコは歯ごたえがあり固めのイメージですが、どうしてこんなに柔らかいのでしょうね。美味くいただきました。

今回こうやって過去の旅を振り返っていますが、記事を書くにあたって検索中に悲しい事実を見つけてしまいました。マジェステックカフェとカーザ・​アレイショは多分コロナパンデミックで客足が途絶えてしまったからか、残念なことに閉店してしまったようです。今度ポルトを訪れても行けない事実がとても悲しいです。

ポルトガルだけでなく他の国々でもきっと、次回旅行に行ったらなくなっている場所があるということに気づかされました。

現実は厳しいです。楽しかったはずの旅の思い出が最後少し辛い現実に打ちのめされました。泣

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