それでも自分を気に入るようになった

初めて一人暮らしをしてから、15年が経った。

その中で、引っ越しは10回以上、短期的に住んだところ、ホームステイ、シェアハウス、一人暮らし、同棲してたこともあったり。

そんな中で、今の家が一番気に入っている。

引っ越しは、相性もある。

人と住むことを通して、自分の中で家の綺麗さに対する意識がどのあたりなのかを学んだし、自分はどれくらいの荷物を持っていると快適なのかもだんだんわかるようになってきた。

引っ越しは毎回、断捨離の機会になるし、その度に自分の残したいものを洗練させて行っている。

でも、当たり前のように「無くてもいいもの」も存在していて、それは今の家にもある。

あと、「すぐに必要ないけど、でもあったらきっと役に立つ」と言うアイテムもある。(紙袋とか。)

でもそれらを認識して取っておくのと、「そのうち使うだろう」とため込んでおくのでは、ずいぶんと自分の気持ちが違ってるし。

持っているものを大体把握しているから、持ちすぎなくて良い。

ここに辿り着くのに、時間がかかったなと思うし、たくさんのお金も使ったな、と思う。

今でも失敗はするけど、でもその数は減ってきた。

５６７で生活が一変して、家に居るようになって、自分の時間が大幅に増えたことで、好きな服と、着たい服と、そして戦闘服がわかったから、何を自分が着たいかもわかって、無駄に買うことが大幅に減り、収納がとても楽になった。

家で過ごすから、自分が嬉しいと思うものにお金を使うようになって、今まで適当にしてやり過ごしていたところも見直し。

化粧水とか、肌が強いからなんでもいいやと思っていたけど、ちゃんと自分が良いと思うものにシフトチェンジ。

この一年で、人と会う時間、外食の時間やお買い物の時間は今までの10分の１以下まで減ってしまったけど、それでも自分の周りを整えていくことによって、自分の存在が少しずつ居心地が良くなっている。

今まで苦手だったいろんな面が、気にいるようになっている。

世間一般的な丁寧な暮らしとはまた違うけど、自分が自分に丁寧に接している。おかげで、結構気分がいい。

この暮らしを継続していけるように毎回選択していこう◎