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HSS型HSP×INTJ-Tが実践しているライブや舞台に行く際のルーティン

HSP×INTJである私は大きい音や強い照明、人の多い場所を好まず、マナーを守らない観客に苛立ち、自分のタイミングで思うように動けないことが相当ストレスになる。
しかし、HSS型かつ音楽や芝居が好きな私は、ライブやミュージカル、舞台に頻繁に足を運ぶ。コロナ禍以降は推し活も加わり、多くて月に4回程度現場に足を運んでいる

やはり自分の気質に合わない場所であることは間違いない。苛立つことも多かったし、体調不良が重なることも多く更にストレスが増える。

だが、ここ1年ほどで自身が参加する際のルーティンが出来た
これを実践するようになってからかなり精神的に安定し、帰宅後の疲労感もかなり減った
そんな私なりの工夫を紹介したい。

同行者の固定

これまではXで繋がった趣味仲間と参加することが多く、開演前の過ごし方やグッズ等価値観の違いから来るストレスも正直あった。しかし、コロナ禍を境にフォロワーさんと現場に行く機会が無くなった。

両親

現在舞台やミュージカルの殆どと音楽フェスに関しては、1人で行く際を除くと両親と参加することが多い。
元々ロックが好きな両親は2017年頃からロックフェスやイベントに私とともに参加していた。現在は私が声を掛けずとも両親2人でライブハウスに足を運ぶほどだ。
2022年に行われた「ロッキー・ホラー・ショー」というミュージカルに誘ってみたところ、両親ともに舞台を大層気に入った。
それ以降は気になっている舞台などがあると両親にも声を掛けるようにしている。

両親と行くメリットは大きい。
・車で会場に向かえる
道中の精神的・身体的負担が圧倒的に減る。体調が悪い時はギリギリまで楽な姿勢で過ごせる。
・常備薬を切らしても予備がある
母と私は体質が似ているため、同じようなタイミングで同じような体調不良を起こす。そのため常備薬も同じである。私が切らして母から貰う時もあれば逆もある。
・私の体質を理解してくれている
正直これが1番大きい。両親はライブなどは最後まで観たい派なので、その際は私だけ先に会場を抜けることもあるが、そのように動けるのも私のことを理解してくれているからであろう。勝手が許されるのも家族ならではだ。
終演後はそのまま実家に泊めてもらえるのも疲労感が最小限で済む理由かもしれない。

オタク仲間Aちゃん

コロナ禍直前の2020年1月、「ラブライブ!フェス」の展示ブース列で私の前に並んでいた彼女。偶然にも、推しが同じ・年齢が同じ・現住県が同じ・出身地が近い・ラブライブ!以外の共通の推しがいる……という奇跡的な巡り合わせだった。

学生時代好きだったアーティストのコンサートに誘ってくれたり誘ったり、ただ語るためだけに集まったりと定期的に交流がある。
彼女との交流が上手く続いているのは、Xでは殆ど交流がないからだと思っている。何かあれば直接LINEをするので勝手にツイートを深読みすることもない。
また、彼女も色々な経験をしており、私の体調についてもある程度理解してくれている。体調が悪い際の多少の我が儘を快く、むしろ察して提案してくれたりする。完全に気が合う!というわけではないので理解できない部分もあるが、彼女の優しさや気遣いに支えられ、ともに現場に行くことが苦ではなくなっている。
彼女も恐らく1人が好きなので、公演当日は終日一緒にいて推し活したい!というタイプではないところも、会場には余裕を持って入りたいところも、私が彼女に合わせやすい理由である。

結局1人が楽

同行者が固定になっただけで、現場の約半分は1人で参加している。
なんだかんだで楽なのは事実。

持ち物

軽食

・inゼリー
・SOYJOY
・1本満足バープロテイン
・赤飯
(コンビニのおにぎり)
・キレートレモンクエン酸2700ゼリー(フェスや屋外など疲労度が高い場合)

開演前に赤飯を、終演後にプロテインバーを食べる。赤飯だけで足りない場合はプロテインバーも食べ、終演後にSOYJOYを食べる。inゼリーは固形物が食べられないほど疲れている時のための保険である。疲労度が高い場合はinゼリーの代わりにキレートレモンを摂取する。

耳栓(イヤープラグ)

あるとないとでは全然違う。音量を軽減してくれるため、直接爆音が耳に届くことがない。耳栓をするようになって以降、耳鳴りや目眩、頭痛はかなり減った。

サングラス

眩しい照明やチカチカするような演出は相当負担になり、私の場合は目眩がしたり目の奥が重くなったりすることも多かった。そのため、どんな演出かは分からなくても必ず開演前にはサングラスを掛ける。

常備薬

持ち歩くのは当然だが、必ずポケットに酔い止め(気圧対策)、鎮痛剤抗不安薬を入れている。水筒も必ず持参し、周囲の迷惑にならず取り出せるような位置にセットしておく。ポケットにあるだけで安心材料になる。


開演までの過ごし方

①物販列に並びながら軽食と服薬を済ませる

決してマナーが良いとは言えないので勧めないが、大抵は飲食可能スペースに物販列があるので時短のためにここで済ませる。

②トイレと座席の確認

物販購入し軽食と服薬を済ませた後、必ずトイレに行く。そして上着や荷物を置きがてら座席を確認する。
これもマナーが良いとは言えないが、すぐに自席が分かるので時間がある時は大抵やる。これも安心するための1つである。開演前にテンパりたくない。

③5分前には着席

狭い座席の前を何度も通るととても気を遣うので、荷物を置いたら座らずにロビーに出る。ギリギリに再びトイレに行き(これも安心するため)遅くとも5分前には着席する。周囲に気を遣う性分なため、鞄の位置や常備薬の最終確認、水筒を取り出しやすい位置などを全て確認する。3分前後でセッティング完了なので、残り2分はソワソワを落ち着かせながら楽しみに開演を待つ。

このルーティンは両親やAちゃん、他の知人と行くことがあったとしても崩さない。

終演後の動き

とにかく早く会場を出る!

ライブの場合はアンコールが終わり次第(アンコール曲によってはアンコール開始直後)会場を出る。最後の挨拶の言葉を聞きながら帰る。
フェスの場合はあらかじめこのアーティストを見たら帰ると決め、最後の曲まで聞かずに帰る。
舞台・ミュージカルは幕が下りると同時に帰る支度を始める。カーテンコールの時にはすぐに劇場を出られる状態にしておく。

どれも演者にはとても失礼なことは百も承知だが、人混みに揉まれたり帰宅が遅くなって自律神経を乱したくない。自分の体調を守るために、と開き直ることにしている。


どれも文字にすると失礼なことばかりだなと思ったが、何事も開き直りが肝心である。勿論、会場や公演によってルールは異なるのでルールに合わせた動きに変更する。そのため必ずこのルーティンが守られているわけではないが、ルールの範囲内でこのルーティンを実践するとかなり身体的にも精神的にも安心できる。

引き続き、自分に無理のないように趣味ごとを楽しんでいきたい。


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