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#57 原材料シリーズ 香料

こんばんは!

ここ2日ほど、原料シリーズが出来ておりませんでした。

今日は「香料」についてお話していきたいと思います。

「香料」は商品開発に欠かせない大事なものです。

これはあまり書かない方がいいのかもしれませんが、香料があればある程度どんな特徴の味も作ることが出来るといっても過言ではありません。

もちろん、果汁や色々な原材料が入っている方が美味しいものができるのは間違いないのですが、香料でその味の雰囲気は十分作ることができます。

僕は、ガリガリ君に代表される「氷菓」という種類のアイスをたくさん作ってきました。

そのため、数多くのフルーツの味を作ってきましたが、メインの処方は砂糖と酸味料・果汁・香料があれば作れます。

今回はこのとても大切な「香料」の世界をちらっとご紹介します。


香料とは?

そもそも香料って何?と思う方も多いかと思います。

定義としては、「食品に、香気を付与する添加物」とされています。

この香料を食品に使用することで、「完熟ないちご」、「取れたてのいちご」、「少し硬さが残る青いいちご」など様々ないちごを表現することができます。

僕たち商品開発者は、自分がどういう味づくりをしたいのかを決め、香料のメーカーに依頼をします。

ここがうまく伝わらないといつまでたっても、自分が表現したい味が作れないことになります。


香料の種類

香料には大きく分けると「天然香料」と「合成香料」に分けられます。

天然香料は「自然界に存在するものから成分をとり、その成分で作った香料」

合成香料は「化学合成などで創り出した香りを使って作った香料」です。

合成香料は体に悪そう・・というイメージを受けてしまったかもしれませんがそんなことはありませんのでご安心ください。


香料の難しさ

香料はある程度、味の表現が広くできるため、商品開発担当者が「どんな味を作りたいか」というのを明確に言語化できていないと、香料メーカーの担当者も理解できず、ボヤっとしたよくわからない香料が出来てしまいます。

僕自身1~2年目までは、ここに凄く苦労しました。

訓練によって表現も豊かになり、今は自分の求めているものを早いタイミングで出してもらえるようになりましたが、本当に難しいところです。


最後に

いかがでしたでしょうか?

商品開発者の裏側に少しでもご興味を持って頂けると嬉しいです。

それでは、また!



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