呼吸器系の病気もちの方はいつも以上に健康に関心をもとう!
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元記事 現職の医師が書いた記事
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前回の記事 咳や痰を和らげる薬が不足している訳
今回の内容は前回の記事の「管理薬剤師アンケート」の補足として、実際に医院で働いている医師の方の記事を元にしています。
前回の記事をお読みでない方は、さらっとでもいいから読んでいただけたら幸いです↓
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不足している咳止め・痰の薬
メジコン®(デキストロメトルファン)
アスベリン®(チペピジン)
アストミン®
レスプレン®
フスコデ配合錠®
カフコデ配合錠®
コデインリン酸塩®
ジヒドロコデインリン酸塩®
麦門冬湯®
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咳止め・痰の薬が不足ている理由
①咳止めを必要とする疾患が増加しているため
これは単に季節的に、風邪や喘息、インフルエンザが流行る時期だからです。私も喘息もちで、冷たい空気を吸うと発作が起きやすいので全く他人事ではなく、いつも以上に注意しようと思います。
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②ジェネリック医薬品の不祥事問題で生産量が減っている
2020年12月に起きた福井県のジェネリックメーカー「小林化工」の不祥事事件を発端に、様々な製薬会社の品質試験で問題が発覚して行政処分が相次いぎ、信頼を失墜させてしまった。
その結果、2022年3月24日段階で、それ以前コロナ流行期以前の約85まで生産量が低下した。
ここで頭に入れておいてほしいのは、何故偶然にも、コロナが流行する時期にあわせて不祥事が見つかり、最も必要と思える時期に生産量が激減したのかです。
これはPCR検査の開発者、キャリー・マリスがコロナが流行する1年前の2019年に急に亡くなったというのにも通じます。
↓資料として
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③咳止めの薬価がそもそも低くて採算が合わない
これは根本的な「商売」としての問題です。
咳止めの代表薬である
メジコンが1錠5.7円
レスプレンが1錠5.9円
アスベリンが1錠9.8円
安価過ぎて作っても採算が合わないのだそうです。本当であれば、安く人の命を救えるのだから「むしろ助かる」ことなのですが、儲からないからあまり作らないという、嘆かわしい理由で人の命が救えない状況にあるようです。
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じゃあどうすればいいの?
前回の記事でも書きましたが、免疫力を維持すればいいと思えます。
①規則正しい生活を試みる
②毎朝日光を数分でもいいので浴びる
③適度な運動
④江戸時代のような、純和食に近い食事を出来るだけする
⑤ストレスをためない
病は気から。身体もなまっていたら病気になりやすい。
心と身体が正常であれば病気にはかかりにくい。この基本ができていればいい。これを崩すために、あれやこれやがここ数年起きているような気がしてなりません。
応援ありがとうございます(*^-^*) この応援資金で今後の活動資金に当てさせていただいて、より充実した記事の作成を頑張らせていただきたいと思います。