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「リーダーシップに出会う瞬間」【読書会参加記録#03】

順番が前後してしまったけど、第3回の読書会参加記録をつけていく。

▼こちらの本の読書会です。


第3回の読書会は、「正しく」あろうとしすぎたリーダーの話

今回の読書会の対象は、第3章の「八方美人の困惑 ー他者依存段階から自己主導段階への成長プロセスー」でした。

この章のキーワードはこんな言葉たち。

・きっとそうに違いない ードラマが始まる
・いい子でいる苦しみ
・自己犠牲の排気ガス
・未知なることへの耐久性

誰からも好かれたいとどうしても思いがちな青木さんが、そんな自分に嫌気が差すようなエピソードがいくつかある章です。青木さんみたいな人や考え方って誰もが少しは内面に携えてるんじゃないのかな。

自分の脳内劇場が勝手に進んで現実を見落としがちに

読書会では、キーワードを軸に、グループで印象に残ったことなどをシェアしていきました。
まず、グループで出た話としては、「みんないいこでいたいものだよね〜」という共感。そして、「きっとそうに違いない」と自分の思い込みで脳内劇場が勝手に始まるというところも「あるある」だよね〜なんて青木さんに共感する声がいくつも出てきました。

そんな中で、本の中で青木さんが女性のメンター的存在の人に言われたセリフである「現実の捉え方が雑よ」は、言い方が絶妙だよね、という話に。現実を全くみていないわけではないけれど、自分の脳内劇場を進めることに目一杯になりすぎて、現実を直視できていないというのは、私にも身に覚えがあること。そんな時に、自分に「現実の捉え方が雑なんじゃない?」と声をかけたくなるセリフだなと思いました。

あと盛り上がったのは、「結局自己犠牲ってある意味逃げだよね」という話。誰かのためになんて、体裁よく見えるけれど、全部自分でやろうとして抱え込みすぎて結局周りに迷惑をかけてしまったすると、自己犠牲は他人にも迷惑をかけてしまう。他人軸で生きることも人生の過程で必要だけれども、そればかりで自分が振り回された状態だと他人にも迷惑かけると気付くのが、成人発達理論的には、次の自己主導段階へと遷移していくタイミングなのかもしれない。

自覚的にファクトを見に行けるか

その後、グループワークから全体に戻り、著者の有冬さん交えた全体シェアの時間に。印象に残ったことを羅列していきます。

  • 人が嫌われることに恐れる理由は、保身である。
    八方美人って周囲のことを考えていそうで、実は独りよがりなのかもしれない
    頑張っているように見えてチクチクを感じる人は、実はこのフェーズなのかも

  • 社会の中でしか人は生きられないから、人は人とともに生きようとする
    だからこそ、人との繋がりが切れることに反射的に恐れを感じるのでは
    大人になった今なら、「反射的に感じた自分の心」を見にいくことができる
    自分は何が怖いのか、どうしたら幸せなのか?そこを考えた上で八方美人を選択し続けるかどうかだ。

  • 八方美人って実は人と繋がれない。いい人でいようとすればするほど繋がれない皮肉なもの。

  • 自分の認識なんて、9割自分劇場で1割が事実。これに気づけるかどうかで人生が変わる。70%の人が気づかずに生きている、20%の人が気づいたり気づかなかったりしている。残りの少数が、ファクトにたちながら生きられている、と言われている。

  • 「未知なることへの耐久性」が、ファクトに目を向けられるかどうかの耐久性なのかもしれない

  • 心理学の言葉でいう「内的他者」を自分の中におけるかどうかは大切。これがあるから、人を思いやれる。一方で、ここにどっぷりハマりすぎると自分劇場から抜け出せなくなる。(長男長女はこうなりやすい傾向とのこと)

  • 有冬さんのエピソードで、去年と同じ仕事をするときに不安になったことがあったそう。その時は「嘘の声が聞こえている」と考えるようにしたとのこと。事実は「去年うまくいっている」から。それを2ヶ月くらいやっていたら、バリっと自分劇場が剥がれ落ちた感覚があった。

  • 他者依存段階の考え方として、「大いなるものに守られるだろう」という夢がある。だから、親に依存したり、社会に自己犠牲的に合わせたりする。本当にそのコミュニティは最後まで自分を守ってくれるのか?守ってもらえると思っていたものに守ってもらえない体験をすると、枠が外れるなんてこともある。

順番が前後してしまった&参加からかなり日が空いてしまったけれど、第3回の参加記録はこんな感じ。次の第5回の参加記録はすぐ書きたい…!!


▼これまでの参加記録はこちら。


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