うずらのたまご

キャリアをあれこれ考えたりしているアラサーのOLです。

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最近の記事

渋谷ではたらく社長の告白【読書記録#14】

最近、経営者の手記を読みまくっている。 今回は、サイバーエージェント社長の藤田さんの本。 創業時代の壮絶な経験が綴られている。 社長になる人は、スキルがあるとか、社長の器があるとかではなくて、とにかく幾度とない修羅場をくぐり抜け、どんな絶望の中でも希望を見出し続け、ずっと諦めずにやり続けた人がなるべくしてなるんだということがよくわかる本だった。 上場という出来事に対しても、同じだ。 これまでは、華々しく全てが上手くいっている企業が、上場するというイメージがあった。現実はそ

    • 「リーダーシップに出会う瞬間」【読書会参加記録#02】

      こちらの本の読書会、第2回に参加してきました。 一回目の参加記録はこちら▼ 今回もまた、気付きを記録していきます。 今回の読書会対象は、利己的段階のリーダーがいる第2章この日の読書会の対象は、第2章の「視野の狭いリーダー〜利己的段階のリーダーがいる組織」。 小林課長という、どうも周りを振り回しがちで、部下に「使えないやつ」と言ってしまうような人が登場。その小林課長に対して、主人公の青木さんの感情が揺れ動き、信頼しているメンター的存在の森尾課長に相談したりする様子が描かれ

      • ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか【読書記録#13】

        最近、6歳の子どもが「男の子っぽいこれが好き」「これは女の子っぽいからいやだ」なんて発言する。 いやいや、君の好みと性別は関係がないと思いながら、あまり上手く説明できずにいて、こういうジェンダー系の話が気になっていた時にSNSで見かけて手に取った本。 いつも以上に雑感になってしまいそうだが、記録していく。 「男性らしさ」が男性を生きにくくさせるこの本の問題意識はこうだ。男の子を育てるレズビアンの母親がこれらの質問の答えを出したいと思って、書いた本なのである。 タイトルに

        • 社長失格【読書記録#12】

          DeNA 南場さんの著書「不格好経営」の中で、「この本を読んで、心が踊ったらDeNAに来い」とされていた本。どんな本なのか気になって読んだので記録していく。 よくあるベンチャーの成功記かと思えば、そうではない。この本はビルゲイツが会いたいというほど時代の風雲児的存在だったIT企業の社長が、会社を潰し、社長自身も自己破産するまでの物語である。 倒産時の負債総額は37億円。とんでもない額である。 そんなバッドエンドにも関わらず、一人のベンチャー社長が日々奮闘し、次々と起こる苦

        渋谷ではたらく社長の告白【読書記録#14】

          「リーダーシップに出会う瞬間」【読書会参加記録#01】

          ポジウィルのトレーニングの中でおすすめされた本。 もっと深めたいなと思っていたところ、著者の有冬さんご本人も参加される読書会が、あそとさん主催で開催されると見かけて参加してきました。 全7回のうちの、第一回目。気付きを記録していきます。 誰もが、自分の人生の"リーダー"であるこの日の読書会の対象は、第一章。 まずは、モデレーターの方から、第一章の概要を説明してもらいました。 「すべての人がリーダーである。リーダーシップはそこから始めたいと思っています。」と、有冬さん。

          「リーダーシップに出会う瞬間」【読書会参加記録#01】

          子どもの誇りに灯をともす――誰もが探究して学びあうクラフトマンシップの文化をつくる【読書記録#11】

          お手伝いしているNPOの仲間から紹介してもらった本。記録していく。 プロジェクト型学習(PBL)の創始者とも言える、ロン・バーガー氏の本。メインテーマは、教育だったり、学校現場、そこで働く教師だったりするけれど、この本の根底にある「クラフトマンシップ」という考え方は、仕事にも人生にも気付きを与えてくれるものだった。 美しい作品をつくり上げるための 「クラフトマンシップ」クラフトマンシップとは、という問いに対し、筆者はこう答えている。 教育の話なのに、美しい作品とは?アー

          子どもの誇りに灯をともす――誰もが探究して学びあうクラフトマンシップの文化をつくる【読書記録#11】

          マネジメント[エッセンシャル版] Part1【読書記録#10-1】

          記念すべき10冊目! おすすめしてもらって読んだ本。記録していきます。 https://www.amazon.co.jp/マネジメント-エッセンシャル版-基本と原則-ピーター・F・ドラッカー/dp/4478410232 図書館の貸し出し期間2週間の間に読みきれなかったので、まずはPart1だけ記録。もう一回借りれられたら続きを読もう。 マネージャーとは起業家であるまず、序章で、心が動いた文章。 最近、私の中でも仕事の定義が変わっている。与えられた業務を決められたルール

          マネジメント[エッセンシャル版] Part1【読書記録#10-1】

          チームが自然に生まれ変わる 「らしさ」を極めるリーダーシップ 【読書記録#09】

          2024年は30冊本を読みたいと目標を立てていて、3月末で9冊目。 結構いいペースなんじゃないだろうか。 今回手に取ったのは、コーチング文脈のリーダーシップの本。 仕事で私がリーダーシップを発揮するとしたら、カリスマ的な存在でグイグイチームを引っ張るのではなく、個々の能力を最大限に引き出して、チームメンバーにわいわいやってもらいたいと思っていて、そのヒントになればと手に取った本だ。 https://amzn.asia/d/1A68zym 人の心の中にある「認知」が人を動か

