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フランス語で「個性」は何故「ALTER」なのか?:僕のヒーローアカデミア


こっちも見てみてね。


先日、僕のヒーローアカデミア

フランス語版を購入し、届いたその日から読んでみた。

出久ぶるぶる

出典:堀越耕平、(2014)、『僕のヒーローアカデミア』、(David Le Quéré訳)、集英社

それにしても、不思議なもんだ。

内容は既に知っているはずなのに、何故こうもワクワクするのだろうか…

さて、ここでは

タイトルにもある通り、

フランス語で「個性」は何故「ALTER」なのか?

ということに関して、自分の考えを書いていこうと思います。

個性

日本語版では(まぁオリジナル版のことですが)

人々が突然手に入れた超常能力のことを「個性」という風に読んでいます。

もちろん辞書に載っているような意味でありません・・・が、個人差があるという点では類似していますね。

ALTER

英語でも、この単語が見受けられます。

alter, alternative, 

では、フランス語で「alter」に関連しているような単語を見てみましょう。

altérable : 変質(悪化)しやすい

altération : ❶(普通の状態より)悪く変わること、変質、悪化 ❷歪曲、変造、改竄 ❸(シャープ,フラットなどの)調合,変化[臨時]記号

altére, e :❶〔物が〕変質した,損なわれた ❷喉の乾いた

alter ego :分身、親友、腹心、同僚

altérer: ❶・・・を(悪い状態)に変える、変質させる、劣化させる ❷・・・を歪曲する、変造する、改竄する ❸・・・の喉を渇かせる ❹半音上げる

alternance :(規則正しい)交替、入れ替わり

などなど。「alter」だけでも派生語は沢山ありますね。

ちなみに・・・

英語で「個性(僕のヒーローアカデミアの中の)」は「QUIRK」と呼ばれています。

「運命のいたずら、癖、偶然」という意味を持っています。

ALTER

辞書を眺めているうちに何となくわかってしまいましたが、

さて

なぜ個性がフランス語では「ALTER」なのか。

これはおそらく個性そのものを表しているのではなく、

人間に個性が発言したこと自体を強調した表現なのではと私は思いました。

mutationの意味合いに近い気がします。

でも不思議です。

フランス語にも、「Individualité」や「caractéristique」の様な「個性」や「特徴」「特性」を意味する単語があるのに、

変化そのものを表す単語を翻訳に使用しているのは何故でしょうか?。

と、きっともしかしたらそんなに考え込んで解釈してるのは私だけなんじゃないかと思いつつ

今日も一大学生は考える

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