東大学内サイトまとめ

皆さんこんにちは、理科一類のユウと申します。

この記事では、主に新入生に向けて、東京大学の学内サイトや有志によって運営されている東大生のためのサイトの使い方などを紹介します。


UTAS

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正式名称をUTokyo Academic affairs Systemと言います(正式名称知っている東大生0人説)。

ログインにはUTokyo Accountが必要です。

UTASの用途は大きく分けて6つあります。

1. 履修登録

「履修」のタブから履修登録をすることができます。

履修登録期間中に登録を行わなければ、その授業を履修することができません。

Sセメスターの履修登録期間は、例年第3回の授業が行われる週あたりです。今年度の正確な日付は配布資料などに記載されていると思うので、確認してください。

2. 抽選登録

1Sに開講される科目のうち、英語中級初年次ゼミナールについては抽選が行われます。

自分のクラスの曜限に開講される授業の中から、シラバスや逆評定などを参考に履修したいものを選び、第一希望、第二希望…というように登録します。

登録を忘れた場合は、枠が余っている先生、つまり鬼や大鬼といった人気がない先生の授業に入れられるという話を聞いたことがあります。忘れずに登録するようにしましょう。

3. 成績閲覧

1Sの成績が出るのは9月頃なので、当分はこの機能を使うことはないと思います。

4. シラバス閲覧

「シラバス」のタブからシラバスを検索して閲覧することができます。

授業内容はもちろん、初回授業の日程や教科書、オンライン授業URLなど重要な情報が記載されているので、必修と興味のある科目のシラバスは必ず確認した方がいいです。

また、「お気に入り」に登録すると、その授業がITC-LMSにも表示されるようになります。

5. 授業スケジュール確認

「休講・スケジュール」のタブから確認することができます。

平日でも補講日で授業がなかったり、祝日でも授業があったりすることがあるので、学期始めに確認してスケジュール帳などにメモしておくといいと思います。

6. 大学からのお知らせの確認

「掲示」のタブから確認することができます。

お知らせの多くはイベントの紹介などそれほど重要なものではないですが、たまに試験関連や補助金関連などの重要な情報もあるので、定期的に確認しておくといいでしょう。



ITC-LMS

正式名称は、Information Technology Center - Learning Management Systemです(これも知ってる東大生0人説)。

ログインにはUTokyo Accountが必要です。

UTASは履修登録やシラバス閲覧などセメスター開始前に頻繁に使うのに対して、ITC-LMSはセメスター中に使います(ほとんどの東大生はセメスター期間中はずっとブラウザでITC-LMSを開いています。知らんけど)。


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これは、私のA1タームのITC-LMSの画面です。

このように、ホーム画面には時間割が表示されています。履修した科目は自動的に表示されますが、UTASでお気に入り登録することによって、履修登録する前からITC-LMS上にその授業を表示させることができます。

授業名をクリックすると、その授業のページに飛ぶことができ、そこで先生がアップロードした教材をダウンロードしたり、課題を提出したりすることができます。

ちなみに、ITC-LMSの更新情報をLINEかメールで通知してくれるシステムがあります。しかし、通知が一日遅れとかで使い物にならず、通知をストップした記憶があります。

ただ、授業によってはお知らせを頻繁に確認する必要があるので、必要に応じて利用しましょう。



東京大学 大学院総合文化研究科・教養学部ホームページ

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東京大学教養学部のホームページです。誰でもアクセスできるので、UTASやITC-LMSのようにログインする必要はありません。

前期課程(1・2年生)用のページには、履修、授業日程、試験などの重要な情報が大量に載っています。

このページの情報を見ておけば、大事な情報を見逃すことはないと思います。

ブックマークに保存しておいて、定期的に確認することをお勧めします。



GACoS

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1年の必修のALESS/ALESAや初年次ゼミナールなどの授業では、先行研究を調べるために論文や資料を読み漁ることになります。

