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関わる事で「わたし」から「わたしたち」へ。コルクラボ「居心地の1丁目1番地」を読みました。

濃い濃密な関係よりも、穏やかでゆるやかな繋がりを好みます。
「大人数の飲み会」「みんなで一緒に盛り上がるチーム対抗のイベント」がそこまで得意ではありませんでした。
時々どことなく「居づらさ」を感じてしまいます。「自分にとっての心地良い居場所とは何か?」そんな問いが頭の端にあります。コミュニティ「コルクラボ」の皆さんが制作された「居心地の1丁目1番地」を読んでの感想です。

100人以上の「みんな」で作る本「居心地の1丁目1番地」。

リサーチャーの菅原さんから「新・箇条書き思考」の出版記念イベントにお声掛けいただきました。イベントは自分が聞き手となり「新・箇条書き思考」を出版された菅原さんと「居心地1丁目1番地」の編集長を務めた高林さんにお話を伺う想定です。

「居心地の1丁目1番地」は「居心地のいい居場所をどのように作れるのか」をテーマにした本です。
内容としては、佐渡島さんを代表とする多くのインタビューコンテンツ、コラムやコルクラボメンバーの方のtweetやnoteが掲載されています。
「多くの方が関わっているんだなあ」と思いながら読み進めましたが、後日談を読んで驚きました。制作・広報を含めると総勢100人以上の方が関わっているそうです…!

他にもこんな特徴が…!

・総勢100人くらいが本の制作・広報に関わっている
・ライター、編集、デザイナー、みんな無償で作っている
・クラウンドファンディングで200万円以上を支援してもらった
・本が完成する前に735冊を届けられる状態になった
引用:コミュニティのメンバー総勢100人で本を作る方法

自分は本の制作に詳しい訳ではないのですが、やり方がかなり違う事だけは分かります(笑)
制作の主体はコミュニティコルクラボのメンバーの方で、資金はクラウドファンディングで支援されています。

誰かといたいのに、一人になりたい人へ。

「居心地の一丁目一番地」のクラウドファンディング募集ページに書かれているメッセージに個人的に胸打たれました。

誰かといたいのに、一人になりたい人へ。
想定読者へのメッセージだと思いますが、まさに自分の事じゃないか、、と。他にも、下記の文章が掲載されています。

・やりたくないことも誰かのためにやっていたり、無意識に頑張ってしまう
・一緒に何かをしていても、誰とも繋がっていないと感じる
・誰かと居たいのに、一人になりたいと思ってしまう

自分がどことなく日常で過ごす中で感じていた引っ掛かりを言語化してもらった気がしました。
自分と同じ事を感じていた人が世の中にいたのか、、と思いました。1人になりたいけど、構って欲しい。居場所は欲しいけど、固定したくない。そんな両極端な気持ちを持つ自分にスッと入ってきました。

会社、家族、地域、趣味などの多くの方は複数のコミュニティに所属していると思います。所属しているコミュニティが居心地のいい居場所になるためには何が必要なんでしょうか。

関わる事で「わたし」が「わたしたち」になっていく

1つの方法は「関わる事」なのかもしれません。
自分からその所属しているコミュニティの取り組みに対して、少しでもいいので出来る範囲で関わって行く。

関わると、必然的に他者とのやり取りが必要になります。
「わたし」の取り組みが「わたしたち」になっていくイメージです。
「居心地のいい居場所を作るには?」がテーマの本「居心地の1丁目1番地」の制作プロセスに多くの人が「関わった事」は必然だったのかもしれません。

100人以上が「関わった」本の編集長はさぞかし大変だったんじゃないでしょうか…!
ぜひともイベント当日は編集長の高林さんに本の制作過程や裏側をお聞きしてみたいです。これだけ大人数に関わるプロジェクトを本業がありつつどうやって進行したのか気になります…!

企業内で働く広報の方も社内の人間とやり取りをするケースが多いと思います。多くの方を巻き込みながら関わってもらうためにどうすればいいのか?そんなヒントが伺えればと思っています。

▼「新・箇条書き」出版記念イベントに出させてもらいます。もしよろしければ、お越しいただけると嬉しいです。

【『新・箇条書き思考』刊行記念】
ビジネス書著者×ウェブ編集者×インハウスエディター座談会
2020/12/21 (月) 19:00~20:30 @青山ブックセンター本店内・大教室
※オンライン配信の予定は今のところありません。

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