サンタさんへ こいつはあずかった

こんにちは。松野映です。
なんとかクリスマスに間に合いました…

サンタクロースに仕えるエルフを誘拐しちゃう少年のお話を脚本形式で書きました。
実在しない人物を思い描くのが苦手なので、大好きな役者さんたちに頭の中で演じていただきました。

■あらすじ

＊オチまで書いてます
　小学3年生の蒼井天嵩てんたは、自分の言葉足らずな物言いで周りの人と対立することが多く悩んでいた。ある日、サンタ宛の手紙を盗み出そうとしていた3人組のエルフ（マッシ・コテッシ・ダンディ）を発見し、興味本位から彼らを攫って自分の家に持ち帰り、ハムスターゲージの中に監禁してしまう。そこで天嵩は彼らから、エルフは子どもの行動を観察し、サンタクロースからのプレゼントを受け取れる"良い子"か、受け取れない"悪い子"かを判別する仕事をしていることを聞く。
　エルフの力を悪用し、自分の気に入らない人物に悪戯したりして遊んでいた天嵩だが、彼らと関わるうち、打ち解けて自分の悩みを吐露する。またマッシたちも、自分たちがクリスマスを運営するエルフの組織"1225本部"から指名手配されていること、それは「良い子・悪い子の区別なく、全ての子どもにクリスマスプレゼントを配る」という彼らの計画のためであり、そのためには天嵩の協力が必要であること、そして実は天嵩は"悪い子"としてランク付けされており、クリスマスプレゼントの配布対象から外されていることを聞く。
　そんな折、自分の仕掛けた悪戯のせいで兄の蒼井祐徠が事故に遭ったという知らせが入る。自分を責めて家を飛び出した天嵩はショッピングモールのベンチで1人途方に暮れる。そこへ駆けつけた家族に、人のことを思いやったつもりがいつも裏目に出ること、そんな自分に対する自己否定の気持ちがあることを打ち明ける。家族は改めて互いの絆を確かめ合い、今後は皆で協力して天嵩の悩みに向き合うことを約束する。
　指名手配されていたマッシ・コテッシ・ダンディを追跡していたおまわり班（警察のような役割）エルフのアジュとハルカは、天嵩と家族の心が通じ合う様子を間近で見る。マッシの「"悪い子"でもプレゼントをもらうべき」とする考えはエルフの重役たちの前で審議にかけられ、アジュの強い説得と、最後には天嵩、そしてサンタクロースの意見が後押しとなって「"良い子"になろうとする向上心さえあれば、例え今は"悪い子"でもプレゼントをもらうべき」との評決が下る。
　クリスマスの朝、天嵩の枕元にはサンタクロースからのクリスマスプレゼントが置いてあった。

■登場人物表

＊本作品の登場人物として挙げている俳優の皆様は執筆者の頭の中で演じていただいているだけで実際の俳優の皆様とは一切関係ございません。

▼登場人物・・・演じてほしいキャスト様
（蒼井家）
蒼井 天嵩（小学3年生）　主人公　・・・　番家ばんか 天嵩てんたくん
蒼井 優　天嵩の母　・・・　蒼井 優 さん
蒼井 正人　天嵩の父　・・・　和田 正人 さん
蒼井 妃璃愛（4）　・・・　北平 妃璃愛ゆりあ ちゃん
蒼井 祐徠（中学2年生）　・・・　佐野 祐徠ゆうら さん
（エルフ）
マッシ　・・・　松重 豊 さん
コテッシ　・・・　小手 伸也 さん
ダンディ　・・・　ダンディ坂野 さん
アジアⅡ支部長　・・・　吉田 羊 さん
アジュ　アジアⅡ担当おまわり班エルフ　・・・　蒔田 彩珠 さん
ハルカ　アジアⅡ担当おまわり班エルフ　・・・　福原 遥 さん
1225本部勤務エルフ A〜E、ほか20名程度
（法廷のシーン）
裁判長　・・・　近藤 正臣 さん
ミッチー　裁判員エルフ　・・・　及川 光博 さん
ハギー　裁判員エルフ　・・・　萩原 聖人 さん
ネノリ　サンタの遣いのエルフ　・・・　永野 宗典 さん
傍聴席のエルフ 200名程度
（小学校）
渡辺 江里子　天嵩のクラスの担任教諭　・・・　渡辺 江里子 さん（阿佐ヶ谷姉妹）
木村 美穂　天嵩のクラスの副担任　・・・　木村 美穂 さん（阿佐ヶ谷姉妹）
小川 翔真（8）　ピアニカが苦手な天嵩の同級生
新木 蓮（8）　Youtuberごっこが好きな天嵩の同級生
3年2組の児童 20名程度
（サッカースクール）
平井 紬つむぎ（12）　サッカースクールの先輩
真田 湊みなと（9）　サッカースクールのチームメイト
岡村 健太（8）　サッカースクールの相手チームメンバー
小学1年生〜小学6年生のサッカースクール生 30名程度
試合応援の保護者・コーチ・審判ほか 30名程度
（中学校）
守永 伊吹　祐徠の塾友　・・・　守永 伊吹 さん
2-Bの生徒 20名程度
（ポストに手紙を投函する親子）
母親A（35）
少女A（4）
（キューロランド）
キューロランド警備員 2名

■第1話から読む

それでは、どうぞ！（全7話）