そのような学術情報を探すときは、ジャーナルなどに掲載された情報がまとめられている「データベース」を利用します。有名所はGoogle Scholarなどです。

ただ、データベースにも相当な数があり、データベースごとにまとめている資料のタイプや分野が異なります。そこで、データベースをまとめて、目的に適したデータベースを見つけやすくしたサイトがこのGACoSです。

ページ内に、

GACoS(ガコス)はインターネットで文献などの学術情報を探すためのゲートウェイです。

と書いてあるのですが、まさに学術情報を探すスタートとなるようなサイトです。


また、東京大学は電子ジャーナルの出版社などと契約しているので、学生は有料の情報にもアクセスすることができます。

東京大学のライセンスを通して検索するには、GACoSのページの右側にあるSSL-VPN GatewayというところからUTokyo Accountでログインする必要があります。



TREE

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GACoSはデータベースをまとめたサイトであると上で書きましたが、このTREEは東大生向けのデータベースです。

検索欄にキーワードを入れて検索するだけで、関連した論文を探すことができるので、ざっくりと論文を検索するのに便利です。

TREEの詳細はこのページにまとめられているので参考にしてください。

TREEの検索結果に表示されるものの中には有料のものもあり、それらはTREEからでは閲覧することができません。有料の論文を閲覧したいときは、GACoSのSSL-VPN Gatewayから学外アクセスをする必要があります。

少しややこしいのですが、GACoSのSSL-VPN Gatewayから学外アクセスをすると、今度はE-journal & E-book Portalという別のデータベースサイトに飛びます。なので、次にE-journal & E-book Portalの説明をします。



E-journal & E-book Portal

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E-journal & E-book Portalも東大生用のデータベースの一つです。

TREEのところで書いたように、GACoSのSSL-VPN Gatewayから学外アクセスをした状態で論文を探すときは、このサイトを使うことになります(学外アクセスしていなくても、このサイトを使うことはできる)。

E-journal & E-book Portalでは、TREEのように個別の論文をキーワードから検索することができないので、ざっくり論文を探すという使い方はできません。

私は、TREEで検索したが有料で閲覧できなかった場合に、その論文をE-journal & E-book Portalで検索して閲覧するという使い方をすることが多いです。

有料の論文が載っているジャーナルをこのサイト経由で検索すると、東大が購読している有料の論文も閲覧することができます。



東京大学OPAC

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東京大学OPACは、東京大学が所蔵している紙の本や雑誌を検索できるサイトです。

書名を入力して検索すると、その本がどのキャンパスのどの図書館に所蔵されているかを調べることができます。

また、UTokyo AccountでMy OPACにログインすると、貸出中の本を予約したり、他キャンパスの図書館にある本を取り寄せたりすることもできます。



UTES

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UTESは、進振りの基本平均点や指定平均点を計算してくれるサイトです。

他にも、志望学科を登録すると志望者内での順位を確認できたり、前期課程修了に必要な残り単位数を確認できたりと、便利な機能が数多く搭載されています。

2月現在、私の学年で864人もの人がこのサイトを利用しているので、利用者の平均点などのデータはかなり信憑性があります。



UTaisaku-Web

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UTaisaku-Webは、前期教養の授業のシケプリを閲覧することができるサイトです。

誰でもシケプリを投稿できるということもあり、シケプリの質は玉石混交と言った感じですが、たまに有能なものも見つかります。



UT-BASE

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UT-BASEは、サークルやゼミ、進振りなどの情報を集約しているサイトです。

UT-BASEは2020年3月にスタートした新しいメディアですが、今ではほとんどの東大生が知っているレベルにまで急成長しました。

私自身、UT-BASE主催の合同新歓に参加させていただいたり、進振り情報を閲覧したりと、頻繁に利用させてもらっています。



まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事ですべての学内サイトが網羅できたわけではありませんが、主要なサイトはカバーできたと思います。

学内サイトを使いこなして、快適な東大ライフをお過ごしください。


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