          チームが自然に生まれ変わる 「らしさ」を極めるリーダーシップ 【読書記録#09】

          サイクルベースあさひ【一橋MBA戦略ケースブックVol2・分冊版】―フラグメンティッド・インダストリー制圧から成長へ【読書記録#08】

          斜陽産業と言われている自転車業界でグングン業績を上げている株式会社あさひ(全国自転車チェーンのサイクルベースあさひを運営しているところ)が、なぜそんなに業績を伸ばしているのかが気になって手に取った本。 1時間くらいで読めたので、結論だけサクッと記録していく。 本書は、一橋のMBAのケースブックから分冊されたもの。本のスタイルも、あさひの快進撃の要因を淡々と分析していくようなスタイルで進んでいく。 MBAのケーススタディであさひが取り上げられている理由は、以下のような状況下

          サイクルベースあさひ【一橋MBA戦略ケースブックVol2・分冊版】―フラグメンティッド・インダストリー制圧から成長へ【読書記録#08】

          不格好経営 チームDeNAの挑戦【読書記録#07】

          何がきっかけだったかな?南場智子さんが経営について書いた本があると知り、「読みたい!」とすぐ手に取ったもの。印象に残ったことを記録していく。 https://www.amazon.co.jp/不格好経営-チ-ムDeNAの挑戦-南場智子/dp/4532318955 ※いつもみたいにサムネが出ないのはなぜ? 心打たれるエピソードが多く、全体的な感想をここに記すよりも、大切にしたい言葉をここに記録していきたいので、今回の読書記録は、南場さん語録になってしまうかも。 ●まえが

          不格好経営 チームDeNAの挑戦【読書記録#07】

          世界の一流は「雑談」で何を話しているのか【読書記録#05】

          本をまた1つ読んだので、記録していく。 「雑談があまりできなくて…」とこぼした時に、お勧めしてもらったもの。読みやすい文体でサラリと読めた。 雑談での自己開示が相手との距離を縮めるまず、日本人の雑談についての言及から本は始まる。著者はポーランド出身で日本でのビジネル歴も長い、ピョートル・フェリクス・グジバチ。日本と海外の雑談の違いについて、こう指摘する。 これは実感として、とてもよくわかる。「今日は暑いですね」なんて当たり障りのないやりとりが、毎日そこかしこで定型パターン

          世界の一流は「雑談」で何を話しているのか【読書記録#05】

          インスタントファミリー ~本当の家族見つけました~ 【鑑賞記録#01】

          記録するのは本だけのつもりだったけど、たまたま見た映画が良かったので、鑑賞記録もつけてみる。ネタバレしないように、とかは考えずに記録していくので ご容赦くださいm(_ _)m 見たのはこちら。 Xかどこかで見かけたのがきっかけ。里親とか養子縁組のテーマには関心があるのでぜひ見てみたいなと思って、prime videoでサクッと借りました。99円でした。 あらすじ映画のテーマは、「里親」。子どもを持つことを考えていなかった夫婦が、里親制度のことを知り、15歳の女の子(リジー

          インスタントファミリー ~本当の家族見つけました~ 【鑑賞記録#01】

          OPTION B: 逆境、レジリエンス、そして喜び【読書記録#04】

          前の投稿から1ヶ月以上空いてしまった。 今もいくつか読書中のものがあるが、一つ読み終わったので、印象に残ったことを記録していく。 読んだのは、metaの元COOのシェリル・サンドバーグの「OPTION B」。 あの「LEAN IN」の著者の本だ。 彼女はLEAN INを出版した後の2015年にパートナーと死別していて、この本ではその悲しみに対するレジリエンスについて書かれている。 と言っても、ただの自分語りではない。彼女に起きた出来事・気持ちの揺れ動きを中心に添えながら、

          OPTION B: 逆境、レジリエンス、そして喜び【読書記録#04】

          子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本【読書記録#03】

          図書館で入荷したての本として紹介されていて、手に取った本。 読むのに時間がかかってしまったけど、印象に残ったことを思い出しながら記録していく。 どうしても私たちは、子どもだった自分と目の前の子どもを混同しやすいまずこの本は、タイトルからして非常に特徴的だ。どのようにして良い親子関係を築けばいいのかをイギリスの心理療法士の方がまとめた本なのだが、普通そういった本だと、主語(対象読者)が「親である自分」になってあるものが多いと思う。しかし、この本は主語が「親の子どもである自分」

          子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本【読書記録#03】

          【ポジウィル体験記】34歳の私の人生はまだこれから!新たなスタートに立てた35日間【卒業論文】

          POSIWILL CAREERのトレーニングを受ける前も、なんとかしたいと私はもがき続けていた。でもそれは、自分の課題に自分だけで真正面から挑み続けた結果、深みにはまってしまっていただけだったかもしれないと、今は思う。 今の自分ができていないことだけを見るんじゃなくて、過去の自分ができたこと、今の自分ができていること、今の自分がこれからできること、を整理できた35日間。 ちょっと時間が立ってしまったけれど、総仕上げをここに、卒業論文として、残そうと思う。 受講を決めるまで

          【ポジウィル体験記】34歳の私の人生はまだこれから!新たなスタートに立てた35日間【卒業論文】

          high output management 人を育て 成果を最大に成るマネジメント【読書記録#02】

          「disagree and commit」という言葉を知って、それをもう少し知りたいなと思う中で見つけた本。印象に残ったことを記録していく。 マネージャーのアウトプットとはこうしてみると、マネージャーという仕事は、プレイヤーと全然違う仕事であることに気付く。 自ら産み出すというよりは、組織のアウトプットが最大化されるように指揮を振ったり様々な調整を行う役割だ。私は自分で仕事をやりがちだから、視座を高めて、常に全体を見ながら、自分でやるのが組織としてベストかどうかを考えたい。

          high output management 人を育て 成果を最大に成るマネジメント【読書記録#02】